チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

25周年は遠くから。

まだ5月だというのになかなかの暑さ。今日など8月上旬並とか聞いて閉口した。おっと、そんなコトはどうでもいい。5月29日。今日はLUNA SEAの結成25周年記念のまさにアツい日なのである。今夜、代々木競技場でANNIVERSARY LIVEが開催され、これを皮切りに来月から全国ホールツアーが始まる。それなりに古参な一ファンとしては、このメモリアルな日を会場で祝いたいのは山々なのだけど、現状はとてもそれに能わず。このタイミングに合わせて、昨日発売されたベスト盤&ライブ盤の2枚すら、まだ購入に至っていないワケで、もはやファンと自称するのもおこがましいくらいの不甲斐なさ。我ながら哀しいやら悔しいやら。前回ライブに遠征したのが、約4年前。あの頃に比べると、怖ろしいくらいのスピードで底辺に転がり落ちてきてしまった。再びあの熱狂と爆音が渦巻く空間を訪れる日が来ればいいのだけど、現状を鑑みるとそうも言っていられないんだな、コレが。あーあ。とりあえず遠方より、旧盤でも聴きながら声援送りますわ。

 

映画鑑賞記

スコット・クーパー監督作「クレイジー・ハート」("Crazy Heart" : 2009)

アル中自堕落ミュージシャンの男に訪れる人生の転機と恋の行方を描いた、人間再生のドラマ作品。

カントリーミュージシャンのバッド・ブレイク(ジェフ・ブリッジス)は、かつては音楽業界で名を馳せた存在であったが、今や地方の田舎町を点々と巡業しては、日銭を稼ぐ有り様であった。新曲も書けず、日夜、酒をあおっては、酔いどれ姿でステージに立つ彼は、衰えとともに堕落していくだけであった。そんな折、巡業で訪れたサンタフェで、地元新聞社で音楽記事を書いている記者ジーン(マギー・ジレンホール)に出会い、取材を受けることになる。離婚した後、息子と長らく疎遠になっているバッドと、シングルマザーとして女手一つで4歳の息子バディを育てているジーンは、すぐに意気投合し大人の関係に。ジーンやバディと家族の様な生活を送る内に、バッドは徐々に生気を取り戻し、新曲を書き下ろすまでに現役の勘を蘇らせる。巡業で各地を回る傍ら、関係をより深めていくバッドであったが、一方でジーンが気掛かりだったのが、彼の酒癖とそれがバディに与える影響であった。バッドは医者に警告されるほどのアル中にも関わらず、改善する様子が見られなかったからである。ミュージシャンとして、一人の男として、再び陽の目を見る機会が巡ってきたバッドは、見事再起を図る事ができるのだろうか。

飲んだくれの枯れ始めたオッサンが、潤いを宿していく感じがいい。飲み過ぎで演奏中に吐き気を催して、ステージ裏に駆け込む様な、有名ミュージシャンとはとても思えない有り様だったのに(笑)。バッドどジーンはなかなかの歳の差なワケだけど、愛があれば~って感じなのかしら。そこそんなにすんなり恋仲になっちゃうもんかねぇって、随分ゲスいツッコミを入れちゃいましたが。カントリーミュージックがフィーチャーされている事もあり、終始まったりとした大人な雰囲気で、スコッチをちびちびやりながら観たい作品ですな。僕はと言えば、そんな柄じゃないのだけど。

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