チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

おっさんの帽子談。

先日、ポチったキャップが届いたので早速着用してみたが良い感じ。もう色気づく歳でもないのだが、帽子が好きで事ある毎に買い足している。僕は天パで癖毛なので、それはもう日々の整髪に悩まされてきたワケで。文無しだと散髪にもそうそう行けやしないじゃない。帽子はそんな煩わしさから解放してくれるマストアイテムとしてとても重宝している。頭位62センチと頭デカだからサイジングに困ることは多いが、ネットならサレオツな帽子でも適合サイズが見つかりやすく、最近は滅多に失敗しない。ホント助かるわ。昔、小さいサイズの帽子を無理して被っていたら、頭が圧迫されて卒倒しそうになったから、サイジングってとっても大事よねと実感。冬に向けてニットキャップ買い足したいですなーと物欲から始まる月曜。

昨日はスペンサー・サッサー監督作「メタルヘッド」を鑑賞。ユル系ヒューマンドラマでちょっとメタル風味な作品。原題でもある”ヘッシャー”というアウトローでメタラーな男が、主人公の少年の家に強引に住み着いちゃうのが事の始まりなのだが、もうこの時点でイミフすぎるよね(笑)。母親を事故で喪ったばかりの少年の気持ちなど、お構いなしとばかりに荒唐無稽で品性下劣な立ち振舞い。果たしてこの男に行動規範はあるのか?と観ているこちらはただただ困惑し、彼の言動にいちいちメタファーを求めたくなる。説明の付かないモノに対する畏怖というかねぇ、だってこのままじゃただのキ印やないか!アラクレだが実は世のことわりを的確に付いていて腹に落ちる~とか、そんな紋切り型のプロットではないのだ。結局ヘッシャーの素性は最後まで明らかにはされず、「破壊」と「創造」を残して颯爽と去っていってしまう。この「創造」こそこの作品の肝だったのだなと勝手に解釈。いわば少年の再生譚ってとこか。しかし展開を全く先読みできないので結構面白かった。ナタリー・ポートマンワープア喪女を演じているのだが、ブサカワな感じがとても良かった。でもそんな彼女もヘッシャーに・・・ハハッ!ちくしょう・・・。