チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

お寒い夜だから。

ここ数日、平年よりずっと暖かい日が続いていたが、週間予報を見ると今晩辺りから冬めいてくる様で、今後は終日一桁気温になりそう。とか書いていたら、しばれる寒さが雪を伴ってやってきた!辺り一面薄っすらと雪化粧。明日の朝には積もっているかもしれない。真冬用アウターを引っ張りだして、着られる様にしておかなければ。服に取り憑かれた僕は、おカネさえあればもう一着でも二着でも、アウターを買い増したいところなのだが、当然そんな余裕も無く、この一着を大切にしなければならない。今は物欲の衝動をグッと噛み殺して、セールが来たら良さ気なモノでも漁ろうと思う。

さて、報道を見ていると、いよいよ解散総選挙が現実味を帯びてきた、というよりもう確実な情勢らしい。増税を推し進めた当人達が、その増税の延期を争点に掲げるというのだから、意味がわからない。増税後の選挙だとボロ負けして再び野党に転落しかねないから、どうせ議席を減らすなら増税前の今の方が傷は浅くて済むし、国民に信を問うという大義も成立するだろうとか、どこをどう探しても国民不在の理由しか見えてこないのだが、こんな私利私欲まみれの茶番に、700億だか800億だかの巨費がブチ込まれるらしい。んなカネあるなら低所得者とか子育て世帯に配れっての。

それでも自民党の勝利は揺るがないと予想されているし、勝算が無ければ解散に打って出ることもないだろう。野党がどれもポンコツ過ぎて党利党略で纏まらないから、結果として自民一強体制の延命に加担してしまっている。現在の野党各党の動向を眺めていると、今度の解散総選挙も糾合どころか大した選挙協力すら成されないままに、反自民票+浮動票の分捕り合戦となりそう。現在の小選挙区じゃとてもこの構図が引っくり返せそうにないし、よく考えた制度だとつくづく思う。政治家は国民の映し鏡だと言うし、ましてや僕の様なぽんつくムショクがあれこれ喚いても詮無いことだが、また4年も彼奴らのやりたい放題に振り回されるのかと思うと、溜息しか出ない。自民支持者においては、あのとっつぁん坊やの総理にどんな希望を抱けるのか、全く理解に苦しむ。

先日来、冷凍食品もカップ麺も菓子もアイスも、その他諸々挙って値上げがアナウンスされている。これでも、起きていることは全て正しいってことなのかしら。時折、こうやって駄文を書き殴らないと気が収まらない。ファッキン。

 

映画鑑賞記

エドガー・ライト監督作「ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-」("Hot Fuzz" : 2007)

都会から田舎村に飛ばされてしまった警察官の男が、その村に蔓延る陰謀に立ち向かうサスペンス・コメディ作品。

ロンドンの首都警察に勤務するニコラス巡査は、署内で比類なき検挙率を誇るエリート警察官。度々、上司から管理職への昇進の話が持ち掛けられるのだが、現場志向のニコラスはそれを固辞してきた。ある日、そんな彼に田舎村サンドフォードへの転任命令が下る。ニコラスのずば抜けた才能と堅物なところが、予てから署長を含む署員ら全員に煙たがられていたという、ただそれだけの理由だった。意気消沈したニコラスは、単身ロンドンを離れはるばるサンドフォードに到着する。サンドフォードは都市型の重大犯罪とはおよそ無縁の村だったが、微罪に関して人々は誰しも鷹揚で緩いところがあった。ニコラスはそんな有り様を放置できず、到着早々未成年者の飲酒を取り締まるなどし、気炎を上げる.。サンドフォード警察の署員らも、20年近く犯罪の起こらない平和な村で堕落しきっており、唯一、隣人監視同盟という有志の市民で構成するグループが機能しているのだった。ある日、カップルの頭部切断遺体が発見され、サンドフォード警察は事故で処理するのだが、ニコラスにはどうにも合点がいかなかった。その後も、事故を装った不審死が相次ぎ、ニコラスは村に蔓延る陰謀の存在に気付くのだが・・・。

超絶エリートであるが故に、上司や同僚に煙たがられ、田舎村に飛ばされてしまった警察官が、その村で思わぬ陰謀に巻き込まれ、孤軍奮闘する事になるサスペンス風味の痛快コメディ。「ビレッジ・オブ・ザ・イヤー」というコンテストで優勝する事を目指しているサンドフォードの住民は、一見、他所者のニコラスにも寛容で人懐こい人達ばかり。重大犯罪とは20年間無縁である反面、軽犯罪には鷹揚というか無頓着なところがあり、ロンドン出身のニコラスにはそれが看過できず、一人息巻くも早速同僚達に疎まれてしまうと。そこでどう見ても殺人だろっていう事件が立て続けに発生するも、警察は事故で呆気無く処理してしまう。ニコラスは被害者を結ぶ接点から、土地開発に絡む疑惑に辿り着くのけど、村に蔓延っていたのはそれを上回る凶悪な陰謀だったと、こういうワケですな。全てはビレッジ・オブ・ザ・イヤー獲得の為の、虚飾に満ちた平和に過ぎなかったと、まぁそんな感じ。随所にコメディ要素を散りばめた、サスペンス仕立てのストーリーが進行し、終盤には激しいドンパチシーンがあったりして見応えあるデキ。コメディ調の微グロ演出なんかも監督らしくて好き。

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