チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

背徳の味。

まただ、またやっちまった。夜更けに読書をすると高確率で寝入ってしまう。まぁ、食後にベッドの上と

いう存分にリラックスした状態で読み始めるワケだから、ある程度必然なのかも知れんが、こんな調子の

生活をもうどれだけ過ごしてきたんだろう。正真正銘、全方位隈なくどこから見てもGMKZの廃人で

ある。こんな自分に心底嫌気が差し、イライラがMAXまで募るとすぐにおやつに手が伸びてしまう。

先ほど、特売で買い置きしておいたトマトプリッツを一箱空けてしまった。夜更け過ぎに食べるモノは

どんなものであれ、背徳の味がする。一口食べるごとにまさに人間ではなくなっていく、そんな味だ。

例えばアル中患者がその治療に適切な医療措置を要する様に、僕のこの自堕落っぷりは最早入院でも

しなきゃどうにもならないレベルじゃないのかしら。ってアラフォーに差し掛からんとする大の大人が

嘆いてるのが情けないよなぁ。今夜も自己嫌悪。専門の自立支援とか探してみようか。こんな詰んでる

おっさんでもマトモに相手してくれるのか分からんが。しかしプリッツはロースト味が一番だわ。

 

昨日はクリント・イーストウッド監督作「ヒア・アフター」を鑑賞。アメリカ、フランス、イギリス、

それぞれに住む3人が運命に導かれるようにロンドンに集い、そして出会う超常現象を題材にした物語。

時間の流れをたゆたう様に、3人の人生が交錯するまでの様子を巧みに魅せるのはイーストウッド監督

らしい。マット・デイモンが霊能力者役ってことでやや抵抗があったのだが、この人は本当に硬軟

なんでも演じられるんだよなぁ。序盤に大津波で街が飲み込まれるシーンがあるため、時を同じくして

起きた311の震災後は上映を自粛してしまったそうだが、津波自体は映画の主旨とは外れており、

少し残念ではある。もっとも津波の襲うシーンはCGとは言えかなりリアルだし、その恐ろしさを想起

するには充分過ぎるクオリティだった。それでも心温まる優しさに満ちた作品なんですよっと。