三寒四温的な表現がこの土地に当て嵌まるのかは分からないが、週末にかけてまた冷え込むらしい。そして風が強い。再び冬用アウターに登板していただくとしよう。クリーニングはまたおあずけってコトで。しかしクリーニングも当然料金が上がっているのだろうなぁ。コインランドリーは据え置きだったから嬉しかったけども。増税から早十日だわ。おっさんは基本的に毎夕スーパーに行く派であり、各商品価格の把握に努めているせいか、その変動には割とセンシティブなのだが、値札の外税表示には若干困惑しているところ。まぁこんなのは慣れてしまえばどうということはないし、どうせ8%→10%に上がるに決まっているのだから、今後のコトを思えば外税表示の方が都合が良いかしら。デデーン!と大きめ表示の本体価格だけ見て「うおっ安!」とかごに突っ込むも、レジで精算中に「ファッ!?」と戸惑うコト数度。上昇分は3%だが、本体価格との差は8%なのだから体感的な落差が大きいのなんの。そろそろそんな徒労から解放されたいわなぁ。最終的にどこまで上がるのかしらねぇ、消費税は・・・。
映画鑑賞記
ジョナサン・デミ監督作「クライシス・オブ・アメリカ」("The Manchurian Candidate" : 2004)
私企業による、退役軍人を傀儡に仕立て大統領にせんとする陰謀と、それに立ち向かう男の奮闘を描くサスペンス作品。予備知識ナシで観始めたものだから、序盤には本作がどんな系統の作品なのか把握できず、退役軍人のPTSDモノかしらんと、そんな風に構えていたのだが、コレがなかなか怖ろしいハナシで。かつて湾岸戦争でクウェートに赴任していたベン・マルコ少佐(デンゼル・ワシントン)の部隊は、敵の襲撃を受けるも、部下のレイモンド・ショー(リーヴ・シュレイバー)の英雄的活躍で生還する。しかし帰国すると、夜な夜な異様な夢にうなされる様になる。あたかも戦地で経験したかの様なその悍ましい夢は、組織的なマインドコントロール術に関するもので、マルコは襲撃時の記憶が失われていることに気付く。周囲からはPTSDだ妄想だと一蹴されるも、大きな策謀の存在を確信したマルコは、ショーに会いに行く。一方、ショーは上院議員の母の支援を受け、副大統領の座まであと一歩という立場にあった。私企業による、権力を恣にせんとする計画の根茎が、着実に張り巡らされていたワケです。若干SFっぽい要素も織り交ぜつつ、スリリングにストーリーが展開するも、退役してもなお終わらない戦争の悲哀がリアルに感じられ、終始物哀しい作風。いやぁ、デンゼル・ワシントンの出演作にハズレなしやわ。