チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。4年目。

ザ・シェフ 悪魔のレシピ

ダン・プリングル監督作「ザ・シェフ 悪魔のレシピ」("K-Shop" : 2016)[DVD]

ケバブ屋を営む父を不良グループに殺されたトルコ移民の男が、街の不良達を殺して作った人肉ケバブで店の営業を続け、復讐を果たす様を描くホラー作品。

 

ロンドンの大学で政治学の学位取得を目指して論文執筆中のトルコ移民サラールは、治安の悪いサウスコーストの街でケバブ店を営む父が病に倒れた事を知り、病院に父を見舞うと、店を自分に任せて静養するよう促す。間もなく、サラールは父に代わって店の営業を再開するが、早速訪れた客のグループが乱闘騒ぎを起こして店内を荒らす。通報を受けてやってきた警官は、多忙を理由にサラールの被害の訴えを適当に聞き流して立ち去る。翌日、父は無理を押して退院し、店に戻る。サラールは父が未だに高級レストランを開く夢を捨てきれずにいる事を知り、引退を勧める。閉店後、店の前に酔っ払いのグループが押しかける。父はグループを追い返そうとして突き飛ばされ、頭を地面に打ち付ける。間もなく戻ってきたサラールは、店の前で倒れている父を見つけると、直ちに救急車を呼ぶが、父はその場で息を引き取る。

悲しみに打ち拉がれるサラールに対し、知己の弁護士は目撃者がいない事から過失致死を証明できない旨を説き、父に自己破産を勧めてきたが、父はレストランの夢を実現する為に、街にあるビクトリア調の建物のリース契約に執心していた事を明かすと、金の節約の為に店の営業を続け、論文を完成させるようサラールに促す。サラールは父が遺したレストラン用のレシピノートを受け継ぐ。その後、サラールは父が欲していた建物が、野心的で有名な起業家ブラウンによって購入され、ナイトクラブ「スラッシュ」として開店する事を知る。サラールは論文提出期限まで残り二週間と追い込まれる一方で、店の支払いが滞っている為に精肉店から肉の配達を拒否される。

程なく、スラッシュが開店すると、街の治安は更に悪化する。ある日の閉店間際、サラールが厨房から目を離した隙に、泥酔した客スコットが勝手にポテトを揚げ始める。サラールは止めようとしてスコットと揉み合いになるが、その弾みでスコットはフライヤーに頭を突っ込み、間もなく死亡する。サラールは通報を躊躇い、途方に暮れるが、妙案を思いつく。サラールは意を決して店の地下室でスコットの死体を解体し、肉をミンチにしてケバブへと仕上げると、不足するラム肉の予備に据え置く。翌晩、二人の男が来店し、ラム・ケバブを注文する。サラールは二人が老人から金を毟り取っている話を聞き、人肉ケバブを提供する。二人はそれを口にするや、甚く感動する。サラールは手応えを感じ、人肉ケバブの提供を始め、スコットの遺留品をごみ袋に詰め込んで海に捨てる。程なくして、それらは発見されるが、スコットは酔って溺れたのだと看做される。

論文締め切りを翌日に控え、サラールは閉店間際の無人の店内で執筆に苦慮する。そこへ酔った二人の女シャンテルとステイシーが口論しながら入ってくると、サラールは騒々しいのを咎め、出て行く様に命じる。シャンテルはそれに憤り、サラールの論文が保存されているラップトップを落として壊す。サラールはシャンテルを店から追い出す。ステイシーはシャンテルに呆れて先に帰るが、シャンテルはサラールを誘惑して誂い始める。サラールはシャンテルを店の地下に誘い込み、殴り飛ばして鎖で縛り付けると、命乞いするシャンテルの首を割いて殺す。その直後、ステイシーが戻ってきてシャンテルにメールを送信し、シャンテルの携帯の着信音に気付くと、サラールはステイシーをも殺す。

七年後、学位を諦めたサラールは殺人と人肉ケバブの提供を続け、堅調に店の営業を続ける。その一方で、街は相変わらずの治安の悪さを維持する。そんな折、ブラウンはスラッシュの繁盛を受けて、サラールの店から程近い場所に建つ教会をナイトクラブに作り変え、来年開業する計画を進める。ある晩、着包み姿のヤクの売人ビリーが来店する。サラールはビリーの携帯の相手に対する話しぶりからブラウンの関係者だと悟ると、ビリーを殺す。間もなく、ビリーの携帯にブラウンの側近の男から連絡が入る。男は捌けない分を教会に持っていくよう命じると共に、ドアの暗証番号を伝える。

またある晩、サラールは食い逃げした男を追って、街外れのホテルへ辿りつくと、男が逃げ込んだ部屋に押し入ろうとする。そこへ支配人のサラが現れ、トルコ語でサラールを制止して宥めると、ラウンジへと連れて行って話を聞く。サラールはサラが中東出身だと知ると、現在の状況がずっと続く事への憂慮を吐露し、責任感が欠けた奴らだと詰る。サラは自分達はそんな彼らから利益を得ており、みな必死に生きているのだと諭す。サラールはサラが電話で離席している内に立ち去る。

程なく、大学生のマリクが店にやってきて、サラールが食い逃げ犯を追いかける様を見ていた事を明かす。マリクはその際にサラールが落としたナイフを返却すると、自らを雇うよう請う。サラールはマリクがトルコ語を話せる事から、クリスマスまでの週末に働く事を認める。次の週末、閉店間際にサラが来店する。その矢先に泥酔した男スティーヴが来店し、ケバブを注文するが、チーズが入っていない事に憤慨して喚き始めた為、サラールはスティーヴを追い出す。スティーヴは店の前で悪態を付いて騒いだ上、小便をして立ち去る。サラはホテルへと戻る。サラールはマリクを帰らせると、スティーヴを追いかけ、殴って気絶させ、店の地下室へ連れ込む。マリクはその様子を外で盗み見する。サラールはスティーヴを鎖で縛り付け、殺そうとするが、サラの言葉を思い出して躊躇う。そうしている内にスティーヴは目を覚まし、喚き始める。サラールはスティーヴに酒を大量に飲ませて留め置く。

やがて、海で人骨が発見され、警察が大々的に捜査を始める。サラールは閉店後にスラッシュから出てきたブラウンを駐車場まで尾行すると、着包み姿のビリーを装って現れ、ブラウンを挑発する。ブラウンは直ちに用心棒を呼び寄せる。サラールは忍ばせていたナイフで用心棒を退けて逃走する。店の傍で張り込んでいたマリクは、サラールが着包みを携えて戻ってくるのを盗み見し、サラールがビリーを殺したのだと悟る。

警察の捜査は進展し、人骨の身元が失踪中のスコット、シャンテルらのものだと特定される。クリスマス直前の週末、ブラウンが失踪中のビリーの足取りを追って来店し、サラールに情報を求める。サラールは客が多くて覚えていないとしらを切る。ブラウンは帰り際に10万ポンドで店を売るようサラールに申し出る。憤慨したサラールは敵意を露わにして申し出を一蹴する。ブラウンは購入したケバブを捨てて立ち去る。サラールはマリクにバイトの打ち切りを告げて強引に帰らせる。その直後、サラがやってくる。サラールは父のレシピから一皿作って振る舞い、サラはその味に感嘆する。サラはレシピノートに目を通すや、そのビジネス的価値を認め、郷土料理に関心がある会社の幹部に紹介する事を要望する。サラールはそのノートが父の夢だと説く。

サラが帰ると、サラールは地下室のスティーヴに、父が集中治療室に入ったと家族から携帯に報せがあった事を伝える。サラールは、10歳の時に郷里で毒ガス攻撃を受け、寒い夜中に父と山を歩いて逃げた経験を述懐すると、渡英した後、それ以上最悪な事は起こらないという父の言葉に反して、道を誤ってしまった自分を嘆くと共に、無知な人間が食い物にされるのを観てきた事を明かす。スティーヴはサラールに詫びると、殺されても自業自得だと悔悟を示す。サラールはスティーヴを解放する。

程なく、サラールが店を出ると、張り込んでいたマリクは店内に忍び込み、鍵を壊して地下室に押し入る。サラールは教会に忍び込み、暗証番号を入力してドアを突破すると、新年の開店を控えた無人のハッシュの様子を確認する。明け方、店に戻ったサラールをマリクは地下室で待ち受けており、壁に貼り付けられた無数の失踪事件の記事からサラールがそれらの犯人だと指摘すると、自らも彼らを憎んでいる事を明かし、協力を申し出る。サラールはそれを頑なに拒み、怒声を浴びせてマリクを追い返す。サラールはハッシュで撮ってきた写真と動画をアップロードすると、サラにノートの件で連絡する。

新年を迎える。元日の夜、サラールは店仕舞いの準備を終える。マリクはサラールに意趣返しを企て、ブラウンの用心棒を店まで手引きする。サラールは不意を突かれて用心棒に気絶させられた後、ビリーの着包み姿で地下室に拘束される。ブラウンはよそ者のサラールは、どんなに努力しても不完全のままであり、それ故に自分達に嫉妬しているのだと指摘する。サラールはそれを笑い飛ばす。その時、用心棒は問題が生じたとの報せを受け、対処すべく店に戻る。ブラウンは全て忘れるのと引き換えに、サラールに店を明け渡して国に帰るよう命じる。サラールは着包みに仕込んでいたナイフで拘束を解くと、ブラウンに襲いかかるが、格闘の末にナイフで腹部を刺されて致命傷を負う。ブラウンはその場から立ち去り、サラールはブラウンを追って街を彷徨う。その頃、サラールが投稿した画像と動画からナイトクラブの裏で薬物が流通している実態が発覚する。画像と動画にはサラールが殺害した者達の遺留品が収められていた事から、ブラウンと失踪者との関連が疑われる。間もなく、ブラウンは逮捕され、警察はスラッシュグループの捜査に着手する。サラールは路上で息絶える。

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