チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

美白一ヶ月。

外からなにやらボトボトと音が聞こえるので窓越しに見やってみると、辺り一面に雪が降り積もっていた。5センチ程だろうか。昨日は降る降ると言われていたのに全く降らず、おかげでそれはもう綺麗な満月を拝むことができたのは良かったが、てんでアテにならない予報の精度には呆れた。僕はこちらに来るまで雪とはほとんど無縁の生活だったから、こうしておよそ4ヶ月以上に及ぶ雪との付き合いも、面倒だとは思いながらも心待ちにする様になった。尤も、マイホームやマイカーがないと雪で苦労する事が少ないから、一般的なD民とは感性が違うのだろうな。他所者だしさ。

ときに、美白用歯磨き剤の使用を始めて一ヶ月以上経ったワケだが、効果の程は良く分からない。1日2回の歯磨きの内、1回を通常の顆粒入り歯磨き剤で、1回を美白用で磨く様にしており、色以外の歯の状態にも目立った変化は無い。結局どんな歯磨剤使っても同じだったりして。ビフォーの写真でも撮っておけば比較する事もできようが、自分自身を写真に収める事がとにかく嫌いな性分故に、歯だけといえど撮っておかなかったのだ。日常的にコーヒーをがぶ飲みしているから、ひょっとしたら白と黒で拮抗しているのかも知れない。まぁ見違えるように白くならなくとも、変色を防げるならヨシとすべきか。美白用と謳っていても医薬品ではないワケだし、過度に期待しても詮無いことだから、当分はこのまま継続してみよう。本当は予防歯科に行ければそれに越したことはないのだが、現状では望むべくもないからね。

 

映画鑑賞記

レニー・ハーリン監督作「ディアトロフ・インシデント」("The Dyatlov Pass Incident" : 2013)

ディアトロフ峠事件」のドキュメンタリー映画を撮影する為に、現場に向かった5人の男女の顛末を描くSFホラー作品。

1959年、旧ソ連ウラル山脈で男女9人が不可解な死を遂げ、今も尚、その死因が明らかにされていない事で有名なディアトロフ峠事件。極寒の雪山で認知症を患い、逆説的脱衣に及んだ説の様な現実的な解釈もあれば、イエティの襲撃を受けた説、軍の秘密実験に利用された説、宇宙人の関与説など、陰謀説も枚挙に暇がない状態だったが、どれも9人全ての死因を説明するには根拠が乏しかった。そこで心理学専攻の大学生ホリーは友人のジェンセン、デニーズと共に、50年を経て未だ真相が謎に包まれているディアトロフ峠事件を究明する、ドキュメンタリー映画の撮影を計画する。同じく学生で登山家のアンディ、J.P.を引き入れ5人のパーティを組み、ホリーらはロシアのチェリャビンスクから現地入りを果たす。過酷な雪中登山の末に、5人はディアトロフ峠事件が起きた現場への到着を果たし、撮影は順調に進行するかの様に思われた。しかし、程なくして5人は異常な現象に見舞われ始める。事件は彼らの想像を遥かに絶する真実へと繋がっていたのだった。

流行りのファウンド・フッテージ形式のモキュメンタリー・ホラーで、「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の雪山版的な作品。尤も「ディアトロフ峠事件」は実際に起こった事件で、人里離れた雪山に登った9人の男女が、それぞれ異なる状態で不可解な死を遂げたとかで、50年経った今でも真相は謎に包まれたままだそうな。その事件の真相を探るドキュメンタリー映画を作ろうと、大学生5人組が即製パーティで、遺体が発見されたとされる峠に向かうワケですな。現場では明らかにヒトのモノではない足跡が発見されたり、謎の放射線源を見つけたり、人気の無い山奥に似つかわしくない建物が見つかったり。そうこうしている内に1人、また1人と殺られていき、為す術無く逃げ惑う彼ら。軍が開発したクリーチャー兵器なのか、或いは敵性エイリアンの仕業なのか、得体の知れぬナニカの存在が見え隠れし、謎が謎を呼ぶ展開の果てに、彼らが辿り着く驚愕の真実。予想以上にハードSFなオチに思わずニンマリしてしまった。ちょっとぶっ飛び過ぎてるけど、これくらいがB級ホラーらしくて良い。しかし、事件の真相が解明される日は来るのかねぇ。

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