チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

固いベッドの上で。

まだ桜も咲いてないのに夏日到来だってさ。気温の変動が激しすぎて、昨日から偏頭痛に苦しんでおり、今日は正午近くまで布団から出られなかった。おかげでカラダの節々が痛い。安物のベッドでそもそも固いのだけど、おっさんの使い方が悪いせいで、スプリングを直に感じるくらい劣化が進んできて、寝心地は日増しに悪くなる一方。一日の大半をベッド上に座して過ごしているから、そこだけ局所的にダル~ンと撓んでスプリングがバカになってるんだわ。寝ると逆に疲労が溜まってしまうベッドなのである。

世間様は待望のGWに突入ですか。気もそぞろにワイワイと、あちこちに繰り出し始める光景をニュースなんかで見るにつけ、目が眩みそう。まさにゴールデンな輝き。おっさんの様に毎日休業中の引きこもり人間には、リア充の皆様方の一挙一動全てが眩しすぎるワケで、固いベッドにカラダを横たえながら、映画でも観てやり過ごそうと思う。TSUTAYAゴールデンキャンペーンに感謝感謝。

 

映画鑑賞記

カール・リンシュ監督作「47RONIN」("47 Ronin" : 2013)

忠臣蔵をモチーフにしたファンタジー・アクション大作。公開まで紆余曲折のあった問題作ですな。あくまでモチーフであって、そのストーリーと世界観は完全にオリジナル。キャスティングは主演のキアヌ・リーブスを除き、ほとんど日本人が配役されているものの、全編英語で異国情緒漂いまくり。日本のどこにこんな場所あんだよってツッコミは程々にして、こういうもんだって割り切って観られないヒトは避けるべし。普通にモンスター出てくるワケだし。和モノとも洋モノとも違う、このヘンテコさ加減を楽しもうじゃないか。

吉良上野介浅野忠信)の謀略に掛かり、命を落とすことになった浅野内匠頭田中泯)。主君の仇討ちをせんと、大石内蔵助真田広之)を筆頭に赤穂の侍達が浪人として決起するっていうのがベースのおハナシ。ハーフブリードであるが故に、幼少期から化け物と称され、差別を受けてきたカイ(キアヌ・リーブス)は、大石に請われ、赤穂の浪人の中に加わると。浅野内匠頭に目をかけられ、また浅野の娘であるミカ姫(柴咲コウ)と相思相愛のカイは、実は忠臣の思いが誰よりも強い男で、また、かつて天狗に剣術を教わった超人的な侍でもあった。そんなカイと大石が浪人達を束ね、いざ吉良の城に攻め入るコトに。しかし吉良の側室には、妖術に長けた化け物(菊地凛子)がおり、コイツが実質的な黒幕だったワケですな。そりゃもう激しいバトルが繰り広げられます。

そこにキアヌがいるってだけで、画面がグッと締まるのよね。加えて今やハリウッド作品に欠かせない存在の真田広之も準主役の活躍ぶり。「ウルヴァリンSAMURAI」よりも見せ場たっぷりで実に良い感じ。今後も多くの作品に出演して欲しいところ。柴咲コウはちょっと心配だったけど、英語が自然で違和感が無かったかなと。元ジャニーズの赤西仁だけ若干浮いてて気になったくらい(笑)

実を言うと僕は、いわゆる「忠臣蔵」について本や映画で見聞を得たコトがないので、実際にどんなおハナシなのか知りません。なんともお恥ずかしい限りですわ。

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