チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

ドライでパッサパサ。

台風一過の朝。といってもこちらでは影響が全くなかった。しかし寒い。ここ数日グッと冷え込み、朝晩は既に一桁気温。乾燥も強まり、おっさんのアトピックスキンもパッサパサのバリバリ、さながら乾湿計の様。全身ひび割れ、粉ふき状態の粉ふきジャミラマンと化すシーズン到来である。このキモさは同じジャミラマンしか分からないだろう。自分でこう表現していて哀しくなってくるのだが、毎年恒例の事でもうどうにもならないから、卑屈になってそうやって茶化しちゃう。床が粉だらけでああ憂鬱。アトピっ子あるあるだべさ。

全身をクリームやらローションやらで保湿すれば、見て呉れはそこそこマシになるのだが、本当に文字通り全身至る所を保湿していては、費用が嵩んで仕方ないので、もう諦めて何も処置しないことにしている。ただし、見栄っ張りだから、人目につく顔だけローションでバシャバシャ潤わせ、手には就寝時ユースキンを塗りこんで手袋をする事で、人間らしさを保つ様には心がけてる。

乾燥と言えば、鼻の中にもそれは及ぶのだが、最近ドライノーズなる言葉を知った。

日刊ゲンダイ|インフルエンザや花粉症を悪化させる「ドライノーズ」対策法

ドライノーズを特に意識した方がいいのは、(1)エアコンが効いた屋内で「1日5時間以上×週3日以上」過ごす(2)鼻くそがよくできる(3)鼻血がよく出る(4)花粉症やアレルギー性鼻炎がひどい――のどれかに該当する人だ。

ドライマウスならぬドライノーズ。ドライを付けると途端に物々しくなる響き。僕は100%完全鼻呼吸を心がけており、そうすると鼻の内部はドライにならざるを得ないワケだが、はてどうしたもんかしら。上記4つのどれにも該当しないが、鼻の入り口付近の皮膚の乾燥が進むと、時折そこがパカっと割れてしまい、これが痛くて涙がちょちょ切れるレベル。鼻毛は相変わらずワシワシ生えるというのに、ジャングルの様に湿潤にはならないのが不思議。生理食塩水を点鼻するのが良いそうだが、やってみる価値はあるのかしらんと。齢取るとカラダの機能を維持するだけでも一苦労だよ。

 

映画鑑賞記

ジェフ・ニコルズ監督作「MUD -マッド-」("Mud" : 2012)

思春期の少年が、ある浮浪の男と出会った事をきっかけに、成長していく様子を描くドラマ作品。

14歳の少年エリスとニックボーンは、アーカンザス川の川辺で暮らす親友同士。エリスは両親と、ニックボーンは叔父と、それぞれのボートハウスに住まい、川で獲れる物を売って生計を立てる、慎ましい暮らしぶりであった。ある時、2人は川に浮かぶ離れの無人の小島を探検し、そこで洪水により樹状に打ち上げられたボートを発見する。自分達しか知らない、秘密の場所の発見に喜ぶ2人だったが、そんな彼らの前に1人の浮浪の男が現れ、そのボートを最初に発見し、そこで生活していると主張する。素性の知れぬその男は、自らをマッドと名乗り、その小島で恋人のジュニパーを待っているため、身動きが取れないという。翌日、エリスはマッドの窮状を見兼ねて、食料を差し入れ、そこから彼らの親交が始まる。しかし、実はある事情で、マッドは警察に手配され、また悪党グループに命を狙われる身である事が分かり、エリスとニックボーンはマッドの秘密の計画に協力する様になる。

思春期真っ只中の少年が、謎のホームレス男マッド(マシュー・マコノヒー)と出会い、彼の秘密の計画に協力する傍ら、恋に友情にほろ苦い経験をしちゃう、主にエリス君の成長の物語。マッドは幼なじみで恋人のジュニパーの為にある罪を犯した事から、指名手配中の身であると同時に、彼に報復を目論む悪党グループにも追われており、人っ気のない小島に単身潜伏していると。彼はジュニパーを連れて、アーカンソーを脱出する計画を練るも、小島から離れられないために、エリスらにあれこれ協力を頼む。一方、エリスは掘っ立て小屋の様なボートハウスに両親と共に暮らしているのだが、その両親が今まさに離婚に向かおうとしている。まだ未熟な少年エリスには、愛しあう2人がなぜ別れてしまうのか理解できない。そんな折、マッドのジュニパーに対するアツい思いを聞かされ、なおも愛の強さを信じたいエリスは、勢い感化されてしまうワケですな。マッドとジュニパーの愛を成就させてあげねば、とこういう具合でなんとも健気。ところがそのジュニパーってのが、マッドの事をどこまで愛しているのか良く分からん女なのよね。エリスは大人の恋愛に翻弄されながらも、少年から大人への階段を登っていくみたいな、ちょっと切なく、ちょっとミステリアスで、それでも清々しい青春ドラマでしたわ。はぁ、僕も恋愛してみたかった・・・

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