チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊

ヨアヒム・ローニング,エスペン・サンドベリ監督作「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」("Pirates of the Caribbean: Dead Men Tell No Tales" : 2017)[BD]

破天荒な冒険を続ける海賊ジャック・スパロウが、呪いを解き、海を支配すると言われる槍を手に入れ、亡霊と化した海賊狩りを倒すべく仲間達と共に奮闘する様を描く剣戟ファンタジー作品。シリーズ5作目。

 

少年ヘンリーは、呪いをかけられてフライング・ダッチマン号と共に海底に沈んだ父ウィルを救うべく、手掛かりを探し求め、海を支配するといわれるポセイドンの槍があればそれが叶うと知る。ヘンリーは地図を元に海に出ると、海底のダッチマン号までウィルに会いに行く。ダッチマン号が浮上するや、呪われたウィルが現れ、エリザベスの元へ帰るようヘンリーに命じる。ヘンリーはジャックを捜してポセイドンの槍を見つけ出す決意を示すが、ウィルはジャックと関わらぬよう命じる。ヘンリーはウィルを必ず連れて帰ると誓うが、ウィルは呪いを運命だと説くと、ネックレスをヘンリーに託し、再びダッチマン号と共に海底に沈む。

九年後、神話や呪いについて学び、ジャックの捜索を続けるヘンリーは、海賊船を哨戒する英国海軍の艦船に水夫として乗り込む。ヘンリーは艦船が海賊船を追い込み、魔の三角海域に侵入しようとしている事に気付くと、艦長に針路変更を進言し、さむなくば全滅すると警告する。艦長はそれが伝説だと一蹴すると、ヘンリーを反逆者と見做して檻に監禁する。隣の檻の男は、ヘンリーがジャックを捜している事を知ると、ジャックは死んでセントマーチン島に埋まっていると伝える。その夜、魔の三角海域を進む艦船は、かつて無敵を誇ったスペイン艦隊で、海の処刑人という異名を取るサラザール艦長が率いる艦船サイレント・メアリー号の亡霊達の襲撃を受け、皆殺しにされる。サラザールはヘンリーに気付いて檻までやってくると、ヘンリーが持っていたビラを見てジャックを捜している事を知る。ヘンリーはそれを認める。サラザールは魔の三角海域の呪いに囚われており、脱出するにはジャックが持つコンパスが鍵となる事を明かすと、生き証人として助ける代わりにジャックを捜し出すよう命じ、再び陽の光を浴びるその時こそ、ジャックの死が訪れる時だという伝言を託す。

カリブ海、セントマーチン島。孤児のカリーナは、父が残したガリレオ・ガリレイの日記を唯一の支えにして天文学者の道を歩み、日記から自分が何者かを探ろうと企てていたが、その矢先に魔女と見做されて投獄される。カリーナはその器用さを活かして直ちに脱獄する。一方その頃、カリブ海随一の警備と称されるロイヤル銀行の開業セレモニーが始まり、重厚にして堅牢な金庫が住民に披露される。金庫が開かれ、その中で眠っていた酔いどれのジャックが目を覚ますと、裏手に控えていたギブスらが馬に金庫を引かせて強奪を図り、兵士がジャック達を追跡する。大騒動の中、ジャックは逃げ込んだ民家で偶然にも先に忍び込んでいたカリーナと遭遇する。ジャックはカリーナを囮にして逃走し、ギブスらと合流するも、金庫は開いたまま逃げる途中で空っぽになっており、ギブスらは船も無く役立たずのジャックに愛想を尽かして去る。

ヘンリーは魔の三角海域で遭難した艦船の唯一の生き残りとしてセントマーチン島に漂着し、病院で手当を受けるものの、反逆者として処刑される運びとなる。カリーナはそこへ看護師として忍び込むと、噂に聞くポセイドンの槍を探す理由をヘンリーに尋ねる。ヘンリーは呪いを解くためだと答えるが、カリーナは非科学的だと一蹴する。ウィルはポセイドンが残したとされる、誰にも読めない地図について、古文書を読んで知った事を明かす。カリーナは日記によれば、地図が星空に隠されており、ブラッドムーンになればそれを読んで、槍が見つけられる事を明かすと、船が必要だと訴える。そこへ追手がやってくると、カリーナはヘンリーを逃して自らは捕らえられる。一方、不貞腐れたジャックは文無しで酒場を訪ねると、一番欲しい物を指す愛用のコンパスを酒のボトルと交換する。ジャックがコンパスを手放した事で、サラザールらは直ちに魔の三角海域から解放され、メアリー号で早速海賊狩りに出発する。ジャックは酒場を出た直後に軍に捕らえられ、翌日処刑される運びとなる。

その夜、ブラッドムーンが訪れ、カリーナの持つ日記の表紙に付いていたルビーが外れる。ルビーの輝きは表紙に記された「海の力、解き放て、全て打ち崩し」を浮かび上がらせ、カリーナは夜空の五つの星が島に導くのだと悟る。ヘンリーは兵士を装って牢屋に忍び込み、ジャックを見つけるが、想像と異なるその風貌に失望する。ヘンリーはウィルとエリザベスの息子だと明かすと、ポセイドンの槍でウィルを救いたいのだと訴え、地図を知る女がいる事を明かす。ヘンリーは我関せずを決め込むジャックにサラザールのメッセージを伝え、復讐つもりだと警告すると、コンパスが鍵であり、槍があればジャックも助かると説く。一方、栄華を極めるバルボッサは、自らが所有する船がサラザールによって襲われ、次々と沈められているとの報せを受け、旧知の魔女シャンサに会いに行く。シャンサはサラザールの狙いが槍を捜すジャックであり、陸にいれば亡霊が近づけない事を明かすと、手中に収めたコンパスをサラザールに譲り、亡霊をジャックの元へ案内するよう促す。

翌日、ジャックはギロチン台に、カリーナは絞首台に乗せられ、町の人々の見世物にされる。カリーナは魔女では無いと訴えかけ、茶々を入れるジャックと口論する。そこへヘンリーが金で雇ったギブス達と駆け付け、ジャックとカリーナを救出する。一行はジャックが所有する、かつてのブラックパール号には大きく見劣りする船ダイイング・ガル号に乗って、槍捜しに出発する。ヘンリーとカリーナはマストに縛り付けられる。ジャックはカリーナに地図を渡すよう求める。カリーナは地図が星空に隠されている事を明かす。ヘンリーはカリーナに対し、互いに父を求めている点で似た者同士だと説く。一方、バルボッサの船はメアリー号の襲撃を受ける。バルボッサをはサラザールにジャックが槍を捜している事を明かすと、日の出までに自らがジャックの元へ案内すると提案し、サラザールはそれに応じる。英国海軍は槍を先に入手すべくシャンサに協力を依頼し、カリーナが牢屋の壁に記した図柄を解読させる。

やがて日の出を迎える。サラザールはバルボッサに時間切れを告げると、ジャックを敵視するに至った出来事を語る。その昔、父と祖父の命を奪った海賊への憎悪に駆られたサラザールは、海を本来の姿に戻すために、メアリー号で無数の海賊達を処刑してきた。ある時、サラザールが襲った海賊船の船長からコンパスを受け継いだ若きジャックは、魔の三角海域を差したコンパスに従い、サラザールを挑発する事で三角海域に誘い込むと、直前で急旋回を決めて罠にはめる事に成功した。メアリー号は三角海域の岩場に乗り上げ、船は爆発炎上し、サラザールとその手下達は死後、亡霊と化したのだった。ジャックは船員の尊敬を集めて船長に取って代わり、全てを奪われたサラザールはジャックへの復讐を決意したのだった。

サラザールがバルボッサをを殺そうとしたその時、メアリー号の進路にガル号が見つかる。間もなく、ジャック達はメアリー号の接近に気付く。ジャック、ヘンリー、カリーナの三人はギブスらに船を降ろされ、ボートで近くの島に向かう。サラザールはメアリー号から亡霊鮫を放つ。ジャック達は鮫の襲撃を躱して命からがら島に上陸する。サラザールは手下を率いてジャックらを追うが、陸に上がれない為に足止めを食らう。森に逃げ込んだジャックらはハングマンズ・ベイの住人らの罠に嵌って捕らえられる。一方、ギブスらは英国海軍と遭遇し、拘束される。サラザールはジャック達を追えない事に苛立ち、バルボッサの手下達の処刑を始める。バルボッサを自ら手下と島まで行ってジャックを連れてくる意向を示し、許しを請う。

ジャックは島の住民ピッグケリーから借りを返すよう求められ、醜いやもめで子連れの妹ビアトリスとの結婚を強要される。そこへバルボッサらが駆け付け、ジャックらを救出する。バルボッサはジャックをサラザールに渡さず、自らの手で槍を見つけて海を取り戻す意向を示すと、ジャックの持つブラックパール号を収めた瓶を黒ひげの剣で割る。海に戻ったブラックパール号は元の姿へと復活する。バルボッサはジャックをマストに縛り付け、自らを船長としてブラックパール号を出航させる。カリーナは案内を任せて欲しいとバルボッサに請い、バルボッサをはカリーナに舵取りを任せる。一方、英国海軍の艦船はブラックパール号を発見し、追跡する。ギブスらは艦船からボートに乗って脱走する。

バルボッサはカリーナに日記がイタリアの船から盗まれた物だと指摘すると、どこで手に入れたのか尋ねる。カリーナは父がくれたのだと答える。バルボッサがこそ泥だと詰ると、カリーナは父への侮辱に憤慨してバルボッサを引っ叩き、施設の前に自分と一緒に置かれていた事を明かす。バルボッサはカリーナが孤児だと知るや、その名を聞き出す。バルボッサはコンパスがカリーナを指し示す事を確認すると、カリーナが妻マーガレットとの間に儲け、金代わりのルビーと共に孤児院に託した実の娘だと知って動揺する。ジャックがそれに気付くと、バルボッサは真実を伏せておくようジャックに命じる。ジャックはコンパスを要求するが、バルボッサはそれを拒む。

間もなく、バルボッサらは英国海軍の艦船の接近に気付く。その矢先にメアリー号が出現し、艦船を破壊して沈める。バルボッサはカリーナに針路を維持するよう命じ、臨戦態勢に突入する。ヘンリーはジャックをマストから解放する。メアリー号はブラックパール号に並んで襲撃を開始する。ジャックは双方の船を行き来して、サラザールと闘争する。更にギブスらが駆け付け、双方の船で激しい死闘が繰り広げられる。やがて、船が五つ星の下に近づき、カリーナは眼前に島を見つける。サラザール達はヘンリーを攫ってメアリー号に戻る。ブラックパール号は島に乗り上げ、メアリー号は急旋回して島から離れる。

カリーナ達は島に上陸する。間もなく、日の出を迎えると、地上に散りばめられた宝石が夜空の星々の様に輝き始める。カリーナはそれこそ誰にも読めない地図だと悟ると、赤い五つ星の中で唯一輝きを失っている場所へ向かい、バルボッサに促されてそこにルビーを嵌める。すると五つ星の光が繋がり、海が割れて底に眠る槍までの道が拓かれる。ジャックとカリーナは底へ滑り落ちる。カリーナは槍の元へ向かう。ジャックはカリーナが落とした日記を拾う。サラザールは槍を先に奪うべく、ヘンリーに乗り移って底へ降り、ジャックに襲いかかる。カリーナが槍を引き抜くと、ヘンリーはカリーナから槍を強奪する。陸地でも姿を維持できる様になったサラザールはヘンリーの体を捨て、海を自在に操ってジャックをこっぴどく痛めつける。カリーナとヘンリーは日記に記された言葉から、槍こそが呪いの源だと悟る。サラザールは槍でジャックの胸を突くが、その矛先は忍ばせていた日記で刺さって止まり、ジャックは槍を掴む。ヘンリーはその機に乗じて槍を叩き壊す。その途端、呪いが解けてサラザールと手下達は元の人間の姿に戻る。彼らが喜んだのも束の間、割れていた海が元に戻り始める。そこへブラックパール号が錨を降ろし、バルボッサが助けにやってくる。ジャックらは錨に飛び移るが、サラザールもまた手下を見捨てて錨に飛び付く。バルボッサは落ちそうになったカリーナを掴んで助ける。その際、カリーナはバルボッサの腕に刻まれた五つ星のタトゥーを見て、自分との関係を問う。バルボッサはカリーナが宝だと答えると、カリーナに追いつかんとするサラザールを道連れにして落下し、海の底へ沈む。間もなく、ジャックらはブラックパール号に引き上げられ、海は塞がる。一同はバルボッサの死を悼む。ジャックはヘンリーを介してカリーナに日記を返す。カリーナはヘンリーに対し、自分の名をバルボッサと名乗る。

ヘンリーはカリーナを連れて故郷に戻る。そこへウィルがダッチマン号に乗って戻ってくる。ウィルは成長した息子の姿に目を見張る。ヘンリーはネックレスをウィルに返す。そこへエリザベスがやってくる。ウィルとエリザベスは互いに駆け寄って抱き合い、口づけを交わす。ジャックはブラックパール号でその様子を見届けると、再び船長としてギブスらを率いて、コンパスが指し示す水平線の方角へ航海に出る。その後、ウィルはエリザベスと共に眠るベッドにデイヴィ・ジョーンズの影が忍び寄る夢を見て目を覚ます。ウィルは誰もいない事を確認すると再び眠りに就くが、傍の床には水たまりとフジツボが残っており、槍が呪いを解いた事でデイヴィ・ジョーンズをも復活した事が示唆される。

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