チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

デニム、ピチりだす。

8月の最終週。今夏も結局何ひとつ好転させられぬまま終わりを迎える。一方で変わり始めた事がある。僕はこれまで20年近く、体重の増減をほとんど経験せずになんとなくやってきた。俗にいう胃下垂というワケではなさそうだが(医者にそう訴えた事がないので分からない)、肉体的には“一応”まだ若いという事もあって、多少の不摂生や過食が重なっても、体内のバッファ的なナニカが上手く調節してくれたのだと思う。

ところがここ最近太ったというか、尻周りにやや肉付いてきた感があり、どげんかせんといかん非常事態宣言待ったなしの状況である。というのも、僕は普段細身のデニムを穿いており、もちろん女子の様なパツンパツンでタイトなジーンズにねじ込む系スキニーではないものの、そこそこのガリでなくては穿けない代物であって、少しでも太れば着用感が変わるからすぐに分かるのだ。そのデニムが尻から腿にかけて若干ピチり始めている。これの意味するところはただひとつ、「肥えた」ということだろう。尤も、自室に体重計を備えていないので、正確な体重の推移は分からない。バッファ的ナニカの限度は超えていないつもりだったが、寄る年波には勝てぬということか。そろそろ加齢を考慮した食事メニューに切り替えていくべき時なのかもしれない。

思い返せば、働いていた頃は摂取カロリーと消費カロリーがトントンだったのだろう。ムショクに堕してからは、懐事情を勘案し食事量を減らしたものの、消費量が減った程には摂取量を減らしてこなかった。もちろん健康状態は体重だけで推し量れるモノではないのだが、何かが変わってきている、そう感じさせる我がデニムのピチり具合であった。自室に篭もっていないで、運動量も増やさねばならんね。

 

映画鑑賞記

マーティン・マクドナー監督作「セブン・サイコパス」("Seven Psychopaths" : 2012)

脚本家の男が、7人のサイコパスを題材にした脚本を書き上げるまでの顛末を描くクライムコメディ作品。

映画脚本家のマーティ(コリン・ファレル)は、「セブン・サイコパス」という7人のサイコパスを題材にした脚本の執筆を手がけることになった。ところが締め切りを過ぎても、構想の段階で頓挫し、執筆作業は遅々として進まない。マーティは親友のビリー(サム・ロックウェル)と共に、あれこれとアイデア出しを行いつつ、登場人物の構想を練っていたのだが、そんな折、ビリーは勝手に新聞広告でサイコパスに募集をかけてしまう。一方で、ビリーはハンス(クリストファー・ウォーケン)という初老の男と共に、犬を拐っては発見者を装い、飼い主の元へ送り届けて見返りに金銭を得るというビジネスを生業としていた。ある時、ビリーはチャーリー(ウディ・ハレルソン)というマフィアの愛犬を拐った事で彼の逆鱗に触れ、命を狙われる事になる。マーティもその騒動に巻き込まれてしまい、ビリー、ハンスらと共に逃亡しながら、執筆作業を余儀なくされるのだった。

珍妙な設定で愉快なコメディではあるけど、それ故にこういうハナシだって一言で表現するのは難しかったりする作品(笑)。サイコパスの募集までかけて、映画脚本の構想を固めていく傍ら、マフィアに追われる事になったマーフィ、そしてビリーとハンス。人里離れた砂漠の荒野に逃げ込んだ彼らは、ああでもないこうでもないと、追われている事もそっちのけで脚本を練り続け、7人のサイコパスの設定が出揃う。その過程でビリーの人知れぬ正体が明らかになったり、ビリーの拐った愛犬を取り返しに来たチャーリーとドンパチがあったりと、マーティにとってはとんだ災難が続くのであります。本作のコリン・ファレルは肉体派ではなく、ややヘタレ気味な男なのですな。シーズー犬?のあのワンちゃんがとにかく可愛かったけど、それを血眼で追う強面のウディ・ハレルソンも可笑しかったな。

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