チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

忌々しい高校野球の中継を見るにつけ私のどす黒いネガチブがしとどに放出される。

今年もまた忌々しい夏の高校野球が始まった。NHKは朝から夕方までぶっ通しで中継するから否が応でも目に入ってしまう。私はスポーツ全般が嫌いな万年帰宅部系メンタルを引きずるおっさんなのだが、昔から野球が特に嫌いだし、それに心酔しているファンはもっと嫌いだ。野球への嫌悪感は年々募るばかりで、今では虫酸が走るほどの憎悪に移行しつつある。まあ、嫌ならテレビを消せば良いだけの話なのだが、そうは言ってもNHKが全編中継する事自体が気に入らない。別途スポーツ専門チャンネルでも作ってそこでやってほしい。こんな戯言を弄しているのは、私の様に厭世的な最底辺のおっさんくらいだろう。高校野球に対してこの得も言われぬ嫌悪感が生じるのは、見るからに健康そうな球児らの体が私の劣等感を刺激して止まないからだと思う。彼奴らは健康とは無縁の私には実に忌々しい存在に映るのだ。ときに昨夜も、汚物の様な腕を掻き毟るその所作の激しさに驚いて目が覚めた。痒み止めを飲んでいてもこの有様だから、手を縛って寝たいくらいだ。そう考えていたら、アトピーを発症して間もない幼ない頃には、毎晩寝る前に、母親に頼んで両手をベッドの柵にタオルか何かで縛ってもらっていた事を思い出した。当然現在の私には縛ってくれる人などいない。当時かかっていた医者は、大人になれば自然に治るなどと言っていたが、随分と無神経な野郎だったのだと今にして思う。過去にも未来にも絶望しか見えない。