チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

アイ・ライク・ジョリジョリ。

寒気が来た、らしいのだが、昨日は一歩も外に出ることなく過ごしたし、今朝はゴミ出しすらしなかったので、どの程度の冷え込みだったのか分からない。おそらく0℃そこそこだっただろう。室温は20℃を下回らないので、暖房にはまだ早い。

ときに先日、片方をなくして以来、使いモノにならなくなった指ぬき手袋の代用品を求めて、ネットを徘徊していたのだが、これといって目ぼしい品に出逢うこと無く、深夜遅くまで時間を費やしてしまった。自分でもアホかと思うのだが、たとえ手袋程度でも、今までアタリマエにあったモノが突然無くなると、不安でたまらない。同じモノが手に入らない以上、不安を解消する為には代用品を見つけるしかない。良さ気なモノが見つかるまで、当分はこんな風に探すことになると思う。もちろんリアル店舗に行けないから、ネットオンリーで・・・。

僕くらいの齢なら、本来もっとこう、人生における大きな難問や課題が山積で、悩むべきはその辺だとは思うのよね。これはあくまで人生経験に乏しい僕の推測だが、例えばアラホーともなれば、上司と部下の狭間で心身を磨り減らす、中間管理職の悲哀に満ちた社内問題だったり、子育てや進学で嫁さんや子供と意見が対立し、冷戦構造へと発展する家庭問題だったり、その他諸々、独身ムショクの僕の想像を絶するような悩みが尽きないはずなのだ。それに反して、僕の悩みたるや、日々のう◯こがカチカチだったかビチビチだったか、その程度のモノだわ。情けない。

とまれ、そんな僕のどうでもいいストレスの解消法の一つが毛玉取り。毛玉カッターでジョリジョリ取っていると心が安らぐ。しかしながら、毛玉なんてのはそう頻繁に発生するワケでもなく、定期的にジョリジョリやれるのは靴下くらい。毛玉の発生≒生地の摩耗・損傷だから、喜んでばかりもいられないのだが、毛玉があればあるほど嬉々として、無心になってジョリジョリに耽る。これと似たような感覚に、梱包剤のプチプチ潰しがある。何年か前に「無限プチプチ」というおもちゃが発売された際、雑貨屋かどこかで試してみた事がある。こう言ってはなんだが所詮おもちゃはおもちゃに過ぎず、本物のプチプチ感覚とは別物だった。やはり「潰した」「取った」という、ハッキリとした実感が伴う必要があるのだと思う。

今回、ジョリジョリについて書こうと思い、直前に無限プチプチ的アイテムがないかしらんと検索してみたところ、トップに表示されたのがその名もドンピシャなアプリだった。

毛玉ジョリジョリ - Google Play の Android アプリ

毛玉ジョリジョリ

毛玉ジョリジョリ

  • Kenji Shimoyama
  • ゲーム
  • 無料

iTunes の App Store で配信中の iPhone、iPod touch、iPad 用 毛玉ジョリジョリ

僕はスマホを持っていないので、これがどんな使い勝手で、果たしてどの程度ジョリジョリ欲を満たしてくれるのか、検討もつかない。ただ、やはり毛玉ジョリジョリはそこそこ普遍的なストレス解消法なんだろうと思い、ちょっと嬉しかった。やってみてえええええ!

 

映画鑑賞記

アントワーン・フークア監督作「ザ・シューター/極大射程」("Shooter" : 2007)

国家の陰謀に巻き込まれた元海兵隊員の男が、無実の証明と復讐に奮起する様を描くサスペンス・アクション作品。

海兵隊一等軍曹のスワガー(マーク・ウォールバーグ)は、狙撃手としての能力に長けていたことから、相棒で観測手のドニー(レイン・ギャリソン)と共に、エリトリア領内における偵察任務に就いていた。ところが、味方車両を援護する作戦の最中、突如、司令部との交信が途絶えてしまう。敵地領内に置き去りにされたスワガーらは、敵の猛撃を受け、その場でドニーは命を落としてしまう。単身、生還したスワガーは傷心の内に退役し、人気のない山奥で自給自足の隠遁生活を送る様になった。3年が経ったある日、CIAよりジョンソン大佐(ダニー・グローヴァー)がスワガーの元を訪れ、極秘の任務を要請する。曰く、何者かによる大統領暗殺の危機が迫っており、超長距離で狙撃する場合の狙撃ポイントを割り出して欲しいとの事だった。スワガーは、かつての裏切りから軍上層部への不審感を拭いきれなかったが、国家の為ならばとジョンソンの要請を受諾する。暗殺が計画されている日は、大統領とエチオピア大司教が共同で演説する日となっていた。当日、スワガーはジョンソンの率いる組織に同行し、狙撃手の発見に全力を尽くすのだが、大統領が登壇するや否や、大司教が狙撃され死亡、その直後にスワガーも銃撃され、重傷を負ってしまう。スワガーはジョンソンの仕掛けた謀略にかかった事を知り、逃亡を図るしかなかった。

軍産複合体による利権を巡った陰謀に、一人の退役軍人が絡め取られ、窮地に立たされながらも、反撃の狼煙を上げるという、プロットとしては正邪の構図が分かりやすいアクション。元々、エリトリア領内で行っていた偵察任務からして、おぞましい陰謀の一部だったというハナシで、スワガー自身も国家による犯罪行為に秘密裏に加担していた事になり、本来はその場で消されるはずだったと。しかしスワガーは、この手の作品にはありがちだけれども、狙撃手としての能力のみならず、凄腕のサバイバル技術も体得しているワケですな。この超人的な能力を駆使して、ジョンソンらの黒幕組織に追われながらも、えいやと一網打尽にしてしまうのだけど、さすがに多勢に無勢は否めないと。そこで彼を手助けする事になるのが、逃亡中のスワガーと偶然接触したFBI捜査官のメンフィス(マイケル・ペーニャ)。新米捜査官ながらも、実直な捜査が実を結び、スワガーが無実であると証明する。もっとも新米故に上には信用されず、結局スワガーと共に、ジョンソン、更にその背後の黒幕の打倒に乗り出す。カタルシスを感じさせる痛快なEDは、メリケンの愛国心を満たすだろうけど、軍産複合体のリアルなところを考えると無力感を覚えちゃうよなぁ。

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