チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

磨り減って溝が消失した私のスノーブーツのソールを見てやるせなさを消せやしない。

寒さは続いているのに雪がすっかり降らなくなってしまった。つまらない。これでも平年よりは積もっている方なのだが、明日は氷点下を脱して更に雨が降るらしいから、またツルツル路面が戻ってくるのは間違いない。昨日、なんでもない雪道で油断し、踵を滑らせて転びそうになった。すぐそばに雪かきをしている女性がいたから、危うく大恥をかくところだった。日記を遡ると、今履いているスノーブーツは四年前に買ったもので、もうそんなに経ったのかというある種の感慨を抱くが、春夏は完全に眠らせているのだから使用期間は実質丸二年ほどだ。しかし、その二年はその一足を毎日履いているのだから、さすがにくたびれてきたし、ソールの溝は磨り減って来ている。特にヒール部は当初あったギザギザの溝が失われて、完全にフラットになってしまっているのがなんともやるせない。こんな状態でツルツル路面をグリップできるはずもなく、滑るに決まっているのだ。しかし、いまスノーブーツを新調するのはどうにも難しい。今シーズンはこの一足を我慢して履き倒して、来シーズンに新調の望みをかけようかしら。来シーズンまで元気に生きている保証などありはしないのだし、さすがに鬼が嗤うか。そうは言ってもどこかの段階で身の処し方を考えなければならないな。腰の状態がいよいよヤバくて今すぐにでも消えてしまいたい。