チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

ザ・ボディガード

ジョナサン・モストウ監督作「ザ・ボディガード」("The Hunter's Prayer" : 2017)[DVD]

薬物依存症を患う殺し屋が、雇い主に妻子を人質に取られて命じられた少女の殺害を拒み、雇い主が放った刺客から少女を守る為に奮闘する様を描くアクション・スリラー作品。

 

表向きは実業家で、裏では麻薬ビジネスを手掛けるアディソンは、部下の弁護士ハットーの裏切りを察知すると、殺し屋メッツガーにハットーの殺害を命じる。メッツガーはニューヨークのハットー邸に侵入し、ハットーとその妻、メイドを射殺した後、邸宅を焼き払う。退役軍人で薬物依存症を患うルーカスは、同じくアディソンからハットーの娘エラの殺害を命じられ、エラが留学中の高校があるスイス、モントルーにやってくる。エラは両親の死を知る由もなく、夜中に寮を抜け出し、恋人セルジオに会いに行く。ルーカスはエラを尾行する。エラはセルジオとクラブで楽しむが、間もなくルーカスが自分を見ている事に気付くと、それが父が送った見張りだと誤解し、興醒めして帰ろうとする。ルーカスは自分以外にエラを狙う複数の刺客の存在に気付き、銃撃すると、パニックに陥ったクラブからエラを連れ出す。刺客はルーカス達を追う。ルーカスはエラと付いてきたセルジオを車に乗せ、逃走を図る。ルーカスは敵の激しい追撃を退け、街の外の山道へ出ると、敵の車を崖から突き落とし、止めを刺す。ルーカスはエラ達に携帯を捨てさせ、エラが狙われている事を明かす。ルーカスはアディソンから妻テレサと娘ジリアンを殺すと脅されていながら、エラを殺す事ができず、エラに車に戻るよう命じる。セルジオはエラを止めるが、エラはルーカスに従い車に戻る。エラは警察に連絡すべきだと訴えるが、ルーカスは警察にも敵が紛れ込んでいると説く。

翌朝、バーゼルに着くと、ルーカスは駐車場で車を乗り換え、国境を超える為にエラを強引にトランクに隠れさせる。ルーカスは麻薬を注射して正気を保つ。エラは自分を追い出した父と、父が母の死後に再婚した妻への嫌悪感を露わにする。ルーカスは戦地で経験した忌々しい出来事を語り聞かせる。一方、アディソンと結託しているFBI捜査官バンクスは、イングランドのハロゲイトにあるアディソンの私邸を訪ねると、ハットーが死の直前に当局への密告を企て、会社の資金2500万ドルを盗んでいた事を報せる。アディソンはメッツガーが持ち帰ったハットーの携帯をバンクスに渡すと、エラとルーカス、そしてカネを捜し出すよう命じる。

ルーカスは無事国境を超えると、フランスのショーモンの無人の別荘に忍び込む。ルーカスはアディソンに連絡し、エラを狙う理由を尋ねる。アディソンはハットーの裏切りを明かし、部下全員に対する見せしめとして制裁が必要だと説く。アディソンはルーカスを最高のハンターと評価すると、自分の助け無しでは良質の麻薬が手に入らないと懐柔を図り、エラを殺すよう命じる。ルーカスはトランクからエラを出してやる。エラはトイレで電話を見つけると、ルーカスに気付かれない様にハットーの携帯にかける。応対したバンクスは、ルーカスがプロの殺し屋でエラを狙っていると説き、電話を追跡して助けに行く意向を示す。エラはトイレから戻るなり逃走を図る。ルーカスは咄嗟にエラに拳銃を向けるが、命乞いするエラを撃てず、その場に呆然と立ち尽くす。エラはその隙に乗じて逃走し、最寄りのレストランに辿り着く。車で追ってきたルーカスは、殺す為に雇われたものの自分には無理だと訴え、エラに理解を求める。ルーカスはハットーが殺された事を伝えると、ハットーへの警告として自分がまずエラを殺す予定だったが、それができなかった為にハットーらが殺されたのだと説く。

二人は店の前で休息を初めた矢先に、ライフルで武装した二人の刺客の襲撃を受ける。ルーカスは脚に被弾しながらも二人を撃退し、エラを連れて車で店を離れる。ルーカスは麻薬を注射する間、エラに運転を任せるが、エラは誤って衝突事故を起こす。二人は車を乗り捨て、近くの駅に辿り着く。ルーカスは知己のダニに連絡する。列車に乗ると、ルーカスはダニと落ち合い、銃槍の治療を頼む。エラは食堂に向かう。ダニは治療を終え、エラの元に移動すると、ルーカスが麻薬を欲しているだけでエラを顧みはせず、頼りにすべきではないと説き、カネを渡して次の駅で下車し、逃げるよう唆す。エラはそれに従い、駅で下車する。ダニはルーカスの元に戻ると、麻薬を勧めてルーカスを留めようとする。ルーカスは不信感を抱き、注射を首に突きつけてダニに真意を問い質す。ダニはアディソンがルーカスに懸賞金を掛けており、メッツガーと組んでいる事を自白する。メッツガーは乗降客が往来するホームでエラに声をかける。ルーカスは発砲してメッツガーを退け、エラを連れ去る。

二人はブローニュ=シュル=メールから船に乗り、イギリス海峡を渡る。道中、エラはルーカスが人を殺している事について非難する。ルーカスはエラに銃を持たせて扱い方を教える。英国に着くと、ルーカスはエラをリーズの隠れ家に連れて行く。エラは壁に貼られた写真のジリアンについて尋ねる。ルーカスはテレサが妊娠中に出ていった為、ジリアンと会った事がなく、迷惑がかかる事から会いにも行かないのだと答える。エラは会いに行くよう促す。ルーカスは麻薬を注射する。インスリン注射と誤解していたエラは、それが麻薬と知るなり、ジリアンと会わないのは正解だと詰る。その言葉に触発され、ルーカスは薬抜きを始める。

エラはネットでアディソンの本社がリーズにある事を知ると、ハットーの遺産を元手にアディソンへの仇討ちをルーカスに依頼する。ルーカスは人を殺せば魂を失う事になると諭す。エラはそれを聞き入れず、拳銃を持って本社を訪ねると、アディソンへの面会を希望する。エラは現れたアディソンに拳銃を構えるが引き金を引けず、逃走を図ろうとして駆けつけた警察に逮捕される。エラはアディソンが両親を殺したと訴えるが、警察はそれを無視する。

バンクスはアディソンに連絡し、ハットーがエラの口座にカネを隠しており、詐欺捜査班がスイス政府に令状を送った事から口座が間もなく凍結される見通しを伝える。アディソンはエラを釈放してカネを手に入れるようバンクスに命じる。エラはバンクスの身柄を引き受けると、米国へ護送する様に装って車で空港へ向かう。一方、薬抜きを終えたルーカスは、逃亡の手配を始めるが、その矢先に懸賞金を狙って襲撃に来たダニを返り討ちにする。道中、バンクスはエラの口座が事件に関係していると説き、口座のログイン情報をエラに書かせる。エラは車が空港に向かっていない事に気付く。バンクスは開き直り、エラをメッツガーの待つ倉庫へ連れ込む。車で移動中のルーカスはアディソンから連絡を受け、エラが捕まった事でもう用済みだと伝えられる。

夜、アディソンは私邸で慈善パーティを開く。バンクスらはエラを地下室に運び込むと、アディソンに連絡する。程なく、ルーカスは私邸に着くと、護衛を殺して邸内に侵入する。ルーカスは客に気付かれない様にアディソンを拳銃で脅し、地下に連れて行かせる。ルーカスはバンクスとメッツガーに拘束されているエラの解放を命じる。メッツガーはエラに銃口を突きつける。そこへアディソンの息子ウィリアムがアーチェリーを携えて駆け付ける。両者はそれに気付くなり、銃撃戦を始め、ウィリアムはアディソンを誤射して逃げる。エラは咄嗟に逃げ出し、手負いのアディソンもその場を離れる。ルーカスはバンクスを射殺し、エラを探す。エラはメッツガーに見つかり、銃撃に倒れる。そこへルーカスが駆けつけ、メッツガーと格闘するが劣勢に立たされる。アディソンはライフルでメッツガーを射殺し、次にルーカスに狙いを定める。エラは倒れたままアディソンを拳銃で射殺する。ルーカスは屋外に駆けつけた救急車へエラを運ぶ。エラはルーカスが逃げずに助けに来たのは良い人だからと告げ、搬送される。

後日、ルーカスはテレサとジリアンが暮らす家の近くで、エラから連絡を受け、エラが叔母といとこと暮らしている事を知ると、ジリアンに会う約束をした事を伝える。二人は互いに別れを告げて電話を切る。テレサとジリアンは訪ねてきたルーカスを迎え入れる。

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