チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

視界を奪って目障りな窓外の木々達を勝手に裁断したら私は大家に訴えられるのかしらん。

早朝、雨が降っていたと思ったら、ほんの数時間で晴れ上がっている。窓の前に雑木林が生い茂ってるせいで、部屋の中にいると天候が分からないから困る。このボロアパートの中でも、間取りや位置が一番劣位の部屋だから、カーテンを開けていても日差しなど入ってくるはずもなく、日中でも部屋の電気は点けっぱである。別に今に始まった事では無く、私がここに入居した時から変わらないワケだが、これまで一度たりとも手入れが為された事が無いから、枝が四方八方に伸び放題でそれはもう酷い有様である。日差しが遮られるのも鬱陶しいが、強風が吹くと窓に枝が当たって煩いし、忌々しい虫の発生源にもなるので、せめて私の部屋の前だけでも枝を切り落としてやりたいのだが、この雑木林はこのアパートの付属物に当たるのだろうか。独断でバッサリやると無用な厄介事を抱え込みそうだし、こんな事をポンコツな管理会社に問い合わせようものなら、先日のゴミ捨て場問題の際にそうだった様に、無愛想な社員に露骨に面倒くさそうに対応されるに違いないから、ボロアパートあるあるなのだと諦めている。しかし、見晴らしの良い部屋に憧れる。小さくてもベランダがあって、ほどほどに採光があり、洗濯物が干せて、植物が育てられる様な部屋だ。来世はせめてそれくらいの部屋に住みたい。ときに先週は夏らしい日が続いたが、予報によると今週はいよいよ秋めいてきそうだ。今年もようやくここまで来た。