チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。4年目。

クリミナル 2人の記憶を持つ男

アリエル・ヴロメン監督作「クリミナル 2人の記憶を持つ男」("Criminal" : 2016)[BD]

世界の崩壊を目論むアナーキストに殺されたCIA職員の記憶を転写された、脳に問題を抱える犯罪者が、米国の兵器を自在に起動できるソフトを開発した為に狙われるハッカーの捜索に奔走する様を描くSFアクション・スリラー作品。

 

オランダ人のハッカー「ダッチマン」ことヤンは、あらゆる国家を崩壊させた後で正しい世界の創造を目論むスペイン人の実業家でアナーキストのハイムダールの下で、米軍の緊急コマンドシステム「ヴィジラント・シールド」を遠隔操作して、自在に兵器を起動できるソフトを開発する。しかし、ソフトをハイムダールに提供する事に危機感を抱いたヤンは、CIAロンドン支局の諜報員ビルに連絡し、亡命、パスポート、身辺保護及び一千万ドルと交換でソフトを引き渡す取引を持ちかける。CIAはヤンの殺害を組織決定するが、ヤンを信用したビルは独断で取引に応じるべく、現金とパスポートを収めたバッグを持って、ヤンの潜伏先へと向かう。ハイムダールの側近で元軍人のエルサはヤンの居所を掴むべく、手下を率いてビルの後を追う。ロンドン支局長クウェイカーもまたビルの行方を追跡する。ビルは敵に追われている事を察知すると、バッグを隠した後、支局に連絡を取る。クウェイカーは埠頭にあるセメント工場に行くようビルに命じ、応援の部隊を派遣する。ビルはタクシーに乗ってセメント工場に向かう。ハイムダールはタクシーのナビをハッキングし、別の倉庫へ行き先を変更すると、エルサ達に襲撃させ、ビルを捕らえる。ハイムダールは電流棒でビルを拷問にかけ、ヤンの居場所を問い質すが、ビルは口を割らず、その場で殺される。程なく、倉庫に支局の部隊が突入し、ビルの死体を発見する。

CIAは、死んだ者から記憶を引き出して生きている者へ移す、動物実験段階の研究を行っている米国のフランクス博士に協力を要請する。フランクスはウェストバージニア州のヘイゼルトン刑務所に収監されている問題人物のジェリコをレシピエントに指名する。衝動の抑制や社会への適合ができないどころか、感情や罪の意識を有さない為に矯正は不可能とされているジェリコは、厳重な警備体制の下、ドーバー空軍基地からエアバスで英国へと出発する。ジェリコがサフォークのレイクンヒース空軍基地に到着すると、フランクスは直ちに手術に着手する。ジェリコは幼い頃に父に受けた外傷が原因で、前頭葉に未発達の神経細胞が多く残されており、そこへビルの死んだ脳の神経細胞から引き出した情報が転写される。

手術が終了して間もなく、フランクスはジェリコを覚醒させる。クウェイカーはジェリコに早速尋問を開始し、ビルの記憶に働きかける事でヤンの居場所を思い出させようとする。しかし、ジェリコは苦痛を訴えるばかりで何も思い出さず、クウェイカーは手術が失敗と判断してビルの記憶を断念する。一方、取引の行方を案じるヤンは密かにビルの家に電話をかけ、妻ジルからビルの死を聞く。

その夜、用済みとなったジェリコは送還される運びとなり、車で護送される。道中、殺されると悟ったジェリコは、ドアの部品を密かに加工した物で運転手を襲い、衝突事故を誘発させる。ジェリコは対向車の瀕死の運転手を自分の代わりに護送車に乗せると、ガソリンに火を放って焼き払い、逃走する。ジェリコは最寄りの町で狼藉に及んだ後、強奪したバンでロンドン入りするが、その矢先にビルの記憶が錯綜し始め、家の住所を思い出す。

ジェリコは断片的なビルの記憶を頼りにして、住宅街の中に建つビルの家に侵入すると、寝室で眠っていたジルを拘束する。ジェリコは別室で眠る娘エマや屋内を見て回る内に、大金を収めたバッグの存在を思い出す。ジルはセキュリティシステムで緊急通報を発信するが、ビルは記憶を元にそれを解除する。ジルは拘束を解いてエマの元へ駆け付けるが、ジェリコは金目の物を奪ってバンで走り去る。一方、ヤンはロシア大使館に接触を図り、自作したソフトを巡って米国とハイムダールの両方に追われている事を明かす。ヤンはCIAに対する条件と同じ取引をロシアに持ちかけ、ソフトの信頼性を示すべく、指定した時刻にシステムを操作する意向を示す。クウェイカーはジルの家にジェリコが現れた事から、ジェリコがビルの記憶を取り戻したのだと悟る。

ジェリコは無意識に外国語を話せる様になるなど、ビルの習慣や技能に影響され始める。間もなく、ジェリコは何処かの図書館の書架にバッグを隠した事を思い出し、公共図書館を訪ね、それらしき場所を探るが、バッグを見つけられず、別の図書館だと悟る。ジェリコは図書館の端末からCIAのシステムにアクセスし、携帯の位置情報からフランクスの居場所を探し出す。クウェイカーは直ちにそれを探知すると、ジェリコに先んじてフランクスに連絡し、携帯を通話のままにするよう命じる。ジェリコはフランクスと接触すると、激しい頭痛を訴え、手術後にもらった血流を促進する薬を要求する。フランクスはジェリコを薬局に連れて行く。フランクスはビルの人格が行動に影響し、感情が芽生え始めているのだと指摘すると、ビルの記憶が48時間で消えてしまう事から、直ちに検査に応じるよう求める。ジェリコはその前に金を見つける意向を示すが、薬局の前に駆け付けたCIAの職員に捕まり、支局へ連行される。一方、ハイムダールは薬局の監視カメラをハッキングし、フランクスとジェリコの会話を聞く事で、事情を把握する。

フランクスはジェリコにバッグの金を与えると約束し、ヤンの居場所に連れて行かせるようクウェイカーに提案する。クウェイカーはそれに従い、支局に到着したジェリコに取引を持ちかける。ジェリコはバッグの大金と、ビルがジルと行った海岸に連れて行く事を条件に課し、取引に応じる。ジェリコはクウェイカーをヤンの潜伏場所へ案内する。ハイムダールはシティ空港の警備システムをハッキングし、別人をヤンと認識させる事で陽動を図る。クウェイカーはヤン発見の報せを受けると、用済みになったジェリコの送還を部下に命じ、空港で降りる。その直後、ジェリコの乗った車は橋の上でエルサ達の襲撃を受ける。ジェリコは車で川の中へ突っ込み、逃走を図るが、その際に脚を負傷する。クウェイカーはハイムダールに騙された事を知ると、情報漏れを確信し、セキュリティの強化を部下に命じる。

ジェリコはビルの家の地下室に侵入し、救急セットで傷を手当する。間もなく、ジルはエマと帰宅するや、物音に気付く。ジルは地下室でジェリコを発見すると、拳銃を突きつける。ジェリコはビルの記憶と技能が頭の中に入っている事を明かし、断片的な記憶の中からビルしか知り得ない事実を列挙する事で理解を求めると、すぐに出ていき、二度と戻らないと誓う。一方、ヤンは指定した午後6時にソフトを使用し、ポルトガル沖を潜航する米国の原潜からミサイルを発射すると、その直後に自爆させる事で、ソフトの信頼性を立証してみせる。

ジェリコは、ビルから貰ったぬいぐるみを庭に埋めるエマを手伝う。エマはジェリコに懐くが、ジルはジェリコに出ていくよう促す。ジェリコはビルのおかげで善悪の区別が付く様になったが、それも間もなく消えてしまうのだと説く。ジルは生前のビルの癖だった「愛してる」を現すジェリコの仕草を見て、記憶の話が本当だと確信する。ジェリコは海岸について尋ね、ジルはそれが結婚した場所だと明かす。ジェリコはこれまで知らなかった愛情を感じられる様になった事を明かす。ジルはジェリコを信用し、一晩泊まる事を許す。

翌朝、昨日のミサイル発射の件が大々的に取り沙汰される。ジェリコはジルの勤務先のロンドン大学内の図書館がバッグの在り処だと思い出し、急行する。その直後、エルサがビルの家に侵入し、ジルとエマを拉致する。ジェリコは図書館の書架でバッグを発見する。そこへハイムダールとエルサが現れ、不意を突いてジェリコを感電させ、捕らえる。一方、クウェイカーは、ロシアのスパイが大使館の代わりにヤンを確保する為に漁船で密入国した事を察知し、直ちにヘリで追跡する。

ハイムダールは人質に取ったジルとエマの元へジェリコを連行し、ヤンの居場所を問い質す。その頃、ロシアのスパイ達もまた大学構内に侵入する。クウェイカーはスパイを排除し、ジェリコを確保するよう部下に命じる。CIAとスパイの間で激しい銃撃戦が繰り広げられる。エルサはハイムダールを先に飛行場に向かわせると、ジェリコにヤンの元への案内を命じる。

ジェリコはジルのオフィスへ連れて行くと見せかけて、研究室の薬品を爆発させる事でエルサと手下を退け、ヤンの潜伏する部屋に辿り着く。ジェリコはヤンにビルとの取引が有効だと説き、金の詰まったバッグを手渡すと、ソフトを操作させる。そこへエルサが駆けつけ、ヤンの端末からソフトが記録されたメモリを奪い取った後、ヤンを殺す。ジェリコはエルサを背後から襲い、殴り殺すと、構内に駆け付けた救急車を奪って飛行場へ向かう。一足遅くヤンの元へ到着したクウェイカーはジェリコの後を追う。

ジェリコはエルサの携帯でハイムダールに連絡する。ハイムダールはメモリを渡さないとジルとエマを殺すと脅す。クウェイカーは無線でジェリコに連絡し、メモリをハイムダールに渡せば世界の破滅だと説く。一方、支局のフランクスは転写した記憶を固定化すればジェリコは普通になれると諭し、手遅れになる前に戻ってくるよう促すが、ジェリコはジル達を救うために飛行場に急ぐ。

ジェリコは追ってきたパトカーを退け、空港に辿り着くと、ジルを敵から解放する。ハイムダールはエマを人質に取り、武器を捨てるよう命じる。ジェリコはそれに応じると、メモリをハイムダールに投げ渡す。ハイムダールはエマを解放すると、ジェリコに銃弾を打ち込み、小型機に乗って飛行場を後にする。ハイムダールは早速ソフトを使用し、最寄りの米軍基地から飛行場を標的にしてミサイルを発射する。ヘリで駆け付けたクウェイカーは、重傷を負ったジェリコを激しく責め立てる。ジェリコは最初のミサイルが目標がどこであれ発射した者に向かうよう、ヤンに細工させた事を明かす。その直後、ミサイルはハイムダールを乗せた小型機に直撃する。

後日、一命を取り留め、回復したジェリコは、クウェイカー、フランクスらの監視の下、ビルの記憶を蘇らせる為に約束の海岸でジル、エマと対面する。エマは前に会った事を伝え、ジェリコに抱きつく。ジェリコはジルに「愛してる」の仕草をして見せ、ビルの記憶が戻った事を示す。クウェイカーはフランクスにジェリコを自由の身にするのかと問われ、ジェリコを雇う意向を示す。

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