チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

クレイジー・パーティー

ジョシュ・ゴードン,ウィル・スペック監督作「クレイジー・パーティー」("Office Christmas Party" : 2016)[DVD]

業績不振を理由に、CEOの姉から支社の閉鎖を突きつけられた支社長の弟とその部下達が、禁じられたオフィスでのクリスマス・パーティを強行し、起死回生を図る様を描くコメディ作品。

 

2016年、クリスマス二日前の朝。IT企業ゼノテックのシカゴ支社で技術部長を務めるジョシュは、妻との一年間の協議の末、全財産と引き換えに離婚成立に漕ぎ着け、晴れやかな気持ちで出社する。社内では夜に催されるクリスマス・パーティの準備が進む。ジョシュはその日の午後に予定されている大口顧客データ・シティへのプレゼンの資料を受け取りに、直属の部下で主任SEのトレイシーの元を訪ねる。トレイシーは自らが開発した新技術をデータ・シティに売り込む事を提案するが、ジョシュは難色を示す。トレイシーは野心を持つべきと詰る。ジョシュは資料を携え、支社長クレイの元へ向かう。死後間もない創業者の父から支社を受け継いだクレイは、社員らが不満を抱き、クリスマス気分で無い事を憂うと、仕事そっちのけで社員に配るプレゼントを買いにジョシュを連れ出す。道中、クレイは川に架かる跳ね橋を跳び越える速度について話し始める。二人はデパートに訪れ、商品を物色する。クレイは社員思いだった亡き父の様になる事を望む。

二人が出かけている間、クレイの姉で暫定CEOのキャロルが支社に押しかける。キャロルは社内のクリスマスのムードに憤り、管理職を集めて緊急会議を開く。ジョシュ達が帰社すると、キャロルは四半期の収益が自らの掲げる目標に達していない事を指摘し、業績不振に加えて新規事業のアイデアも無い事を詰る。それを受け、トレイシーは電力網に繋がるあらゆる物を通して無線接続を可能にする新技術「エニウェア」を提案する。キャロルはそれが四年前に始めていまだ完成していない事を知り、非現実的だと一蹴する。また、キャロルはオフィスでクリスマス・パーティを開くと知って即座に中止を命じ、更に経費削減の為に社員のボーナスカットと40%のリストラを言い渡す。クレイは反発するが、キャロルはクラヴ・マガによって力づくでクレイを説き伏せる。ジョシュはデータ・シティとの契約成立を条件に、命令の撤回を要請する。キャロルは自らがロンドンに到着するまでの契約成立を条件に課し、応諾する。

リストラの話を伝え聞いた社員らは一斉に反発する。クレイはリストラを行わないと約束する。午後、ジョシュ、クレイ、トレイシーはデータ・シティの責任者ウォルターの元へプレゼンに赴く。ウォルターは製品を評価しながらも、支社の閉鎖、リストラ、給与カットを強行する利益優先主義のゼノテックの社風を問題視し、契約に難色を示す。クレイはそれを否定し、社員が家族だと説くと、クリスマス・パーティの強行を決意し、ウォルターにパーティへ社風を見に来るよう促す。

クレイは社員にパーティ開催を通知し、意気揚々と準備を始める。ジョシュは一旦アパートに帰宅する。そこへ空港へ向かう途中のキャロルが立ち寄り、給料倍増を条件にニューヨーク本社への異動をジョシュにオファーする。ジョシュはクレイを裏切れず、シカゴで満足していると答える。キャロルは、支社が閉鎖になってもクレイには信託財産があるが、ジョシュには何も残らないと言い残して立ち去る。

夜、ジョシュは早くも賑わうオフィスに戻ってくる。パーティを成功させようと意気込むクレイはサンタに扮してオフィスに派手に登場する。クレイはスーツの下に巻き付けた大量の札束をジョシュに見せ、社員にボーナスをばら撒く意向を示す。DJに扮するジョエルがオフィスを盛り上げる一方で、社則にうるさい人事部長のメアリーは節度を守って楽しむよう皆に促す。トレイシーはツテを通じてNBAスターのジミー・バトラーを連れてくる。日頃から恋人が架空の存在だと部下に誂われているエンジニアのネイトは、見栄を張る為にエスコートサービスで恋人代わりの娼婦サバンナを呼ぶ。

開始から間もなく、ウォルターがやってくる。ジョシュは消極的なウォルターを盛り上げる為に奮闘する。クレイは盛り上がりに欠けるとジョシュに伝え、ウォルターに社内を案内する。サバンナはネイトに超過料金を要求し、ネイトはATMに現金を下ろしに行く。クレイの秘書でシングルマザーのアリソンは、経理部のフレッドに好意を寄せられ、託児室で事に及ぼうとするが、フレッドがマザコンだと知って拒絶する。ジョシュとトレイシーはスノウマンに扮してオフィスを盛り上げる。クレイはウォルターに支社長としてリスクを怖れない覚悟を示し、電飾コードでターザンの様にスイングする挑戦を例えに挙げる。ウォルターは辞去しようとする。メアリーはサバンナが置き忘れたコカインの包みを、雪の源と間違ってスノーガンに投じる。ウォルターはスノーガンでコカインの直撃を浴びてハイになる。クレイはウォルターと共にどんちゃん騒ぎに興じる。トレイシーはマリファナを一緒に楽しむ為にジョシュを屋上へ連れ出すが、その際にドアのロックが掛かり、二人は戻れなくなる。一方、空港ではモンスター級の嵐によって全便欠航が決まり、キャロルは空港を後にする。

クレイはウォルターとステージに上がってパーティの熱狂を加速させる。ジョシュ達はクレイと連絡が取れず、寒空の下で人が来るのを待つ。ジョシュはトレイシーが独り身だと知り、かつて離婚協議中にトレイシーの誘いを断った事への後悔を示す。間もなく、泥酔したジェレミーが小便にやってくると、ジョシュ達は宴も酣のオフィスに戻る。ステージ上のウォルターは勢いに任せて契約の意向を示し、クレイ達は歓喜する。一方、キャロルはウーバーで街に戻る途中、ドライバーからゼノテックのパーティに行く客を乗せた事を聞き、支社に急行する。カネを下ろして戻ってきたネイトは、独りで落ち込んでいるアリソンを励ます。その矢先にネイトは、サバンナが彼女の設定を破り、他の男に手コキしてひと稼ぎした事を伝え聞く。

キャロルは収集がつかないほどらんちき騒ぎのオフィスに駆け付けると、クレイを見つけるなり掴みかかって詰る。ジョシュはこれがウォルターの為に催したパーティであり、契約に漕ぎ着けた事を明かす。その時、ウォルターは前述のクレイの言葉に触発され、コードでターザンに挑んで転落し、重傷を負って救急搬送される。メアリーはウォルターが今日付けでデータ・シティを解雇されたと伝え聞いた事を明かす。キャロルは直ちに支社の閉鎖を決定する。ジョシュ達は翻意を促す。キャロルはジョシュがニューヨーク本社に移る事を明かす。ジョシュは承諾はまだだと応えるが、クレイはジョシュに失望して立ち去る。ネイトはオフィスを出て帰ろうとするサバンナを非難し、カネを返すよう求める。そこにマネジャーのトリーナが現れ、拳銃でネイトを恐喝する。更にその傍でクレイがやけくそになって酒を呷り始める。トリーナはクレイが支社長と知って目の色を変えると、別のパーティと称してクレイを車で連れ出す。

ジョシュはキャロルからのオファーについて黙っていた事をトレイシーに弁解する。トレイシーは自らもオファーを受けていながら断った事を明かすと、それができないのはジョシュが臆病だからだと詰る。一方、社員達はクレイが会社を潰して逃げたと非難し始める。アリソンはそれを否定し、クレイが私財を投げ売ってパーティやボーナスを準備した為に破産状態にあり、社員は家族だから仕事で返してくれると常に口にしていた事を明かす。ネイトはクレイが連れ去られた事を伝える。キャロルはそれを意に介さず、父の遺灰をオフィスから持ち出して立ち去る。

オフィスには社員以外のならず者まで乱入し始める。ジョシュは警備員のカーラに騒ぎへの対処を任せると、トレイシーと共にメアリーの車に乗ってクレイの救出に向かい、キャロルもこれに同行する。クレイはロシア系の会員制クラブに連れて来られ、トリーナ達とコカインに興じる。クレイはキャロルがいつまで経っても自分を無能扱いする事への不満を漏らすと、カネを使い果たして30万ドルしか残っていない事を明かす。トリーナはカネの所在を尋ねる。ジョシュ達はクレイの携帯を追跡してクラブに辿り着き、店内に押し入るが、入れ違いでクレイ達は車で出かけていく。ジョシュはその際にクレイが発した言葉から行き先が跳ね橋だと悟り、皆で車を追跡する。

トリーナはカネのある場所へ連れて行くようクレイに命じるが、クレイはそれに従わず、自分を解き放つ為に危険を冒しに行くと告げ、車を爆走させる。ジョシュ達はクレイ達に追いつき、説得を試みるが、クレイはそれを無視する。ジョシュは自らも一緒に跳ね橋を跳ぶ意向を示す。両者の車は猛スピードで跳ね橋に接近する。キャロルは直前で運転を妨害して阻止する。クレイ達の車はその煽りを食って欄干を突き破り、川沿いの設備に衝突する。それに伴い、市内の全通信網がダウンする。

明け方、クレイ達は病院に搬送されるが大事を免れる。キャロルは事故が役員会に知られ、自らもクビになる事を危惧する。トレイシーはキャロルに指摘され、エニウェアが抱える不備に気付くと、通信網がダウンしている内が好機だと考え、ジョシュと共に会社に戻る。トレイシーは宴の後の惨状の中に残った社員らの協力を得て、備品を寄せ集め、修正を施したエニウェアを起動する。間もなく、エニウェアは開通に成功し、通信網が復旧する。ジョシュとトレイシーは口づけを交わし、またアリソンとネイトも口づけを交わす。一方、クレイはキャロルに自らの非を詫びる。キャロルはエニウェアの完成を知り、支社の閉鎖を撤回する。そこへ治療を受けたウォルターが現れ、人生最高の夜だったと告げて立ち去る。間もなく、クレイは退院し、迎えに来たジョシュらと和解する。一行は仕切り直しの朝食会へと爆走する。

f:id:horohhoo:20180314124606j:plain

f:id:horohhoo:20180314124610j:plain

f:id:horohhoo:20180314124615j:plain

f:id:horohhoo:20180314124619j:plain

f:id:horohhoo:20180314124623j:plain

f:id:horohhoo:20180314124627j:plain

f:id:horohhoo:20180314124632j:plain

f:id:horohhoo:20180314124636j:plain

f:id:horohhoo:20180314124640j:plain

f:id:horohhoo:20180314124645j:plain

f:id:horohhoo:20180314124652j:plain

f:id:horohhoo:20180314124656j:plain

f:id:horohhoo:20180314124700j:plain

f:id:horohhoo:20180314124704j:plain

f:id:horohhoo:20180314124708j:plain

f:id:horohhoo:20180314124713j:plain

f:id:horohhoo:20180314124717j:plain

f:id:horohhoo:20180314124721j:plain