チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

魔封波じゃぁ!

食っちゃ寝映画でおとなしくしていたら、ようやく発熱が収まり、気分が良くなってきた。ポンコツボデーの免疫システムを労いたい。しかし、相変わらず蒸し暑くて、扇風機をゼロ距離射程で回さないとしんどい。汗と湿気のせいでアトピックスキンはかゆかゆ、このままだと発狂しそうである。例のごとく、湿度を下げると排熱で室温が上がるのが悩ましい。堪らず窓を開放するのだけど、すぐ外は雑木林ゆえ、網戸の隙間から小虫がわらわら侵入するのが萎える。見たこともないような虫達とこんにちわする日々が続く。一々ティッシュで捕まえるのも難儀なので、ズボラなおっさんは全部掃除機で吸い取っちゃう。亀仙人よろしく「魔封波じゃぁ!」って具合に、容赦なく逝ってもらう。紙パックの中で何が起こっているのかは、とりあえず考えないようにしている。サイクロンじゃなくて良かった。

 

映画鑑賞記

リチャード・ラーフォースト監督作「武器人間」("Frankenstein's Army" : 2013)

ソ連の対独偵察隊がナチスの機械化人間部隊と遭遇し、戦闘に至るまでの一部始終を、ファウンド・フッテージ手法で描いたホラー作品。

独ソ戦最中、スターリン特命の対独偵察部隊は、ナチス占領地での作戦遂行中、自国部隊からの救難無線を受信し、捜索に向かう。部隊一向は発信地と思しき教会に到着するも、その内部は工場の様相を呈しており、そこで死体に機械化を施した異形の人間兵器を発見し、戦闘に陥る。救助を待つ部隊を捜索すべく、更に地下を目指す一向が目にしたのは、一人のマッドサイエンティストにより作り出された、更に悍ましい機械化人間の数々だった。

低予算系B級ホラーな作品で、なぜかファウンド・フッテージ。部隊が作戦に臨む様子を、一人の兵士が8ミリで延々と記録し続けるワケだけど、その理由はストーリーが進行するにつれて明らかになる。この偵察隊に課せられた真の目的と共に・・・。原題通り、フランケンシュタイン博士の手により作り出された機械化人間達は、大戦下という時代に即した手作り感に溢れている。ガシーン!ガシーン!と迫ってきて、武器をブォンブォンと無造作に振り回す、そのなんとも絶妙なチープさ加減が良い。R15でそれなりのグロさ、そしてそれなりのおバカさ。まあ悪趣味と言えばその通りなのだけど、ホステルとかムカデ人間みたいな作品に比べれば、エンタメ度は高くておもろかったかなと。

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ジェフ・ワドロウ監督作「キック・アス/ジャスティス・フォーエバー」("Kick-Ass 2" : 2013)

コスチューム姿のヒーロー達が活躍するバイオレンス・アクションの続編。

キック・アスとヒット・ガールがフランク・ダミーコの組織を壊滅させてから3年後。キック・アスことデイヴ(アーロン・テイラー=ジョンソン)がヒーロー活動から遠退く一方、ヒット・ガールことミンディ(クロエ・グレース・モレッツ)は学校に出席したフリをして、治安を守るために街に繰り出す日々を送っていた。日常に物足りなさを感じたデイヴは再びヒーローを志向し、ミンディと共にトレーニングを開始する。期せずして、ミンディは亡き父の代わりの保護者マーカスにより、ヒット・ガールで活動する事を咎められ、普通の女の子としての人生を歩む様に諭される。デイヴが翻意を促すも、ミンディは活動を自粛すると言ってきかない。そこでデイヴは、ネットで他のコスチュームヒーローと接触し、スターズ・アンド・ストライプス大佐(ジム・キャリー)が主催する集団「ジャスティス・フォーエバー」に加入する。デイヴがキック・アスとしての活動を再開する一方、フランクの息子クリス(クリストファー・ミンツ=プラッセ)は仇敵キック・アスへの憎悪に身を焦がしていた。母の死を機に、クリスは自らの姿をマザー・ファッカーと称したヴィランへと変え、凶悪な犯罪者で構成する悪党集団を率いて、キック・アスへの復讐を開始するのだった。

監督も脚本も変わったせいか、結構作風が変わったなぁという印象。小ざっぱりとしたバイオレンス・アクションになったけど、前作の延長線上で似たような勧善懲悪繰り返すくらいならコレもアリかな。といっても、今作はコスチュームを着たヤツらがボコり合う以上の内容はなかったけど(笑)。ジャスティス・フォーエバーの面々が一々笑えて、中でもナイト・ビッチって女メンバーの名称に思わず吹き出してしまった。ヒーローでビッチて(笑)んで、キック・アスとナイト・ビッチが意気投合してセフレ関係になるという(爆)。ヴィランの方のマザー・ロシアという女が凄いナリをしていて、ヒット・ガールとの死闘は最高だった。誰だよあの女優、すげえぞ。しかし前作から4年、ちびっ子だったモレッツも成長して普通に色香漂う女子になりましたなぁ。3部作らしいけど、続編期待していいのかな。

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