チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

白と黒のコントラスト。

嵐が去り、雪がしんしんと降っている昼。氷点下の寒さの中、群れをなしたカラスがガァガァと煩い。どうしてあんなに元気なのだろう。日中、出歩くとおよそ出会さない時がないのだが、全天候対応型のサバイバルスキルでも擁しているのか。彼奴らの逞しさがちょっと羨ましかったりする。おっさんは動物園が好きで、ホッキョクグマの給餌タイムの様子を撮った動画を、ようつべで毎日の様に見るのだが、そこにはしばしばカラスが映り込んでいる。あわよくば掠め取ってやろうと虎視眈々と待ち受けているのだ。そしてここぞというチャンスが来たら逃さない。餌を奪われたホッキョクグマの茫然自失する様が可笑しい。白と黒の珍妙なコントラスト。そういえば先日、都市部を訪れた際に、ビル街の中にある大きな公園の側を通ったが、そこには、それはもう夥しい数のカラスがいて、ほう、ここが彼奴らの拠点なのかしらとしげしげと見つめてしまった。あんだけいればご近所さんとのトラブルも絶えなそうだが、ひょっとしたら独特のコミュニケーション・スキルがあって、人間が見習うべき点が見つかるかもしらん。小賢しいけど憎めない彼奴らだ。

 

映画鑑賞記

ザック・スナイダー監督作「マン・オブ・スティール」("Man of Steel" : 2013)

メリケンのDCコミック・ヒーロー、スーパーマンのリブート作品。おっさんは「スーパーマン・リターンズ」(2006)を観たくらいで、このキャラクター自体にさほど思い入れはないのだが、監督ザック・スナイダー、製作クリストファー・ノーランと来れば、そりゃ期待せずにはおれませんがな。ストーリーは平たく言えば侵略モノ。崩壊待ったなしのクリプトン星から、脱出ポッドで単身送り出された赤ん坊カルは、地球に無事到達。養父母の元で、成長と共に超人的なチカラに覚醒した彼のところに、クリプトン星人の残党が襲来。彼らの目的は、地球をテラフォーミングし、人類を排除した後、クリプトン星の再興を図ることだった。これだけ壮大なテーマを映像化しちゃうんだから、監督始め製作陣の手腕さすがといったところ。一にも二にも戦闘シーンの迫力が凄まじいのですよ。こりゃもうね、リアルドラゴンボールの世界。飛んで殴ってぶっ壊してやりたい放題(笑)。「マトリックス・レボリューションズ」でネオとスミスが見せた空中戦を彷彿とさせるも、撮影技術は格段に進化している感じがそりゃもう痛快。リアルとCGの判別はいよいよ付かなくなった。カル役のヘンリー・カヴィルのビルドアップした肉体がふつくしい・・・。大胸筋と上腕二頭筋の分厚さにゴクリ、いやぁそっちの気はないのだが。メイキングによると専属トレーナーの元、かなり追い込んでトレーニングしたらしい。メリケンカルチャーのアイコン的存在のスーパーマンだけに、相応のプレッシャーがあったのだろうと察せられた。しかし、難を言えばスーパーマンは基本的に無敵だから、パワーバランスの調整は微妙なところよね。観終わった後、コレ続編なんかいくらでも作れそうだよなぁと思ったら、案の定続編が決まっているとのこと。バットマンとも共演するとか。大丈夫か、パワーバランス・・・。

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