チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

フォとホ談義。

今日は朝から雪の降り方がハンパない。こういう日は外に出ない方が吉だが、火曜は食材調達の日でもあるし、これを書いている時点で、行くべきかどうかまだ迷っている。おまけに喉に痛みを生じているのが気になる。扁桃腺が腫れたら確実に高熱が出るだろうし、もしかしたらインフルエンザかも知れない。そんな風に考えていたら、なんだか熱っぽくなって、気分も悪くなってきた。

さて昨日、auの新機種発表会があり、春モデルがお披露目されたワケだが、今回も目ぼしい機種は見当たらなかった。僕のスマホデビューはまだまだ先になりそうだ。一方で僕の様なガラケー使いの耳目を集めそうなのが、従来のガラケーにアンドロイドを搭載した4G LTEの機種で、さながらケータイ以上スマホ未満という印象だ。auではネクストフィーチャーフォン、或いはガラホと呼んでいるらしい。僕は前々から、今使っているケータイがアンドロイドベースになりさえすれば、色々と捗るに違いないと考えていたので、auは頑なにガラケーに留まり続ける僕たちの気持ちを慮って、少しだけ歩み寄ってくれた様な気がしてならない。ただし、今回は件の1機種の展開だけに留まり、しかも折り畳み型なのが個人的には残念なところ。まぁ、ニッチな需要しか見込めないだろうし、已むを得ないのかも知れない。

ところで、auの田中社長はかつて、スマホの事を頑なにスマフォン或いはスマフォと呼んでいて、auとしてもそんな社長に倣う雰囲気だったのだが、昨日の発表会ではスマホと呼んでいたから、どこかの段階で時代の趨勢に折れたのかも知れない。しかし、一般的にスマートフォンスマホと縮めるのに、アイフォーンをアイホとしないのは何故なのか。アイホンだとそういう会社があるから商標上の問題がありそうだが、なんだかモヤモヤする。昔、デジタルホンという社名があり、あの頃は電話と言えばアタリマエに「ホン」だったし、現在だってヘッドホンやイヤホンなどと、何の疑いもなく使用しているのだから、アイフォーンも気取ってないでホンと呼んだらいい。以上、タヒぬほどくだらないハナシ。

 

映画鑑賞記

ブラッド・ファーマン監督作「リンカーン弁護士」("The Lincoln Lawyer" : 2011)

愛車リンカーンが事務所代わりの刑事弁護士が、真実の究明に奮闘する様を描くリーガル・サスペンス作品。

LAで活動する刑事弁護士ミック・ハラー(マシュー・マコノヒー)は、愛車リンカーン・タウンカーの後部座席を事務所代わりにする、一見風変わりだがやり手の男である。ある時、ハラーは馴染みの保釈保証業者を介して、不動産業者メアリー・ウィンザーの息子で、羽振りの良いルイス・ルーレの弁護を引き受ける事になった。ルーレは娼婦レジーナへの暴行容疑で勾留されていたのだが、ルーレは猛然と容疑を否認していた。ルーレの主張では、ある夜、バーでレジーナからの誘いを受け、彼女を買うことにしたのだが、彼女の部屋に入った途端、2人組の男に襲撃され、そのまま気を失ってしまったという。ところが、目覚めるとレジーナは暴行を受けた後レイプされており、現場には血痕の付いたナイフが残されていた。ルーレは自分の金回りの良さが見込まれ、レジーナに嵌められたのだと強弁する。しかし、ナイフはルーレが所持していたものであり、またルーレ本人の精液も残されていた事から、レジーナの訴えには客観性があった。ハラーはルーレの無実を訝りながらも、依頼人に資する様に、調査員フランクと共に事件を分析し、弁護を進めていく。その過程で、ハラーはかつて自分が弁護を担当し、死刑を終身刑に留める事に成功し、現在も服役中のマルティネスの一件との類似性を見出す。レジーナの主張が正しければ、マルティネスが冤罪の可能性が高まる。ハラーは自らの過ちに戦慄するのだった。

リンカーンが事務所変わりで、リンカーン弁護士というそのままズバリなタイトルなのだけど、内容はなかなか硬派なリーガル・サスペンス。一件カネに汚そうな孤高のやり手弁護士の風貌とは裏腹に、なかなかどうして正義感の強い男である。そんな弁護士ハラーが、ある不動産業者のどら息子ルーレの弁護を引き受ける事になるのだけど、こいつが実はサイコ野郎で、ハラーがかつて担当したケースにも関わっていたワケですな。ハラーはそんな金持ち風情が、なぜ自分の様な野良の弁護士を指名して来たのか、腑に落ちなかったのだけど、ひょんなことから件の過去のケースとの類似性を見出し、自分が大きな過ちを犯してしまった事に気付くと。死刑を終身刑にしたのだから、大きな成果だと誇っていたのに、実は無実かもしれない。それをひっくり返すには、ルーレを追求しなければならないが、ルーレは依頼人であり、不利益を生じさせるワケにはいかない。その上、弁護人には秘匿特権があり、弁護の過程で知り得たいかなる情報も漏らすワケにはいかず、ハラーは苦悩する。どの様にしてルーレに引導を渡すかが本作の見どころ。これはネタを変えればいくらでもシリーズ化できそうだし、続編を作って欲しいな。

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