チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

ソチパラ始まる。

ウクライナ情勢が緊迫する最中、ソチパラリンピックが始まるのだけど、NHKは開会式しか生中継してくれんのよね。また夜更かしして、しばしの現実逃避ができると思っていたのにつまらんのう。スカパーなら観られる様だけど、そんな環境ないんだわ。というか、BSだのCSだのの機器を設置したことない。ああいうの付けられるのってブルジョワだよなぁとか羨みながら、近隣のご家庭のパラボラアンテナの設置状況をチラホラと確認してみたりするワケで。地域差こそあれ、実に三世帯に一世帯の割合で普及しているそうだから(※衛星テレビ広告協議会)、まぁ実感値とは合うのかなと思う。もっとも最近は、ネットでも契約さえすれば観られる環境が整っているらしいけど、ウチの回線のポンコツ具合がこれまた酷いからねぇ。VDSLのマンションタイプで一応光回線なのだけど、21時を過ぎるとADSL以下の低速ぶりが常態化。ベストエフォートと言ってもこれじゃあんまりだわ。なにはともあれ、おっさんはハイソな生活とは無縁なのだなぁ。

 

映画鑑賞記

フェルナンド・メイレレス監督作「ブラインドネス」("Blindness" : 2008)

日本、カナダ、ブラジル合作の一風変わった人間ドラマ的作品。原因不明の失明の症状を訴える人が爆発的に拡がり、世界中がパニック状態に陥る。感染者と看做された人々は、揃って収容施設に隔離されるのだが、そこにはろくな設備もなければ、管理する人間すらいない。閉鎖された施設に放置され、互いに目が見えぬままの生活を余儀なくされる人々の繋がりや確執などをリアルに描く、という感じの作品。よくあるパンデミック系のパニック映画とは違って、極限状態に置かれた時に、人はいったいどう振る舞うのか?という点に光を当てているように思う。それ故、全体的にちょいと地味で淡々としたストーリー展開であることは否めないが、ハリウッド大作にはない独特の雰囲気を醸し出しているかなと。本作の登場人物には、敢えて個別に名前が振られておらず、主役のジュリアン・ムーアが演じるのは眼科医の妻という役どころ。彼女だけは何故か失明を免れたが為に、夫を始め失明を患った人達に献身的に介助する唯一の存在となる。糞尿撒き散らしの施設をあちこち奔走するのだから大変ですよ・・・。合作映画ということもあってか、伊勢谷友介木村佳乃の二人が主要キャラとして失明する夫婦役を熱演。二人共、英語が上手いなぁと思って調べたら、ペラペラな感じなのね、納得。

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