チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

非モテの怨嗟。

またしても週末お父さんよろしく、昼前まで惰眠を貪ってしまった。もう完全に生きる屍状態。こうやっていつの日か無縁仏になるんだろう。昨夜も窓の向こうで猫が延々と鳴き続けていたのだが、理由は良く分からない。これまで猫と触れ合う機会に恵まれなかったので、その生態には疎いが、発情期とかそんな生理現象の類なのかも知れない。もしくは、おっさんのカラダから何か死臭の様な匂いが漂っていて、それを嗅ぎつけたのかも。いずれにせよ、どんなに鳴かれてもおっさんには何もしてやれんのだわ。しかし、ああいう猫は極寒の冬の間、どこでどう過ごしてきたのか、まったく謎である。

今年も世間様待望のゴールデンな連休が近づいてきたワケで。やれ「今年は飛び石なので予定が云々」とか、気もそぞろなインタビュー風景が垂れ流される中、その内の一つに「ウチは10連休なんでカノジョとハワイ行きます!」とリア充リーマソ談。このご時世に、福利厚生がしっかりしているか、或いは単に暇な会社か。まぁそこまでは良かった。ところがその直後、インタビュアーそっちのけで「みんなも行こうぜハワイ!」とかガッツポーズ付きでキメたのには呆れた。同時におっさんの怨嗟ゲージが瞬間沸騰したので、全力で舌打ちしてやった。あの瞬間、イラッとしたヒトが世の非モテ男子を中心に、数万人単位でいただろうと推察する。だからこうして記録しておく(笑)

 

映画鑑賞記

テリー・ギリアム監督作「12モンキーズ」("12 Monkeys" : 1995 )

タイムトラベル系SF作品。昔、一度観た記憶があったのだけど、内容が全部飛んでいて新鮮だった。パッケージから受けたサイバーパンクな印象とは違って、結構オーソドックスなタイムトラベルものなのね。この手の作品は深く考えすぎると、グルグルとパラドックスで頭痛が痛い状態に陥ってしまうから、あるがままにストーリーを受け入れるコトにする。2035年、地球上にはウィルスが蔓延しており、人類はその大半が死滅。生き延びた者達は地下社会の生活を余儀なくされ、地上は野生化した動物達の世界となっていた。終身刑で服役中のコール(ブルース・ウィリス)は特赦と引き換えに、半ば強引ながらも、ウィルスに関与する12モンキーズなる組織の調査へと駆り出される。タイムマシンで、ウィルスが散布された1996年に送り込まれるはずが、何故か1990年に到着。前後不覚でイミフな言動を繰り返すコールは、キ印認定され、精神病院送りにされてしまうと。ミッションは早くも暗礁に乗り上げてしまうワケですな。この病院で偶然出会ったのが、精神科医のライリー(マデリーン・ストウ)と、後の12モンキーズのリーダーとなる男ゴインズ(ブラッド・ピット)。コールはこの後も、過去と未来を行ったり来たりさせられ、虚実の区別が付かぬほど錯乱していくのだけど、そんな彼の言動がライリーとゴインズにも大きな影響を与えていくと。さて12モンキーズとはなんじゃろなっておハナシ。しかしポンコツなタイムマシンだこと(笑)ブラピのマジキチ風な演技が神憑っていて、それが本作のウリの一つになっていたりする。現在のブラピからはちょっと想像できないキレっぷり。キャラの強さでは完全にウィリスを食ってしまっているんだよね。ウィリスは後に、タイムトラベル系作品「ルーパー」に出演しているから、比較するとまたおもしろい。

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