チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

バッドガイズ!!

ジョン・マイケル・マクドナー監督作「バッドガイズ!!」("War on Everyone" : 2016)[DVD]

悪党警官コンビが犯罪グループの強盗計画を察知し、大金の横取りを企てるも、思いも寄らぬ展開に巻き込まれていく様を描くブラック・コメディ作品。

 

アルバカーキ警察署の刑事モンローとボラーニョは、互いに全幅の信頼を寄せ合う悪党コンビ。モンローは激情家なな反面、心に闇を抱え、殺風景な邸宅で孤独に暮らしている。一方、博識のボラーニョはそんなモンローの唯一の理解者であり、妻ドロレスと二人の息子と共に賑やかに暮らしている。モンローの同僚への暴行により、停職を命じられていた二人は、警部補スタントンに復帰を認められる。スタントンは何かと悪い噂がつきまとう二人に対し、次に問題を起こせば一発でクビにすると警告する。

モンローとボラーニョはならず者のウェブ兄弟が、二ヶ月前に脱獄したジミーと更にもう一人の男と悪事を企てている情報を掴み、捜査に乗り出す。二人はかつてジミーとつるんでいた強盗犯レジーを見つけ出し、ジミー達の企みについて問い質す。レジーはジミー達が強盗を計画している事、ジミーの女ジャッキーが元ダンサーであり、クラブで働いている事、もう一人の男はドライバー役のレイナードだという事を明かす。二人は競馬場の調教師バードウェルが営むクラブを訪ね、バードウェルからジャッキーの居場所を聞き出す。その夜、二人はジャッキーの家に押し入り、そこでジミーを発見し、取り押さえる。二人はジミーに街に戻った理由を問い質すが、ジミーは口を噤む。バードウェルは競馬場の現金強盗計画を首謀するイギリス人実業家マンガン卿に、刑事が店に来た事を報せる。マンガンはそれを偶然と見做して、計画を続行する意向を示す。モンローはジャッキーにアプローチし、肉体関係を持つ。

モンローとボラーニョはレイナードの家の前で張り込む。その最中、女が悲鳴を上げる。二人は家の中に押し入り、今まさに妻に刺殺されたレイナードを目の当たりにする。その時、レイナードの息子ダニーが逃げ出す。妻は延々と泣き続ける為、二人は殺害の動機も強盗の計画についても聞き出せぬまま、捜査チームに処遇を委ねる。二人はレジーに会い、レイナードが死んだ事を伝える。

モンローはジャッキーと外出した際に、母がアル中で早死し、父には会った事すら無い事を打ち明ける。ジャッキーは父が自殺した事を明かす。レジーはボラーニョに連絡し、モスクで何かが起きる事を示唆して欺くと、自らがレイナードに代わるドライバーとして強盗計画に加わる。モンローは行方不明のダニーの捜索を一人で続ける。

モンローとボラーニョは、レジーの情報を信用し、モスクの前で張り込む。その最中、競馬場を強盗グループが襲撃し、ジミーとウェブ兄弟がSWATに射殺される。駆け付けた二人は、黒人ドライバーが100万ドル近い大金を持って逃走した事を知り、それがレジーだと確信する。間もなく、ボラーニョはドロレスの営む美容院にバードウェルがガラスを割って押し入った事を知る。モンローはその場に居合わせたジャッキーにバードウェルが店を襲った理由を尋ねる。ジャッキーはバードウェルにモンロー達の目的を聞かれ、ジミーを追っていると伝えた事、また、かつてバードウェルにポルノに出ろと言われて断り、酷い目に遭った事を明かす。憤激したモンローとボラーニョは、バードウェルの店を襲撃する。バードウェルは店を飛び出すと、発砲を繰り返しながら、逃走する。モンローはビルの屋上にバードウェルを追い詰めると、左目が潰れるまで殴り続け、半殺しにする。その夜、ボラーニョはドロレスとレストランでデートし、モンローは自宅にジャッキーを匿い、より深い関係を築く。

モンローとボラーニョはレジーの親友パドレイクと会い、レジーの居場所を問い質す。パドレイクはレジーが100万ドルを奪って逃げている事を知ると、情報と引き換えに分け前を要求する。二人は5万ドルで手を打ち、パドレイクはレジーがアイスランドに高飛びした事を明かす。二人は無断欠勤でアイスランドへ飛ぶと、白人だらけの街で一際目立つレジーを偶然発見し、取り押さえる。レジーは強盗仲間が全員殺されて動揺した為に、恋人のいるアイスランドに逃げたのだと弁解する。二人は100万ドル全額の引き渡しを要求する。レジーは謎の首謀者マンガンに金を渡して、報酬を貰ったに過ぎず、死んだ三人もまた雇われただけだと明かす。二人はレジーから報酬20万ドルの半分を奪って帰国する。一方、マンガンは、左目を失って入院中のバードウェルを見舞う。バードウェルはモンロー達への復讐の念に駆られる。マンガンはバードウェルを宥め、モンロー達の動きを封じる意向を示す。

モンローとボラーニョが帰国して間もなく、スタントンは二人にバードウェルから暴行被害の訴えがあった事を伝え、狼藉を咎める。二人はバードウェルが事件の関係者だと主張する。スタントンはそれを証明する様に命じ、バードウェルが釈放された事を明かす。二人は厩舎を訪ね、職員からマンガンが週末しか馬を見に来ない事を聞き出す。その後、二人は立ち寄ったレストランの前で物乞いするダニーを偶然発見する。モンローは母親が刑務所にいる事を伝えると、母親がレジーを殺した理由を尋ねる。ボラーニョは福祉局に任せるべきだと主張するが、モンローはそれを拒み、自らがダニーを預かる意向を示す。モンローはダニーを自宅に招き、ジャッキーと一緒に居候させる。

モンローはマンガンが営むクラブを訪ね、マンガンが気が向いた時にしか来ないと知ると、酒を飲みながらその時を待つ。一方、ボラーニョはマンガンが営むレストランにパドレイクを呼び出し、約束の報酬と引き換えにマンガンが訪れ次第、報せる様に命じる。夜になり、泥酔したモンローは店を出た矢先にマンガンの手下に拉致される。一方、ボラーニョは帰宅した矢先に、バードウェルが仕掛けた爆弾により、家の傍に止まった自動車が爆発する様を目の当たりにする。その後、モンローはマンガンの手下にリンチされた末に、路上に捨てられ、血塗れになって帰宅する。

翌日、モンローとボラーニョは、パドレイクからマンガンがレストランに来ているとの報せを受け、仕事関係者と会食中のマンガンの前に押しかける。マンガンは実業家の自分に手を出せば後悔すると牽制する。二人は80万ドルを今夜までに返す様に求め、連絡先を残して立ち去る。マンガンは直ちに警察署の上層部に手を回し、モンローとボラーニョはスタントンから解雇を通告される。モンローはダニーを拘置所に連れて行き、母親に面会させる。モンローはレイナードに前科がある事から、DVが動機として認められると説くが、母親はDVを否定する。退院したバードウェルは、マンガンが二人の娘と暮らす邸宅を訪ねる。マンガンはモンロー達が警官で無くなった事を伝え、殺す意向を示す。

ダニーはレイナードが自分を慰み者として男達に提供し、撮影までさせていた事が、母の殺害の動機だと打ち明ける。一方、マンガンはパドレイクをアジトに連行させると、剣で斬首する。モンローはダニーの件をボラーニョに伝える。二人はこれまで殺人は犯した事が無かったが、モンローは自らの手でマンガンを殺す意向を示す。そこへマンガンから金を用意したとの連絡が入る。

モンローとボラーニョは街外れのマンガンのアジトに乗り込む。手下と共に待ち構えていたマンガンは、金を渡す事を拒否する。モンローは金の為では無く、ダニーの為に来たのだと説く。その時の反応からバードウェルがダニーを慰み者にした事が明らかになる。モンローとボラーニョは銃撃戦の末にマンガン達を皆殺しにすると、パドレイクの頭部を葬る為に持ち帰る。その後、モンローはジャッキーとダニー、ボラーニョは家族を連れてブルーラグーンにバカンスに訪れる。モンローとダニーはこれからについて話し合い、過去でも未来でもなく今を生きる事を決意する。

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