チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

運転できないとまっとうな人間扱いされないこのモータリゼーションな社会が私にはツラすぎる。

寒さを脱して季節外れの暖かい周期に入った。今日は雲ひとつ無い快晴となっている。いよいよ衣替えを始めねばならない。冬用のアウターをクリーニングに出すべきか悩むところだ。ハンガーにかけっぱにしておくと、ホコリ塗れになる一方だし、何よりハンガーのスペースが塞がって邪魔なのだ。一応、部屋の隅っこに収納用のクローゼット的な小部屋があるのだが、家電のダンボールなどで埋まってしまっていて用をなさない。ケチ臭い性分ゆえに、買い足すばかりで捨てないからこうなるのは必定だが、現在の時点でパンク状態なのだからどこかで見切りを付けないと、もう買い足す事すらままならない。明日にも届く予定のおニューのハットをかける場所も無いから、ほとんど着用しないハット一つを捨ててやろうと思う。無駄な買い物をしたものだが、後悔は先に立たないのだから仕方ない。こんな風にして、アラホーの生涯でどれだけ無駄なモノに浪費してきただろう。アホみたく服飾アイテムに注ぎ込まなければ、車の一台くらい買える額が貯まったに違いない。と言っても、私は二十歳で免許取得以来、一度も運転をしていない完全なペードラだから、そもそも車を買おうという動機すら持ち合わせていないのだった。当地で自活するには、運転スキルがほぼほぼマストだから、私はその一点だけ取ってみても人間扱いされないのであり、底辺からの脱出など見果てぬ夢に等しい。それにしても運転できない事に起因する劣等感はマジでハンパない。