チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

ベイウォッチ

セス・ゴードン監督作「ベイウォッチ」("Baywatch" : 2017)[BD]

海の安全を守る精鋭ライフガード部隊「ベイウォッチ」が、犯罪組織の事業拡大計画を阻止すべく奮闘する様を描くアクション・コメディ作品。

 

フロリダ州エメラルドベイで海の安全を守る精鋭ライフガード部隊「ベイウォッチ」。副隊長ミッチは過去に500人もの命を救った事で市民に慕われており、ステファニー、C.J.を始めとする部下からの信頼も厚い存在として部隊を率いていた。そんなベイウォッチが毎年恒例の新規採用テストの日を迎える。朝、ミッチは波打ち際に流れ着いたドラッグの小袋を回収する。その直後、ミッチはビーチサイドのハントリー・クラブの新オーナーになったリーズと遭遇し、挨拶を交わす。

大勢の志願者がテストへの参加を申請する。技術系のオタクでC.J.に思いを寄せるロニーは三度目の挑戦を決意する。同じ頃、ミッチの上司ソープ隊長の意向でベイウォッチに採用されたマットがやってくる。マットはリオ五輪競泳200メートルの金メダリストでありながら、祝勝会で飲み過ぎたのが祟り、リレーに出場時にゲロを吐いてチームを敗退させた事で、ゲロ彗星などと批判され、スポンサーを失って転落人生を辿り、保護観察中の身だった。マットは着くやいなや志願者のサマーをナンパするが、素っ気なくあしらわれる。マットはミッチに入隊許可証を見せ、既に採用されている事を伝えるが、ミッチは意に介さず、テストを受けて実力を証明するよう命じる。マットは反発し、上司に確認するよう要求する。マットは市役所のオフィスにソープを訪ねると、マットが無鉄砲で反抗的だと説き、採用に疑義を呈す。ソープはマットが司法取引で社会奉仕する事になっており、予算削減で厳しいベイウォッチにとって、国民的ヒーローを安く雇えてPRするには最適だと諭す。ミッチはそれでもマットに採用テストを受けさせる事への了解を取り付ける。一方、ハントリーの事業拡大計画を企てるリーズは、市会議員ロドリゲスを買収し、土地買収に絡む議会の説得を依頼する。

数十人の採用テスト志願者は、三人の採用枠を巡って、過酷な障害レースに挑む。マットはレースに参加せず、ビーチで酒を飲みながら高みの見物を決め込む。ミッチはマットにテストを受けるよう命じるが、マットは傲岸不遜な態度を示す。ミッチは上級コースでのサシの勝負を提案し、勝てば入隊を認める意向を示す。巨大タイヤ転がし、冷蔵庫運び、懸垂のいずれもミッチが圧倒的な勝利を収める。その時、桟橋から二人の子供が海に転落し、母親もまた子供達を助けようとして海に飛び込む。ミッチ達は直ちにカートに乗って出動する。マットはバイクで先回りし、海に飛び込むが力及ばず、結局ミッチ達の加勢を得て母子三人が助け出される。テストの結果、研修生にはマット、サマー、そして諦めないで全力を挑む姿勢が買われたロニーが選ばれる。そこにリーズが挨拶に現れ、クラブで開くパーティに歓迎する意向を示す。夜、宿無しのマットはミッチの家の物置に居候させてもらう事になる。

翌朝から研修生三人に対する訓練が始まる。ロニーは早速C.J.と気脈を通じていく。マットは改めてサマーをナンパする。一方、リーズはロドリゲスの緩慢さに痺れを切らし、手下のフランキーとレオンに始末を命じる。程なく、ベイウォッチの詰所たるタワーに無線で救助要請が入る。沖合のレジャーボートで火災が発生したという。ベイウォッチは直ちに出動し、ミッチはマットを連れて水上バイクで現場へ向かう。ミッチは炎の海に包まれたレジャーボートに海中から突入すると、ボートでやってきたステファニーらの加勢を得て、炎上するボートから三人の女達を救出していく。マットはミッチの留まれとの命令に背いて手助けに向かおうとするが、逆に窮地に陥り、サマーに助けられる。ミッチはボートの爆発寸前に最後の男を担ぎ出すが、男は蘇生措置の甲斐なく死ぬ。女はパーティをしていて船の上に出たら出火していたと証言する。ミッチは女がビーチで拾ったのと同じドラッグの小袋を所持しているのを確認する。

ミッチは本件の犯罪性を疑うが、地元の警官エラービーは警察の管轄だと主張し、ベイウォッチの関与を非難する。ミッチは沿岸警備隊を待っていたら全員死んでいたと反論する。間もなく、死んだ男の身元はロドリゲスと判明する。マットはエラービーに同調し、本件が犯罪とは限らず、犯罪であってもベイウォッチの出る幕では無いと主張する。ミッチは警察任せにせず、厄介事にも目を配り、市民の安全を守るのがベイウォッチの仕事だと説くと、本件がドラッグ絡みの犯罪であり、ロドリゲスも関与していたと推測し、ハントリーのパーティに乗り込む意向を示す。一方、リーズはロニーの親友で同じく技術者のデイヴを雇い、事業拡大に必要な土地を所有するチェンを説得する為の材料を探させる。デイヴは知り得た情報を使ってリーズを強請ろうとする。

夜、ミッチ率いる六人はハントリーに乗り込む。ミッチはマットに見張り役を命じるが、マットはそれに反発する。ミッチは全員の協力が必要だと諭す。リーズは会場でチェンと対面する。チェンは土地の売り渡しを頑なに拒否する。リーズは情報を知りすぎたデイヴを始末するよう、フランキーとレオンに命じると、マットと接触し、副隊長に相応しいのはマットだと説く事で懐柔を図る。ミッチはロニーの得意とするダンスでリーズの関心を引きつけている内に、ステファニーと共にクラブ内でドラッグに繋がる手掛かりを探す。間もなく、ミッチは通常とは異なる仕入先の不審な水産会社の容器を見つける。その後、ミッチは不貞腐れて飲んだくれるマットを咎める。マットは警察に任せるべきだと反論する。ミッチは信頼を踏みにじったマットへの失望を露わにし、マットをプールに転落させる。一方、デイヴはフランキーらによって沖合に捨てられ、鮫の餌にされる。

翌日、マットはミッチに詫びを入れる。ミッチはマットの五輪の失態の件を論い、ベイウォッチが仲間であり、家族であると説くと、マットはそれに入る意志が無く、大事なのはメダルなのだと詰る。マットはメダルを海に投げ捨てると、二度と迷惑をかけないと誓う。マットはロドリゲスがタグホイヤーの時計をしていた事を明かし、リーズの関与を疑う。ミッチはリーズの手下も同じ時計をしていた事を思い出す。マットは力になりたいと請い、ミッチはマットにチャンスを与える。

ミッチはマット、サマーと共に、検視が終わったばかりのロドリゲスの遺体から手掛かりを得るべく、病院の遺体安置室に忍び込む。ミッチは検視調書からロドリゲスが何者かに首を意図的に折られており、火災の前に既に死んでいたと知る。そこへフランキーとレオンが首を折った事の隠蔽を図るべく、調書を偽装しにやってくる。ミッチらは遺体保管庫の中に身を隠す。サマーは携帯でフランキー達のやり取りを盗撮する。マットは腐敗した脂肪が顔にかかった事に驚いて飛び出し、更にサマーの携帯が着信で鳴った為に、三人の存在が発覚する。フランキー達はサマーの携帯を奪って逃走する。ミッチ達は手分けして二人を追いかけるが、マットとサマーはレオンを取り逃がす。ミッチは運河を水上バイクで爆走した末に、フランキーを民家に追い詰める。フランキーは携帯を破壊するが、ミッチはフランキーを格闘の末に撃退する。

ミッチ達はエラービーのオフィスを訪ねる。エラービーはベイウォッチの暴走ぶりを非難し、相当な理由があっても違法な追跡だったと戒める。そこへ事情を聞いたソープもやってくる。ミッチはロドリゲスの死が事故では無く殺人であり、黒幕はリーズだと訴える。ソープは捜査が警察の仕事だと説き、証拠を要求する。ミッチ達は証拠は全て消されてしまったと答える。ソープは与えられたライフガードの仕事に専念しなければクビにすると警告する。フランキーはお咎め無しで釈放される。

ミッチは水産会社が不審物を船に引き上げているのと目のあたりにし、ドラッグの調達先だという確信を強めると、容器の中身を確かめるべく、マットと共に変装してハントリーへの侵入を企てる。ミッチはハントリー内の一室で、水産会社の容器から大量のドラッグが開封される作業を目撃すると、直ちにエラービーにそれを報せるが、逆にベイでサメに襲われた死体が上がった事を伝えられ、ソープから戻ってくるよう命じられる。ソープはミッチに持ち場を放棄し、死者を出した責任を問い、クビを告げると、有無を言わさずマットを後任に据える。マットは反対するが、ソープは従わなければ保護観察を撤回すると脅す。ミッチは死者が出た原因とドラッグの搬入経路を探るよう部下らに命じ、ベイウォッチから去る。その際、ミッチは師匠から受け継いだタワーの鍵をマットに託す。

ミッチは携帯ショップの店員に転職し、部下達との連絡を断つ。ある時、店にミッチの師匠が現れ、本来の自分を思い出すよう諭す。一方、マットはビーチで改造したクーラーボックスを使ってスリを働く男を見つけ、追い払う。マットは男から奪ったボックスをエラービーのオフィスに持ち込み、それを使ってデイヴの検視調書を盗み出す。デイヴの死因はサメ被害では無く、ナイフによる刺傷だと判明する。ロニーはデイヴが親友であり、リーズに雇われていた事を明かす。マットはロニーに協力を依頼し、リーズのサーバーにアクセスさせ、ドラッグ、不動産、船などに関する数多の証拠資料を盗み出させる。マットはハントリーが巨大な麻薬密売組織であり、リーズの真の狙いが土地を買収して湾全体を私有化する事だと確信すると、メンバーを集めてそれを報せる。リーズは地域の政治家全員を買収し、事業主達を脅して土地を譲渡させている事から、一同は唯一土地売却を拒否し、行方不明になっているチェンの身を案じ、リーズの船上パーティに乗り込む事を決意する。

その夜、マット達はドレスアップして船上パーティに乗り込む。マットは船の下に潜り、船底に隠された大量のドラッグを発見すると、サマーに無線でミッチへ報せるよう命じる。ステファニー達は船室に監禁されていたチェンを救出する。マットはフランキー達に奇襲を受け、捕らえられる。リーズはチェンの逃亡を知ると、パーティを切り上げ、ヘリでの退散を企てる。リーズはフランキー達と共にボートに移り、ケージに監禁したマットを運び出す。リーズはソープを買収してマットを副隊長に据える計画だった事を明かすと、ケージごとマットを海中に沈める。

マットは絶体絶命の窮地に陥る。そこへミッチが駆けつけ、マットをケージから救い出す。ミッチはリーズが花火がセットされたはしけに向かい、そこでヘリに乗り移ろうとしているのだと悟ると、ロニーに花火を打ち上げるよう命じ、はしけに飛び移る。ロニーはC.J.に奮起させられ、制御装置を操作して花火を打ち上げ、ヘリの接近を妨害する。ミッチ達は花火の援護を受け、フランキーとレオンを撃退する。その矢先に、ミッチはリーズの銃撃を受け、海に転落する。間もなく、花火が弾切れになり、ヘリがはしけに接近する。リーズはマットに銃口を突きつける。そこに湾に生息する死に至るウニの毒でハイになったミッチが戻ってくる。リーズはマットを人質に取り、はしごでヘリに登ろうとする。その時、ロニーは装置に用途不明の赤いボタンがある事に気付き、やけくそでそれを押す。ミッチは咄嗟に傍の大砲形状の花火をリーズ目掛けて構える。その瞬間、はしけから一斉に花火が打ち上がり、リーズはミッチの放った花火の直撃を受けて木っ端微塵に砕け散る。ミッチは直ちに解毒してもらい大事を免れる。エラービーはミッチが言っていた事が正しかったと認め、詫びる。ミッチは湾が守れた事を良しとし、エラービーと和解する。そこにソープが現れ、ミッチを非難するが、マットはソープを殴り飛ばし、ソープは逮捕される。

その夜、ロニーはC.J.と一夜を共にし、二人は恋仲となる。翌日、マットはサマーとキスをする。ミッチはマットにメダルを返すと、めでたく事件を解決した事に伴い、マット、サマー、ロニーの研修卒業を伝える。ミッチはソープに代わる新しい隊長として、ながらくハワイを仕切っていた敏腕のケイシー・ジェーンを皆に紹介し、新体制のベイウォッチが始動する。

f:id:horohhoo:20171119124533j:plain

f:id:horohhoo:20171119124537j:plain

f:id:horohhoo:20171119124541j:plain

f:id:horohhoo:20171119124546j:plain

f:id:horohhoo:20171119124551j:plain

f:id:horohhoo:20171119124556j:plain

f:id:horohhoo:20171119124601j:plain

f:id:horohhoo:20171119124605j:plain

f:id:horohhoo:20171119124609j:plain

f:id:horohhoo:20171119124616j:plain

f:id:horohhoo:20171119124620j:plain

f:id:horohhoo:20171119124624j:plain

f:id:horohhoo:20171119124628j:plain

f:id:horohhoo:20171119124633j:plain

f:id:horohhoo:20171119124637j:plain

f:id:horohhoo:20171119124644j:plain

f:id:horohhoo:20171119124648j:plain

f:id:horohhoo:20171119124652j:plain