チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

坊主1年を経て。

今年の冬は暖冬か、厳冬か、平年並みか。それが分かり次第、新たに買い足すアウターを決めようと思っていたのだが、長期予報では判然としないし、ええいままよと軽量アウターをポチった。後悔はしない、きっと。要らない服を売ったり、ネットで塩漬けにしてあった各種ポイントの類を合算して、それなりの資金が調達できたので、久しぶりのアウター購入。この齢にして服を買う度、気分がアガるのがちょっと切ない。

さて、気付けば僕が坊主デビューしてから丸1年が経過していた。三ヶ月とか半年とか、節目節目で思うところを書いてきたので、もう今更追記しておくこともないと言えばないのだが、どうしてもっと早くにこの気楽で快適な坊主スタイルに辿り着かなかったのかと、悔やむ気持ちは募るばかり。どんな髪型にしようと、非モテ絶食系男子は確定事項だったのだし、20代そこそこでそのゲンジツに目覚めて坊主にしておけば、アラホーの今に至るまでに、散髪代、洗髪剤、整髪剤、その他諸々コミコミで百万単位のおカネと、それに相当な時間が節約できたかも知れない。実にもったいない。

尤も、今の坊主スタイルを僕が気に入っているかと言えば、そういうワケでもなく、客観的に見ればキモいだろうなぁとつくづく思う。やはり、不格好なアタマの造形と天パの髪質が坊主向きではない様で、特に後ろ側から見るとコレジャナイ感しかしない。それでも、うねうね癖毛ヘアに戻る事はあり得ない。学生時分に色気づいて、髪型を意識する様になって、この方20年以上、一度たりとも髪型で「キマった!」と思えた試しがないからで、毎日そんな気苦労を重ねるくらいなら、潔く坊主で良い。ただ、スーツとの相性が悪すぎるというか、これみよがしにアウトロー感を漂わせてしまうので、その一点だけは悩ましいところ。まぁ、今後スーツ必須の仕事に就くとは思えないし、着るのは面接くらいだろうから、なんとかしよう。

ときに、この日記は容姿絡みのネタに費やす事が多い気がするが、それはアラホーになっても未だコンプレックスから解脱できていないからだろう。一般的には、異性との交際などを経て、性交成功体験を重ねる中で、ブサメンでも早々に容姿コンプから解放されていくのだと推察する。しかし僕は逆にATフィールドを張り巡らし、異性どころか人間そのものを遠ざけてしまった。そのせいでいつまで経っても精神的に未熟なままだ。40過ぎてこんなだとかなりイタいよなぁ、今でも十分イタいが・・・。せめて職質されないレベルを目指そう。

 

映画鑑賞記

ポール・アンドリュー・ウィリアムズ監督作「アンコール!!」("Song for Marion" : 2012)

病で余命幾許もない妻に代わり、合唱サークルの一員としてコンクールに参加する事になった老夫の心情の変化と、サークルの行方を描く、ハートウォーミング・コメディ作品。

田舎町に住むアーサー(テレンス・スタンプ)とマリオン(ヴァネッサ・レッドグレイヴ)は老いて尚、仲睦まじい夫婦だった。マリオンはがんの療養の為に入院生活を余儀なくされていたが、音楽教師のエリザベス(ジェマ・アータートン)が主催する、老人合唱サークルで気の置けない友人達と歌に興じるのが唯一の楽しみだった。一方、アーサーは頑固な性分で、マリオンが悪い身体を押してまで合唱にのめり込むのが心配で仕方なかった。ある時、エリザベスは都市部で開催される合唱コンクールに参加する事を決め、サークルのメンバーらによる特訓が始まる。その最中、マリオンの病が進行し、余命幾許もない状態に陥る。

美人音楽教師の指導の元、老人合唱サークルの面々が団結してコンクール入賞へと奮起するほっこり系コメディ。気難しい頑固おやじのアーサーと、社交的なマリオンの老夫婦は、性格は互いに凸凹ながらラブラブカップル。マリオンがサークルで活き活きと合唱に興じる一方、アーサーは甲斐甲斐しくマリオンの送り迎えや身の周りの世話をしているのだけど、いよいよマリオンが末期がんに倒れちゃうと。んで、アーサーがマリオンの意思を継いで、合唱の中心的役割を果たすようになるという、プロット的には王道な感じのおハナシ。合唱は現代風のロックやヒップホップを採り入れた一風変わったモノで、老人サークルの面々は馴染みのない楽曲に戸惑いながらも、そこはエリザベスが上手く纏めあげていくワケですな。久しぶりにメンタルにやさしいサプリ系ムービーだった。合唱に興じる爺ちゃん婆ちゃんも良いけど、ジェマ・アータートンがキュート過ぎて惚れてまうやろぉ。

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