チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

台風が北海道に上陸するという言葉の響きに得も言われぬ風情を感じてしまう。

世間様は三連休らしいが生憎の台風で予定がポシャったなら気の毒な事だ。と言いつつ、本音では嗤っている私がいる。こんな時に空港にいる奴らは総じてリア充に違いないのだ。当地では今日、台風が上陸する事になっており、明け方から延々と台風情報や各種警報が伝えられている。そもそも台風が当地に上陸する事自体が稀なのに、今回は未だに暴風域を保っているのだから、一段と警戒するのは無理もない。私が住んでいる地域にも暴風大雨警報が発令されている。幸い洪水が生じる様な立地では無いので、その点は心配していないが、相当の雨量が見込まれる事から、今日は早々と完ヒキに徹する事を決定した。どうせ特段の予定も無いし、汚部屋でいつもの様にのんべんだらりと過ごしている間に、台風は通過していくだろう。ときに私は、これまで避難が必要なほどの大きな災害に見舞われた事が無いのだが、いつか経験する事があり得るのだろうか。地理的に津波も洪水も無縁だし、考えられるのは未曾有の地震か暴風くらいだ。家族以外の他人と一度も共同生活をした事が無い私にとって、避難所での暮らしなど耐えられるだろうか。それ以前に、私は完全にぬるま湯に浸かりきっているから、物資が無い状況に耐えられるとは思えない。やはり長く生きるべきでは無いと改めて思った敬老の日だった。