寒さが一段落し、また暖かくなってきた。このアップダウンにカラダが敏感に反応するので辛い。晩に布団を被って寝ていても、朝にはぽかぽかして寝汗をかくようになった。暑い盛りには布団ミノムシができなくなるのが寂しい。
またしても飽くなき物欲を開陳してしまうのだけど、丁度いい感じの寝具が欲しいのさ。布団もシーツもン年モノでヨレヨレだから、纏めて新調したい欲に駆られるのだけど、他と比べて優先順位が低いために、どうしても後回しになってしまう。アレルギー体質故、定期的に洗濯をして、万年床の様な状況は回避しているものの(そもそもベッドだけど)、使い始めの素材感はもはや見る影もない。
ときに昨日、コインランドリーでシーツを洗濯して実感したのだけど、この春にリニューアルした柔軟剤は香りが強すぎる。従来の「ハミングフレア 陽だまりの香り」の製造終了に伴い、「ハミングファイン フルーティアロマ」への移行を余儀なくされ、しばらく使用し続けているものの、同じ量なのに洗濯物が芳香剤並みの香りを発する。寝具一式もその有り様で、あたかも芳香剤を巻きつけて寝ている様だ。あの陽だまりの香りの微香が好きだったのに、本当にコレがマーケティングの結果なのかしら。
しかしまぁ連日、世を賑わす事件が起きますなぁ。人は見た目が◯割とかそんな本もあったけど、その印象を超えて誰かを信じるのってやっぱり難しいわ。まぁ、僕の様に風貌通りのGMKZなおっさんもいるからね。ハハッ!
映画鑑賞記
マイケル・ホフマン監督作「モネ・ゲーム」("Gambit" : 2012)
鑑定士の男が富豪コレクターにモネの贋作を売りつける、その計画の顛末を面白おかしく描いたコメディ作品。
美術品の鑑定士ハリー・ディーン(コリン・ファース)は、ロンドンの大富豪で美術品コレクターのシャバンダー(アラン・リックマン)の元で雇われていたのだが、傲岸不遜な彼の人柄に嫌気が差し、一計を案じるコトに。それはシャバンダーの欲する、モネの名画「積み藁」の精巧な贋作を仕立て、ディーン自身が鑑定し、高値で売りつけようという詐欺であった。贋作の売り手として白羽の矢が立ったのは、テキサスのカウガール、PJ・プズナウスキー(キャメロン・ディアス)。かつて「積み藁」を所有していたナチスドイツのゲーリング邸を襲撃した、米軍所属プズナウスキーの孫娘、という理由からである。実はその時、「積み藁」を密かに接収していたのでは?・・・そういう筋書きである。ディーンとプズナウスキーの奇妙な即製凸凹コンビは、見事シャバンダーに絵を売りつける事ができるのか、そんなおハナシ。
一にも二にもキャメロン・ディアスの面白お姉さんぶりが魅力なんだよね。劇中、日本人の企業団が登場するのだけど、彼らとのやり取りをしている間の細かい仕草とか、コミカルな演技がどれも笑える。おまけにカラオケも歌い上げ、更には、あられもないお色気シーンもある(笑)コリン・ファースも負けじと顔に青あざ作りながら、パンツ姿でホテルを彷徨く奇行で、一体どこからどこまでが計画の範囲やら分からなくなるわ。シャバンダーのみならず、観客までも騙してしまう、そんなオチが待っているワケで。いやぁしかし、世の中騙し騙されですなぁ。