チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

女の毎日の化粧にかかる労力とコストを考える時、私は男に生まれて良かったと思わなくもない。

昨日はゴミ出し以外一歩も外に出なかった。心身を慮れば多少なりとも外に出て体を動かすのが良いに決まっているが、特売などの必要に迫られないと出かける気がしない。髭を剃ったり、着替えたり、アトピックスキンを誤魔化す為にローションを塗り込んだり、と一連の作業が煩わしくて仕方ない。汚部屋に留まっていれば何もしなくていい。顔を洗うのも歯を磨くのも一日一回で済む。なんてゴミクズ野郎なんだ。もし女だったら外出時に化粧が欠かせないのだろう。なんて面倒なんだ。もちろん化粧をしなくてもタヒぬワケでは無いはずだが、一端の社会人として在る為にほぼほぼ化粧を強制されている様なものだと思う。年頃の女ですっぴんのまま社会生活を営んでいる人はおよそ皆無に等しい。男に必要なのはせいぜい整髪くらいで、脂ギッシュな素顔を晒していても問題視されない。この事を考える度に私はアンフェアだと思う。化粧にどの程度時間を費やすかは人によってピンきりだろう。もし男にも化粧の習慣があったら、超絶ブサキモグロフェイスの私などは、その辺を出歩くだけでも念入りに化粧を施すに違いなく、ン十分を費やす事になるだろう。また、費やすのは時間だけで無く、カネも相当の負担を強いられるだろう。生涯換算すると目眩がする。しばしば女の方が人生はイージーだ的な与太話を見聞きするが、女には男には到底理解しえない生理がある事だし、女とまるで接点の無いおっさんが妄想に依拠するに、男の方が圧倒的にイージーではないかしらと思う。