チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。4年目。

アイアン・ソルジャー

クローディア・メイヤー監督作「アイアン・ソルジャー」("Fort Bliss" : 2014)[DVD]

米国陸軍に衛生兵として所属する女が、派遣先のアフガニスタンから帰国した後、心を閉ざす幼い息子との関係を修復する為に苦慮する様を描くドラマ作品。

 

米国陸軍に衛生兵として所属するマギー・スワン軍曹は、アフガニスタンにおける15ヶ月の派遣期間を無事終了し、テキサス州フォート・ブリス陸軍基地に帰還する。一緒に帰還した兵士達と出迎えに集まった家族が再会を喜ぶ中、マギーは不動産屋を営む元夫リチャードに預けておいた五歳の息子ポールが来ていない事に動揺する。そこへリチャードがやってきて、ポールが自らの意志で来るのを拒んだ事を明かす。マギーはリチャードが婚約者アルマと暮らす家までポールを迎えに行く。ポールはアルマを母親の様に慕う一方で、マギーを他人の様に拒絶する。ポールの親権を有するマギーは、アルマと離れるのを泣いて拒むポールを、仮住まいのモーテルへ強引に連れ帰る。マギーはポールの歓心を買おうと苦慮する。

翌日、マギーは再びリチャードの家を訪ね、ポールが懐かない事を責める。リチャードはポールの年齢で15ヶ月は長いのだと説くと、マギーが派遣された当時、ポールが食事や寝るのを拒否し、その内にマギーを探して夢遊病まで患った事、それをアルマが救ってくれたおかげで、ポールは再び明るい子に戻った事を明かす。リチャードはしばらくポールを預かる事を提案するが、マギーはそれを拒む。その後もポールは携帯ゲームに熱中する。マギーは父親に帰国を報せる。同じく軍人だった父親は、マギーの心情に理解を示す。

翌朝、マギーは気を取り直して、ポールに一から関係を始める事を提案する。マギーはポールを連れて新居に引っ越す。マギーは同僚のマルコムと会い、事故死した軍曹の代任として転属する事を報せると共に、帰国を待ち詫ていたのに、いざ帰ると何をして過ごせば良いのか分からないと苦悩を漏らす。マルコムはそれに同意する。

マギーは夜明け前にポールをシッターに預け、基地内勤務に復帰する。ガーヴァー大尉は有能なマギーの再入隊を歓迎すると、同じく子供を持つ親としてマギーの境遇に理解を示し、後任が決まるまで、九ヶ月後に派遣する小隊をリーダーとして率いる事を命じる。マギーは小隊への挨拶に臨み、有言実行で九ヶ月間の訓練に精励する様に命じる。その一方で、ポールは相変わらずマギーに懐かず、食事への不満を露わにする。苛立ちを募らせたマギーはポールを厳しく叱りつける。その夜、ポールは夢遊病に陥り、屋外へ出ようとする。マギーはそれを止め、ポールを抱き締める。

マギーはポールを連れて買い物に行った帰り道で、車がエンストを来した為、メキシコ出身のルイスが営む修理工場で修理を依頼する。マギーは修理が終わるまでの間、ルイスの所有するバイクを借り、ポールをドライブへ連れ出す。その夜、アルマがポールの私物を届けにやってくる。アルマはポールの夢遊病について心配すると、ポールと離れて寂しいと訴える。

マギーはリーダーとして小隊の模範となり訓練を主導する。マギーはポールを職場へ連れて行き、トラックに乗せたり、道具を紹介する。ポールはそれらを喜び、次第に心を開いていく。程なく、マギーはルイスの元へ車を取りに行く。ルイスはバイクの返礼としてマギーを食事に誘う。その夜、マギーはポールを連れて、ルイスとのレストランでの食事に応じる。その後、マギーはルイスと意気投合し、セックスするが、その最中に戦地での出来事が脳裏に浮かび、ルイスを拒む。ルイスはマギーの心情を慮り、自らもメキシコの故郷に父と弟を残してきており、心が引き裂かれたままだと吐露する。

程なく、ポールはマギーを名前では無く、ママと呼ぶようになる。マギーは早朝にポールをシッターに預けて、基地に出勤する日を続ける。ある日、ポールはガーヴァーに呼び出される。ガーヴァーは60日以内にアフガニスタンへの派遣が決まった事を明かす。マギーは後任が決まるまでの代任のはずだと訴え、困惑を露わにする。ガーヴァーは命令は命令だと説き伏せる。マギーはその足でルイスの店を訪ねると、憂さを晴らす様にルイスの体を求め、セックスする。

苦悩を募らせたマギーは、マルコムに相談する。マルコムは二年間の韓国の基地勤務への転属申請を勧める。マギーは二年もポールと離れる事を嫌うが、マルコムは死ぬよりマシだと諭す。マギーは途方に暮れた末に、リチャードに会い、事情を伝える。リチャードは派遣を断る様に促すが、マギーは軍人が天職であり、またポールの健康保健などに要する費用がリチャードの稼ぎでは足りないのだと訴える。リチャードは憤慨し、置き去りにされるポールへの影響と、いつ訃報が来るか知れずに心配する者の気持ちを考えないマギーを詰る。マギーは国家を優先するのが自分の選択だと主張する。リチャードは次は親権を奪い取る意向を示す。

マギーはポールに派遣を打ち明け、大切な仕事なのだと理解を求める。ポールは九ヶ月から一年に及ぶ期間が長過ぎると寂しがる。その夜、マギーは寝入っている内にポールが夢遊病でいなくなった事に気付き、必死で近隣を探し回った末に、茂みで眠っているポールを発見する。それを受け、マギーは直ちにマルコムの元を訪ね、家族も帯同できる事になっている韓国への派遣の参加申請手続きを依頼する。翌日、マギーはガーヴァーに呼び出される。ガーヴァーは任地変更が裏切り行為であり、家族がいるのはマギーだけでは無く、皆国家を優先しているのだと厳しく咎める。

マギーはルイスにこれまで話せなかった、戦地でのある任務中に起きた出来事を打ち明ける。所属する小隊が集落で検問を行っていた時、不調を来したマギーは分隊長のドノヴァンから休む様に命じられ、交代した。間もなく、現地の男が運転する不審な車両がやってきた。小隊が検査を行っている最中に男は自爆し、マギーの目の前でドノヴァンを含む三人が消し飛んだ。実はその少し前に、マギーは僚友でもあったドノヴァンから強引に体を求められ、マギーは必死で抵抗してドノヴァンを押し退けたが、二人の信頼関係は断絶していた。マギーは交代させたドノヴァンの行為が償いだったのだと述懐する。マギーは戦地にこそ自分の人生があり、戻らない方がポールの為では無いかと時々考える事を明かす。ルイスはそれを否定し、自らに母親がいなかった事を明かすと、そんな思いをポールにさせるべきでは無いと諭す。

マギーの任地変更の申請が受理され、決定は上官の判断次第となる。出発を三週間後に控え、マギーは後任に威圧的ながらも戦地での実務経験があるブッチャー軍曹を指名する意向をガーヴァーに伝える。ガーヴァーは翻意を促すが、マギーは親権を夫に奪われる事を明かし、理解を求める。ガーヴァーは自らもまた親権を妻に奪われた事を明かし、最終決定を上層部に委ねる。マギーはガーヴァーの推薦を要請し、ガーヴァーはそれに応じる意向を示す。その後、マギーは転属を聞きつけた部下から、見捨てるのだと詰られ、またブッチャーはリーダーの器では無いと伝えられる。

韓国派遣の報せを受けるや否や、リチャードはマギーの元へ押しかけ、ポールを言葉も通じない国へ連れて行き、一人ぼっちにさせる事、また自分をポールに会えなくさせる事を強く非難する。マギーは、母親は子供と一緒にいるべきだと言ったのがリチャード自身だと反論する。リチャードは弁護士を立て、親権を奪い取る意向を示す。

マギーは訓練中のブッチャーの言動に異変を見出し、リーダーの素質を疑い始める。その夜、ブッチャーからマギーに無言電話が入る。マギーはブッチャーの自宅を訪ねる。ブッチャーは妻に出て行かれ、家具を全て奪われた事を明かすと、銃を構えて妻への殺意を露わにする。マギーは銃を取り上げると、電話した理由を尋ねる。ブッチャーは間違い電話だと答える。ブッチャーの真意を悟ったマギーは、自らがアフガニスタンに赴く事を決意し、ガーヴァーにそれを伝える。

出発を目前に控え、マギーはルイスの元へ別れの挨拶に訪れ、キスをする。出発前夜、マギーはポールにテキサスとアフガニスタンそれぞれの時刻に合わせた腕時計を贈る。夜明け前、マギーに呼ばれてリチャードとアルマがやってくる。リチャードはマギーの意を汲み、親権についてはマギーが戻ってから話し合う意向を示す。マギーは戦地で死なないとポールに約束する。マギーはリチャードがプレゼントの自転車でポールの気を逸している内に、敢えて別れを告げずに迎えのタクシーに乗ろうとする。ポールはそれに気付いてマギーを呼ぶ。マギーは感極まってポールを強く抱きしめ、出発する。

戦地で任務に就いたマギーは、テキサス時間に合わせた時計を見てポールに思いを馳せる。

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