チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

ハエとり棒戦記Day1。

先日予告していたハエとり棒を設置したとです。

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初めて使ってみるので、へぇこんなもんかと。ストローに粘着液を塗りたくった感じの至ってシンプルな作り。誤って触れたら「ひぎゃあ!」と発狂しそうなくらいベトベトで、こりゃコバエどもが一網打尽だぞい。フヒヒ・・・

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どこに置けば効果的か、場所をコロコロ変えながら、まだ探り探り試験運用している段階だけど、コバエは見向きもしない様子。そうはいっても、止まり木と勘違いして羽休めする奴が一匹くらいいてもいいだろうに、待てど暮らせど止まる気配がない。そもそも近づきすらしないわ。台所にある三角コーナーとかゴミ袋とかの方が、彼奴らにとっては魅力的みたいなのよねぇ。パッケージに「黒酢・赤ワイン等を2,3滴入れるとさらに取れる」って謳っているワケだけど、2,3滴ならいっそ添付して欲しい!(笑)

まぁ引き続き観測を続けますわ。

 

映画鑑賞記

山崎貴監督作「永遠の0」(2013)

太平洋戦争中、特攻により非業の最期を遂げた海軍航空兵、宮部久蔵の生き様に肉迫する戦記ドラマ作品。

健太郎(三浦春馬)は祖母の葬儀に列席した際、母親清子(風吹ジュン)により、太平洋戦争で戦死したもう一人の祖父、宮部久蔵(岡田准一)の存在を打ち明けられる。宮部は清子の実の父親であり、健太郎にとっても実の祖父に当たるという。司法浪人中でぶらぶらしていた健太郎は、ライター業の姉慶子(吹石一恵)の提案で、宮部の人物像とその死の真相を探るべく、当時の宮部を知る旧海軍航空兵らに取材を敢行する。ところが彼らの口を衝いて出てくるのは、宮部を臆病者と蔑む言葉ばかりだった。思わぬ祖父の評価に失望しかけた慶子と健太郎だったが、更に取材を進める過程で、かつて宮部の部下として共に作戦に従事した井崎(橋爪功)に出会う。彼の証言はそれまでの宮部の人物評を覆す、愛と哀しみに満ちた実像に迫る物であった。祖父の生き様に触れ、心が揺さぶられた健太郎はさらに真相に近づくべく、取材にのめり込んでいく。

不覚にも泣いてしまった・・・。物語自体は、架空の海軍兵で凄腕の零戦パイロットの宮部久蔵に焦点を当てた、美談すぎるくらい美談の英雄譚。一人十殺の玉砕精神が軍隊内で共有されていた時代にあって、軍規に逆らってまで命の大切さを説いたとされる男、宮部。戦死するよりも生き残る事を是とし、自らも率先してそれを体現する様に尽力したのだけれど、その姿は傍から観れば逃げまわっているとされ、臆病者という汚名を着せられる事になった、と。彼に纏わる証言を紡いでいき、現在と過去が交差する構成となっていて、なぜ宮部が特攻で死んだのか、その謎に肉迫していく。コテコテのお堅い戦争モノって感じではなく、エンタメ度の高い娯楽作品で、戦闘シーンを始め、とにかくVFXの使い方が巧い。一方で思想性は極力排除されている様に思う。原作の方は未読だけど、映画化に当ってざっくり編集され、作風もやや変わっているらしい。それ故、ネトウヨ方面には不満が募る内容かも知れない。ニュートラルな視座で、普通に肩の力を抜いて楽しむのが吉かと。こういう考え方もあったんだねって。原作者の百田尚樹は好かんけど(笑)終盤、荘厳なBGMが鳴り出した頃から、泣かせる演出である事を察知したので、そうそう作り手の思惑通りに泣くもんかと腹積もりをしていたのに、岡田准一の決死の表情がデデーン!と出たところで涙腺決壊。涙が溢れて止まらなくなってしまったわ。まぁ厨二臭い演出と言えばそれまでだけど、やっぱり心にグッと来てしまうワケですよ。岡田はホントにカッコ良い。新井浩文の演技も素晴らしかった。映画館で観てたら号泣しただろうなぁ、絶対。ちなみに本作が夏八木勲の遺作なのよね。残念。

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