チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

映画「スリー・ビルボード」は実に痛快な作品だったが果たしてヒットするのかのう。

毎晩毎晩、中途覚醒が酷すぎる。目が醒める度に腹を立てて再び眠りに就くのだが、数十分から一時間ほどでまた目が醒める。どうすれば就寝から起床まで一度も目覚めないで済むのだろうか。以前は、堕落しきった暮らしで疲労が足りないから眠りが浅いのかしらと考えていたが、心身ともにある程度疲れを感じている日でもお構いなしに中途覚醒が起こる事から、やはりベッドがポンコツ過ぎるせいだと考えるに至った。この状況に慣れたと、心では思っていても体はそれを認めていないという事か。それはさておき、昨日は2017年のゴールデングローブ賞を受賞した「スリー・ビルボード」をシネコンで観てきた。私はその受賞の一報を聞くまで、本作について知らなかったのだが、娘をレイプ殺人で失くした母親が鄙びた道路沿いの三枚の看板に、地元警察の署長に対する不満と非難のメッセージを掲示するという、なんともユニークな設定に興味が湧いて、その時点で観ようと即断した。ややブラックコメディ寄りのドラマ作品だったが、起伏に富んだストーリーで観る人の先入観を絶えず揺さぶる感じが痛快で、高く評価されるのも納得の出来ばえだった。こんなに面白い作品なのに、派手さに欠けるからか、シネコンでは小さいスクリーンを宛てがわれ、客も公開直後にしては少なめだった。インフルエンザが怖いから人混みを避けられたのは良かったが、興収を考えるとなんだかなぁと思ってしまった。