チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

パージ:大統領令

ジェームズ・デモナコ監督作「パージ:大統領令」("The Purge: Election Year" : 2016)[BD]

大統領選を間近に控え、毎年一晩だけあらゆる犯罪行為が認められるパージ制度の廃止を掲げる候補者の議員を守り抜くべく、専任護衛官が協力者らと共に奮闘する様を描くアクション・ホラー作品。

 

パージャーにやって家族を惨殺されたローンは、その後パージ制度を廃止すべく政界入りする。惨劇の夜から18年を経て、上院議員ローンは無所属で大統領選に立候補し、選挙戦に励む。警察官からシークレットサービスに転身したバーンズは、ローンの掲げるパージ廃止に共鳴し、護衛官のリーダーを担う。ローンはパージでは低所得者が標的にされ、儲かるのは全米ライフル協会と保険会社だけだと訴える。一方、新しい建国の父NFFAはローンの台頭に加え、パージによって富を得ていると報道された事で苦戦を強いられる。パージ反対派リーダーのビショップは、NFFAが福祉、医療、住宅供給にかかるコストを削減し、歳出を抑える為に貧困層を減らす殺人を公認しているのだと市民に訴えかける事で、反パージの気運を高める。NFFAの候補者オーウェンズ牧師は対抗馬ローンと支持率において拮抗し、NFFAは25年前の発足以来の危機を迎える。NFFA指導者のケイレブは窮地を挽回すべく一計を案じる。デリを営むディクソンはパージに反対していながら、ローンの勝利を諦観する。かつてディクソンが更生させた元ギャングのレイニーもそれに賛同するが、ディクソンに雇われているマルコスはローンが変化を起こす事に期待する。

パージ前日、政府はNFFAに対する誤解を解くべく、今回のパージでは何人たりともパージの免除が認められないとの方針を打ち出す。ローンはバーンズの反対を押し切り、国民と同じ様に自宅で過ごす意向を示す。ディクソンは店内で万引きを企てる二人の女学生を見つけて咎めるが、女学生は反発する。そこへレイニーが加勢し、商品の返却と謝罪を命じる。二人は「リトル・デス」の異名を持つレイニーに従いながらも悪態をついて店を後にする。その直後、ディクソンは保険会社から連絡を受け、突然の保険料の増額とそれを明日までに支払わねば補償しない旨を通告される。ディクソンはパージの間、自力で店を守り抜く事を決意する。

パージ当日の3月21日、バーンズはローンの家に隈なく護衛を配置し、監視システムの最終確認を行った後、出入り口と窓を全て封鎖する。一方、ディクソンは店の屋上で武器を持ち込み、通りの様子を監視する。レイニーは相棒と共にトリアージ・バンに乗って街に繰り出す。19時、パージ開始が告知され、サイレンが鳴り響く。これを以って、12時間は殺人を含む全犯罪が合法となり、警察・消防・救急医療は機能停止する。

街の至るところに殺人に興じるパージャー達が現れる。間もなく、ディクソンの元にマルコスが協力に駆け付ける。その時、万引きを企てた女学生がパージャーと化し、意趣返しに仲間を連れて店の前に車でやってくる。ディクソンとマルコスは威嚇射撃で女学生らを追い払う。一方、バーンズの同僚二人は裏切りを働き、監視カメラの映像を不正に操作する事でバーンズを欺くと、白人至上主義者ダンジンガー率いる傭兵部隊の侵入を手引し。バーンズ以外の護衛官が皆殺しにされる。バーンズはそれを察知すると、秘密の抜け穴を使ってローンを屋外へ脱出させるが、その直後に敵の狙撃を受け、肩に被弾する。バーンズはセーフルームに仕掛けた爆弾を遠隔操作して爆発させると、その隙に乗じてローンを連れて退避する。バーンズはオーウェンズが黒幕だと悟ると、パージャーが群がり危険な街から離れようと企てる。難を逃れたダンジンガーは直ちにローンの捜索を開始する。

バーンズ達は路地を移動中に外国から殺人旅行にやってきたパージャーのグループの奇襲に遭い、ディクソンの店から程近い場所に連行される。ローンがパージされる直前に、ディクソンとマルコスが駆け付け、パージャーらを皆殺しにしてバーンズ達を救出し、店内に匿う。バーンズは銃痕に応急処置を施す。その矢先に、女学生グループが仲間を増やして再び店の前にやってくる。ディクソンはレイニーに助けを求める。女学生らがチェーンソーでシャッターを破り始めると、バーンズ達は迎え撃つ態勢を整える。そこへレイニーがバンで駆け付け、女学生らをショットガンで排除する。レイニーはバーンズ達をバンに乗せ、トリアージ・センターへ向かう。間もなく、ダンジンガーの乗るヘリはバンを見つけ、機銃攻撃を仕掛ける。バーンズは追跡されていると悟ると、バンを高速の高架下に移動させ、肩に撃ち込まれた発信機付きの銃弾を摘出する。そこへギャング集団が現れ、バンを取り囲み、怪我した仲間を助けるよう求める。バーンズはその代わりにギャング集団を利用し、発信機を追ってきた傭兵の地上班を陽動し、返り討ちにする。

バーンズ達はトリアージ・センター内に設けられたパージ反対派が集うセーフゾーンに到着する。リーダーのビショップは医師、看護師、救命士が志願して集まり、パージの犠牲者を助けている事を明かす。バーンズは傷の治療を受ける。ディクソン、マルコス、レイニーはローンの身の安全が図られた事に安心し、帰途に就く。ビショップがセンターを離れて間もなく、バーンズは反対派グループが何かを企てている事に気付き、司令室に忍び込む。一悶着の末、バーンズとローンはビショップらが教会でミサを行うオーウェンズの暗殺を画策している事を知る。ローンはNFFAとは正々堂々と戦わねばならず、オーウェンズを暗殺すれば殉教者にしてしまうと抗議する。その時、レイニーから無数の政府のトラックがセーフゾーンに向かっているとの報せが入る。

間もなく、政府の軍隊がセーフゾーンに襲来する。バーンズとローンはセーフゾーンを出ると、戻ってきたレイニーのバンに乗り込む。バーンズは街を出るよう促すが、ローンは反対派グループによるオーウェンズの暗殺を止めるべきだと主張する。その時、バンがダンジンガーの乗る装甲車の衝突を受けて横転し、ローンが傭兵部隊に拉致される。バーンズはローンが教会に連行されたと確信し、同行を希望するレイニー達を従えて教会に向かう。バーンズ達は、廃止された地下の脱出口から教会内部への侵入を企てるビショップ達と合流すると、ローンが攫われた事を報せ、救出に向かう。

一方、ローンは傭兵部隊からNFFAのジェームズに引き渡される。オーウェンズは教会でNFFAの幹部達に説教を行い、麻薬中毒者の男に対するパージをジェームズに行わせた後、続いての殉教者としてローンを紹介し、NFFAの功績を無にする脅威の排除を呼びかける。集まった幹部達は拍手喝采する。バーンズ達は護衛達を退けて教会に侵入すると、今まさにケイレブによってパージされんとするローンを銃撃戦の末に救出する。オーウェンズとジェームズはその場から姿を消す。間もなく、反対派によってオーウェンズが確保されると、ビショップは直ちに始末する意向を示すが、ローンは殺せばNFFAと同じだと説き、翻意を促す。ビショップはローン達を部屋から閉め出すと、オーウェンズに銃口を突きつける。オーウェンズはパージするよう唆すが、ビショップはローンの当選とパージの廃止を信じて翻意する。バーンズ達は教会からの脱出間際に、NFFAが殉教者にする為に捕まえてきた人々を発見する。ローンは憤りに任せ、オーウェンズに選挙で叩きのめすと言い放ち、バーンズはオーウェンズを殴り飛ばす。一行は建物から出た直後に傭兵部隊の待ち伏せに遭う。脚に被弾したジェームズは、車で傭兵らを退けた直後にダンジンガーに射殺される。バーンズは格闘の末にダンジンガーを殺す。その直後、身を潜めていたジェームズがローンに奇襲を仕掛ける。ディクソンはローンを庇って銃撃を受けながらも、ジェームズを射殺する。ディクソンはバーンズ達に後の事を任せて息を引き取る。

5月26日、大統領選挙の結果、ローンは大勝の末に新大統領に選出されると、真っ先にパージ廃止の大統領令を発出する。マルコスはディクソンの遺した店の再建に着手する。一方、国中で大敗に激怒したNFFAの支持者達による騒動が勃発する。

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