暴風雪一過でやや穏やかな日。今朝は諸用で４時前に起床。気温が０度前後のせいか、降った割には積もっていないが、早朝から除雪車や雪掻きに励む人の姿が目立つ。当然、僕の出る幕はない。一昨年辺り前までは、どうせ暇人なのだしと、雪掻き用具でも購入して、アパート前を少しでも歩きやすくしてやろうかと考えたものだが、ゴミを平気で棄てたり、クルマを無断で駐車したりする輩が後を絶たない為に、虚しくなって止めた。裏庭の雑木林には、もう数年前からカップ麺の容器や、４リットル酒のペットボトルなんかが引っ掛かったままになっている。風で飛んできたとは思えず、何某かが上階から投げたとしか思えない。僕が住めるアパートの民度なんか所詮この程度なのだ。もちろん僕だって清廉潔白とはほど遠いが、それでも人畜無害でありたいと考えて常日頃生活しているワケで、できることならこんなアパートから抜け出したいのだが、超絶ブラック信用の僕の立場ではこんなアパートしか住む場所が無いのよなぁ。
しかしもう９日だってさ。ヒキってるせいか、驚くほど何も起こらんまま、ズンドコズンドコ時間だけが過ぎていくな。最近、ちょっと過去記事を参照するに当たって、初期の頃の日記をざっと眺めていたのだが、昔は今以上にもっと淡白で無味乾燥な内容だったと実感。その代わりに写真を多用してお茶を濁していたのだった。くだらなさMAX、中身MINの原点に戻らないと行けないな。
映画鑑賞記
ショーン・レヴィ監督作「デート & ナイト」（"Date Night" : 2010）
ひょんなことからギャングに狙われる事になった、中年夫婦の奮闘する様を描くアクション・コメディ作品。
フィル（スティーヴ・カレル）とクレア（ティナ・フェイ）は、ニュージャージー郊外の家で子供２人と暮らす、ごく普通の中年夫婦。フィルは税理士、クレアは不動産仲介を営み、子供達を育てながら、何不自由のない生活を送っていたが、夫婦は倦怠期に差し掛かり、互いにマンネリを感じていた。そこでフィルは、マンハッタンの高級人気レストラン「クロー」でデートを楽しもうとクレアに突飛な提案をする。おめかしをした夫婦は、子共達をシッターに任せ、クローに向かう。ところが予約が前提のクローでは、飛び入りでの座席の確保は難しく、２人はダメ元でキャンセル待ちをする事になった。そこでフィルは咄嗟に、「トリプルホーン」という予約名の座席に、素性を偽って名乗り出てしまう。結局、トリプルホーンは現れなかったが、食事を堪能する２人の前に、トリプルホーンを探す２人組の男が現れ、フィル達は店の外に連れ出される。男達はミレット（レイ・リオッタ）というギャングの手先で、フィル達をトリプルホーンだと信じて疑わず、ミレットから奪ったUSBメモリーを返すように脅迫するのだった。なんとかその場から逃げ出す事に成功したフィルとクレアは、男達の追跡を躱しながら、トリプルホーンと称する人物を探し出し、USBメモリーを手に入れ、ギャングの誤解を解こうと奮闘するのだった。
ちょっとマンネリな生活に退屈を感じ始めていたおもしろ中年夫婦が、高級レストランで予約を奪ってしまった事から、思わぬ騒動に巻き込まれてしまうというコメディ。２人はまずトリプルホーンの所在を掴むため、クレアの顧客の１人、イケメソの元軍人ホルブルック（マーク・ウォールバーグ）を訪ねる。なぜか上半身ハダカでガチムチボディをアピールするホルブルックは、諜報や工作活動に長けた男で、電話番号からトリプルホーンの居場所を探し当てる。ホルブルックの高級スポーツカーを勝手に拝借して、フィルとクレアがそこへ赴くと、なんとトリプルホーンはただのチンピラカップル（ジェームズ・フランコ、ミラキュニス）。ミレットに狙われていると知ると、USBをフィルに手渡し、そそくさと逃げ出してしまう。USBに記録されていたデータは、ある人物にとって脅威となる代物で、トリプルホーンはそのUSBで脅迫を掛けていたワケですな。スポーツカーをボコボコにし、ギャングの追跡を躱しながらも、真意を質す為にフィル達はその人物の元へ向かう。非日常を演出しようとしたばかりに、超絶非日常的な逃走劇を体験する事になった２人の絆は、より一層深まりましたとさ、という夫婦仲再生でめでたしめでたしなハナシ。脇役が無駄に豪華で笑ってしまったわ。
