チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

人生の大半が部屋干し生活の私はベランダのある物件暮らしへの憧憬が止まらない。

昨日は季節外れの暖かさで雨が降りそうだったので完ヒキして一歩も外に出なかった。丁度良い機会だから愛用のデニムを一気に三本洗濯してやった。実にンヶ月ぶりで、前回いつ洗ったのか思い出せないほどだ。穿く度に除菌消臭スプレーを施してオイニーを防いでいるのだが、さすがに誤魔化しも効かなくなってきていた。頻繁に洗わないのは、できるだけ色落ちを防ぎたいというのもあるが、狭苦しい汚部屋でデニムの様にヘビーな素材を乾かすのは難儀だからである。その点、真冬は乾燥しているから打ってつけである。それにしても除湿機と扇風機をフル稼働で併用して、三本がほぼほぼ乾ききるまでに五時間ほど費やした。寒空とは言え、天日干しできればどれだけ気持ち良い事だろう。デニムに限らず、洗濯物を天日干しするという経験は、実家の団地を出てからこの方もうン十年ないから、その感覚すら忘れてしまった。ボロくてむさ苦しい団地だったが、ベランダがあったし、今にして思えばなんだかんだでアパートよりずっとマシな環境だった。ときに、最近になって近所に建った意識高い系のマンションは、陽当りが良さそうな方角にベランダがあって超絶羨ましい。家賃がどれほどか分からないが、私くらいの年頃で普通に定職に就いていれば住むのに造作もない額だろう。それはさておき、昨日は隣人Qの部屋で何やら大掛かりな工事が行われ、喧しくて仕方なかった。しかも突然始まったから驚いた。底辺の集うポンコツアパートにしても、事前に一言断りくらいあっても良さそうだが、私などには異議を申し立てる資格も無いか。