チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

ヒゲノミクス計画開始から七週間が経ち不細工に拍車をかける髭の調節を始めた。

寒い割には雪がほとんど降らないから、スノーブーツからスニーカーに戻してしまった。スノーブーツを新調するよりスニーカーを買い足した方が良いような気さえしてくる。冬に履くには寒々しいスニーカーしか持っていないからだ。まったく物欲を解消する事ばかり考えている。本来なら服や靴なんて買っている場合では無いのに、超絶不細工且つ貧ぼっちゃまばりの見栄っ張りだから衝動が抑えられない。ポンコツPCのもっさりぶりがいよいよ耐えられなくて、一刻も早く買い換えたい、否、買い換えるべきなのに、服飾アイテムより劣位に置いてしまう。果たして予定通りにこの冬に買い換えられるのだろうか。何にせよ私の匙加減ひとつだが、年末前後のセールで服を買い漁ってしまいそうで怖い。治療が必要なレベルなのだと思う。さて、ヒゲノミクス計画開始から七週間が経過し、毎日鏡で観察しているから目が慣れてきたとは言え、相変わらず違和感を禁じ得ない。部位によって生えるスピードが顕著に違うので、最近になってセルフ坊主用のヘアカッターで適当にトリミングし始めた。口髭も顎髭も大体同じ長さになるよう調整しているが、そもそも両者で密度が違うからどうにも不格好だ。口髭は伸ばし過ぎると唇にかかってしまうので、そうならない様に眉毛カット用のはさみで切り揃える事にしたが、これもなかなか難しい。もみあげと髭が繋がる山男の様な生え方が理想なのに、残念ながら私の遺伝子ではそうならないのが恨めしい。その点においても私の遺伝子が後世に残らないのは理に適っている。不幸が再生産されないで良かった。