チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

おっさんの通院あるある。

週初め、起こった出来事を取り留めもなく記す。

昨日は、GWを間に挟んでの久しぶりの通院日だった。おっさんにとって、ヒトと会話できる貴重な日。楽しみでもあり、コミュ障ゆえ多少煩わしくもある。ヌメっとした天気がモチベーションを萎えさせる。予報では夜半から雨とのコトだったが、部屋を出る時点で今にも降り出しそうだったので傘を携行。

病院のある雑居ビルのエレベータでの一コマ。中年女性が階下へ降りるために、エレベータ待ちをしていたところ、上へ向かっていたのを誤って止めてしまった様子。中には、ビルの出入り業者と思しき小太りの男性がいたのだが、止めた女性が乗らないのを知るやいなや、ドアを閉め際にボソッとこう言い放ったのを、僕は聞き逃さなかった。「チッ!止めんなよ!」日頃、活動範囲が限られているせいか、リアルでGMKZだなぁって思うヒトに遭遇する機会はまれなのだが、まさにGMKZ男だった。

通院で、実は先生と会話する以上に楽しみなのが、調剤薬局の美人薬剤師さんに会えるコトである。この場で何度か登場した女性だが、僕の行動圏内で一番の美人である。ただでさえアウトロー然とした風貌の僕が、ジロジロ見ていると不審に思われかねないので、遠くからそっと彼女の所作を見守るに留める。(それも十分キモいけども・・・美人の宿命として赦して欲しい!)その薬局には薬剤師が何人かいて、誰に処方してもらうかはその時々によって変わるのだが、昨日は数カ月ぶりにその彼女に処方してもらった。名前が呼ばれる瞬間が嬉しい。努めて平然を装ってみるものの、対恐のせいでいざ対面するとやはりキョドりまくる。アラホーにして、女性に免疫がないのが悲しい。まぁ何にせよ良かった。

帰りの道中、赤ちゃんを背中に抱えたママさんが、ポスティングに励んでいるところにすれ違った。ああやって育児をしながらも、少しでも家計の足しに、と働いているのだと思う。その姿を自分と比べてみて、僕はどうにもいたたまれなくなった。片や勤労ママさん、片や特売の玉ねぎとポテチを袋にひっさげたおっさんである。結局、雨は降らなかったのだが、傘をささずに土砂降りの雨にでも濡れたい気分だった。

ごきげんよう、さようなら。

 

映画鑑賞記

マット・リーヴス監督作「クローバーフィールド/HAKAISHA」("Cloverfield" : 2008)

ニューヨーク市街が、謎の巨大生物の襲撃を受け破壊されていく様子を一人称視点で描く、モキュメンタリーなSFパニック作品。災害が収束した後、現場で回収された、一つのビデオテープに収録されていた、ある若者達の映像、という設定らしい。久しぶりの鑑賞だけど、改めて観てみるとかなり面白い。BDでは初めてだから迫力が違うのかなと。

5月のマンハッタンの夜。栄転が決まった男の歓送パーティが大勢の若者達により行われている。その最中、轟音と共に街が停電。ニューヨークが得体の知れない異形の巨大生物の襲撃を受けていることが分かる。パニック状態に陥り、我先にと逃げ惑う人達。軍が出動し、敵に集中砲火を浴びせるも、通常兵器はまるで歯が立たない。空爆も効果が認められず、市民を避難させた後に、いよいよ最後の手段か、というところでテープが終わる。街は?市民は?怪物は?果たしてどうなってしまったのか?

wikiで知ったのだけど、あの怪物は"Clover"と称されているらしい。なんでも母親を探しているとか。それであんなにギャーギャー鳴いているのか。母と子で同時に二匹の襲撃を受けていたと見ることもできるらしい。さすがにそこまで考えもしなかった。素人があたふた逃げながらもデジカムで撮り続けた映像、という設定ゆえに、怪物の姿そのものをずばり捉えたシーンはほとんどない。その辺を期待すると肩透かしを食らうけども、本作はこの見えそうで見えない感を、逆にモキュメンタリーとして巧みに利用している様に思う。序盤で自由の女神像の頭部がすっ飛んでくるシーン、あのインパクトはとても大きい。掴みとして最高。こういう怪獣系映画は、近く新作のハリウッド版ゴジラが日本公開を控えているけど、実に楽しみですなぁ。

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