チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

20181228

正月まであと3日。今日は未明から今冬一番のドカ雪が降り、更に気温がかなり低かったのでフカフカの上質なパウダースノーが町を覆った。奇遇にもそんな今日は映画『アリー/スター誕生』を観に行く予定だったので、朝早くに出かけ、まだ除雪されていない雪道をスノーブーツでズボズボと踏み込む享楽に耽った。交通機関に乱れがなかったのは幸いだった。

本作はブラッドリー・クーパー監督、レディ・ガガ初主演で話題を呼び、内容も非常に高く評価されているとの事だったので、今年の締め括りには丁度良いのではないかくらいの気持ちで鑑賞を決めた。最近、IMAXの料金が大幅に割引となったので、贅沢をしてIMAXで観るつもりだったのだが、朝はドラゴンボールに枠が充てられて本作は午後しか上映がなかったので、渋々通常版で観る事にした。本作は「スター誕生」から連想されるようなハッピーなストーリーではなく、寧ろ終盤に向かって徐々に陰鬱に展開していくのだが、それこそドンピシャで私好みだったから良い意味で裏切られた。ライブシーンが圧巻で、映画館で観た甲斐が大いにあったが、IMAXだったらもっと満足できたはずだと考えると口惜しい。

映画の後は街を練り歩いて人間観察を行い、ユニクロに寄って新作のスウェットパンツを部屋着用に購入した。穿いてみて気に入ったらもう一本欲しい。やはり部屋で鬱々としているより人混みに紛れていた方が寂しさが薄れていい。もっと出かけたくても交通費が馬鹿にならないのがツライところだ。