チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

ガンジツトウヒ2015。

毎年ガキ使SPを観ているものだから、年明けはいつの間にか終わっており、なんとなく新年を迎えてしまう。案の定、紅白の話題ばかりが目に入ってきて、なんだかんだ言われながらも、まだまだ根強い人気があるのだなと思う。昨夜は久しぶりに飲酒したから、ガキ使が終わった後に睡魔に誘われて、年明けのめでたさを味わうでもなく、そのまま昇天してしまった。猫背体勢で縮こまって長時間寝入ってしまったものだから、背中に疲労感がハンパない。一昨日、エアドラムで痛めた背筋がいまだ治っておらずズキズキするし、梅核気の症状も相変わらずで、更に口内炎まで生じ、心身共になかなかしんどい新年の始まりとなった。

今の僕には自己啓発なノリは毒になりかねないので、ザックリと今年の目標などを掲げてみると、1にも2にも社会復帰なのは当然として、3にスマホデビュー、4に体力作り、5に脱ペードラといったところかしら。アラホーのおっさんにしては低レベル過ぎるのが、涙を誘うところ。泣いてもええんやで。

社会復帰はいきなり定職というカタチでは無理そうだから、訓練か短時間の軽作業から始める必要があるだろう。しかし、それすら無駄に齢を重ねたことで大変なのが分かって来たから、言葉にするほど簡単ではなさそうだし、実際に見通しすら立っていない。足掛かりを得るべく、当面はハロワ通いを続けて情報収集に専念する予定。

スマホデビューは、現在使用中のガラケー機種が直に6年目となる僕にとって悲願である。出先でネットができれば事足りるので、維持費がさほど変わらないのなら、適当なところで妥協しようかと考えいている。しかし、機種もプランもいろいろありすぎて、ガラケー難民には浦島状態だから、あれこれ損得を見極めるのに時間がかかりそう。

体力作りは社会復帰の為でもあるし、腰痛緩和策として医師に勧められてもいるので、本当は今すぐにでも始めたいくらい。しかし、何事もカタチから入りたがるダメ人間の性で、なかなか重い腰を上げられない。とりあえず体重計を購入し自己管理するという、超絶低いハードルからこなしていこうかと。

脱ペードラが非常に難儀な問題で、将来的にクルマを所有する事はないだろうが、地理的に運転できないと就業にとっては致命的だから、どうしても検討せざるを得ない。しかし、もう運転したくないのが本音で、実に悩ましい、悩ましすぎる。

なんだか始まる前から終わってしまった様な感のある2015年だが、今年もネガチブ多めでぼちぼちと生きていこうとここに決意するのだった。

 

映画鑑賞記

ピーター・ハイアムズ監督作「2010年」("2010: The Year We Make Contact" : 1984)

木星探査に赴いた宇宙飛行士達が遭遇する、人智を超えた超常体験の一部始終を描くSF作品。

アメリカ宇宙評議会が月面で謎に包まれたモノリスを発見し調査を行うと、それは木星に向けて信号を発した。2001年、アメリカは5人の宇宙飛行士を乗せたディスカバリー号木星探査に向かわせた。ディスカバリー号には最新型の人工知能HAL9000が搭載されており、探査計画をサポートする事になっていた。ところがHALに原因不明の故障が発生し、乗組員の内4名は死亡、船長ボーマンの消息が途絶えてしまう。謎に包まれた巨大なモノリスと、ディスカバリー号木星付近に留まったままとなり、計画は終了した。それから9年後、探査計画を主導したフロイド博士は責任を負わされ、評議会を去っていた。そこへ、ソ連による木星探査計画の話が持ち掛けられる。アメリカの次なる探査計画に先駆けて、ソ連木星に赴き、ディスカバリー号の調査まで行うという。そこでソ連側は、計画の全容を知るフロイドに同行を要請するのだった。米ソの対立関係が深刻化し、世界的に緊張が高まる中、ソ連の探査船レオノフ号による米ソ合同の探査計画が了承される。フロイドはディスカバリー号の設計者カーナウ博士と、HALの開発者チャンドラ博士と共に、レオノフ号に乗り込み、ディスカバリー号の事故の原因究明と、モノリスの探査に向かうのだった。

SF作品の金字塔として名高いスタンリー・キューブリック監督作「2001年宇宙の旅」の続編。前作はキューブリックらしさというか、かなりクセのある仕上がりだっただけに、それと比べるとどうしてもインパクトは薄まるのだけど、普通に良作だと思う。というか、2001年~の方は僕にはアート過ぎて、何度観ても終盤辺りで船を漕いでしまうのよね。気付けばスターチャイルドになってましたって感じで、内容はおぼろげ。本作は開始直後に導入的な調査報告と称して、ディスカバリー計画の顛末を振り返るシーンが設けられており、とても良心的。2010年、レオノフ号で、ソ連の宇宙飛行士達に混じって、ディスカバリー号の調査に向かった3人の米国人科学者達。木星に到達するも、謎に満ちた巨大なモノリスの挙動に翻弄されるというハナシ。ディスカバリー号の調査もそこそこに、あれよあれよと木星では超常的な現象が発生し、一方で地球では米ソがすわ戦争突入かという状況に陥る。人智を超えたナニカかと人類とで、生じている事象の大きさの違いがとても対照的。前作ではHALが暴走し、その機械の冷酷非情な描かれ方がホラーの様であったのだけど、蓋を開けて見ると、ハナシは単純。人間により相矛盾する命令が下された結果、混乱してしまったのだと分かる。続きが気になるから原作を読んでもいいのだけど、続編を映画化しようという猛者はおらんのかしら。

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