チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

こういう人間だ。

聞くところによると、13日から向こう1週間程、超強力な寒波が襲来するとかで、平年よりかなり寒くなり、尚且つ降雪量もハンパないらしい。14日の投票日を含め、来週はいろいろ予定を入れてあるのだが、ドカ雪の影響がどの程度出るか心配である。

寒くなり、晩ごはんで鍋をする機会が増えたので、土鍋でも買おうかとネットであれこれ物色していて、いままさにポチろうかというところで結局断念した。商品の説明に土鍋の特性が記されており、それを見てから再びあれこれ調べ始めたら、土鍋は思っていたより取り扱いが面倒くさそうだと思った次第である。本使用の前にはお粥を炊いて目止めを~の時点で、天性のズボラ気質の僕は目眩がしそうなのに、更に手入れに際して留意する点が多数ある様なのだ。物珍しさも手伝って最初こそ満足すれど、僕の性格に鑑みればきっと持て余すに違いないという、なんというかそれだけの残念な理由で断念。ここは無駄遣いせずに済んだと前向きに考えよう。僕はこういう人間だ。

断念したといえば、僕はポンコツノートPCをLANケーブルでVDSLに繋ぎ、ネット廃人生活を営んでいるのだが、いよいよ無線LANに切り替えようと検討したものの、こちらもいざポチる寸前になって購入を中止した。狭いワンルームで必ずしも無線である必要性は無いのだが、ちゃぶ台とベッドの間でノートPCを頻繁に移動させるから、LANケーブルの取り回しが煩わしくて仕方なく、また、コネクタ部分に負荷が掛かってデロ~ンとヘタってしまっているから、今にもお亡くなりになりそうで怖い。ネットは引きこもりのおっさんにとって、紛れも無くライフラインであるから、ケーブルが逝ってしまってネットができなくなる前に、この機に乗じてWi-Fiルーターを購入し、無線LANデビューを飾ろうと鼻息を荒くしていたところだった。しかし、こちらもあれこれ調べている内に面倒くささが極まってしまい、結局またLANケーブルを新調する事にした。僕はこういう人間だ。

これを書いている途中に部屋の蛍光灯が切れた。予備は無い。笑えないけど笑うしかない。

 

映画鑑賞記

パコ・カベサス監督作「トカレフ」("Tokarev" : 2014)

娘を殺された男がその復讐に乗り出し、己の過去に纏わる禍根を断ち切らんとする様を描くクライム・スリラー作品。

実業家のポール(ニコラス・ケイジ)は、妻ヴァネッサと娘ケイトリンと幸せな生活を送っていた。ポールは今でこそクリーンな印象を装っているものの、かつて、悪友ケイン、ダニーと共に、数多くの犯罪に手を染めてきた札付きの悪党であった。その昔、3人はロシアン・マフィアの大金を強奪し、それを山分けをすることで身を立ててきたのだが、その件がきっかけでマフィア間で抗争が勃発する事になった。それもようやく落ち着きを取り戻し、ポールは悪事から足を洗い、今では市の再開発に関わる程に成功を収めてきたのだった。ある日、ポールはヴァネッサと共にチャリティパーティに出席する事になり、ケイトリンとその友人エヴァン、マイクに留守番を任せる。ところが夜中、ポール宅を武装した何者かが襲撃し、エヴァンとマイクは負傷し、ケイトリンは誘拐されてしまう。愛娘が誘拐された事に怒りを禁じ得ないポールは、ケインとダニーに協力を依頼し、過去に関わった者達の怨恨の可能性を含め、独自に捜索を開始するのだが、程なくして、ケイトリンの遺体が発見される。死因は銃殺であり、その線条痕はロシアン・マフィアが良く使用するトカレフTT-33の物であった。娘の殺害が過去の強奪の件の復讐だと確信したポールは、血で血を洗う争いに乗り出していく。

強奪したカネで立身出世した元・悪党、現在・実業家の男が、マフィアに殺された娘の復讐を果たす為に立ち上がるという復讐譚。設定だけ聞くとありがちなハナシなのだけど、主人公が札付きのワルだから如何せん感情移入できないというか、或いはニコラス・ケイジはいまいちな役どころが多いというか。娘を殺害した犯人を割り出す証拠らしい証拠はなく、単に使われたのがトカレフってだけで、ロシアン・マフィアに違いない、こりゃあの強奪の件の復讐だって事で、ポールは悪友らと共にロシアン・マフィアの掃討に乗り出しちゃう。当のマフィアらは抗争のほとぼりも冷め、均衡が図られていたところだったのに、ポールらがそれをぶち壊してしまい、再び血なまぐさい時代に逆戻り待ったなしの状況に突入するワケですな。しかし、実際には娘の殺害にマフィアは全く関与しておらず、逆に墓場まで持っていくつもりの秘密だった、ポールらによる大金強奪の件がマフィアに知られてしまうと。そして、明らかにされる殺害犯は灯台下暗しなどんでん返しなアイツ。なんだかとても残念な感じで鬱END。爽快感はなかった(笑)

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