チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

ブラックより僕が。

キリッと冷え込み、今冬一番の寒さ。S市では今日から雪まつりが始まるが、午前の時点では好天に恵まれている様で、まずは何より。本州の方では、低気圧の影響で平野部でも積雪の予報らしくお気の毒様。さて、1週間の開催期間の内、どこで行こうかなと悩み中。平日夜と週末はカップルや家族連れが多そうだからパスするとして、平日の昼間に、外国人観光客に紛れ、異国情緒漂う中を練り歩くのが、ぼっちのおっさん的には丁度良いだろうな。

一昨日、今年2度めのハロワに行き、結果的に端末で求人検索をするだけで終わってしまったが、そこで僕ははたと、ブラック企業の求人を拒否する云々の件がどうなったのか気になった。いつもと同じ条件で検索しても、表示される求人数に大きな変動が無いから、まだ運用が始まっていないのかと肩を落とした。そんなものは厚労省が通知を一発出せば、改善に向けて動き出すと安直に考えていたが、年初の報道記事に寄ればハロワでは原則「求人の申し込みはすべて受理しなければならない」と法的に規定されているらしく、これから通常国会で改正に向けた法案が提出されるのだそうだ。しかもよくよく記事を見たら、新卒求人に限ったハナシで、一般求人に展開するかどうかも不明とのこと。尤もハロワからブラック企業が消えたところで、僕の再就職にとって有利になるワケではないし、ブラック求人が消える前に、僕がこの世から消えているんじゃないか?なにせ僕は経歴も信用も真っ黒のダーカーザンブラック人間だからなぁ。

 

映画鑑賞記

ギャレス・エドワーズ監督作「GODZILLA ゴジラ」("Godzilla" : 2014)

巨大怪獣ゴジラとムートーの死闘と、それらの出現によりパニックに陥る人類の姿を描くSFモンスター作品。

1999年、モナーク計画を主導する科学者・芹沢とグレアムは、フィリピンの鉱山で陥没した洞窟内で、巨大な生物の全身骨格化石、それとは別種と思しき繭の様な物体、更に洞窟から海へと何かが這い出した痕跡を発見する。その頃、日本のジャンジラ原発は原因不明の震動に見舞われ始め、エンジニアのジョー・ブロディは調査に乗り出していた。ある時、激しい地震原発を襲い、原子炉がメルトダウンを起こす。ブロディは被害を最小限に食い止める為に、原子炉を封鎖するが、その時、妻で同じくエンジニアのサンドラを目の前で喪ってしまう。事故から15年が経ち、尚もジャンジラ原発の周辺一帯は汚染区域とされ、立ち入りが制限されていた。ブロディはエンジニアを辞した後も、妻の死を悔やみ、事故の真の原因を究明すべく、一人で調査・研究を続けていた。一方、ブロディの息子で米海軍の爆発物処理担当のフォード大尉は、一時帰任し、妻エル、息子サムの待つサンフランシスコの自宅へ戻る。久しぶりの再会を喜んだのも束の間、日本で父が逮捕されたとの連絡を受け、フォードは日本へと発つ。父と再会したフォードは、父が相変わらず事故に囚われ続けている事に呆れながら、汚染区域への侵入に同行する。ブロディは立ち入り禁止の理由が放射能汚染では無いと確信し、かつての生家で保管したままの15年前の震動に関するデータを回収する。しかし、2人はその直後に拘束され、ジャンジラ原発跡地の研究所へと連行される。そこでは芹沢らモナークの研究者が、かつてフィリピンで発見した物と同形状の繭を生かし続け、研究を行っていた。芹沢らは繭がもたらす電気的な信号の意味を計り兼ねていたが、ブロディのデータとの相関を見出す。その直後、繭から巨大な生物が誕生し、研究所を破壊した後、日本を離れ東方に向けて飛び去る。その最中、ブロディは被害に巻き込まれ死亡してしまう。ムートーと命名されたその巨大生物を制圧すべく、指揮がモナークから米軍に移ると、芹沢はモナーク設立の経緯と巨大生物「ゴジラ」の存在について、米軍及びフォードらに明かすのだった。

言わずもがなのハリウッド版ゴジラ。個人的に2014年に観た映画の中で最高傑作。劇場で観て、そのド迫力ぶりには只々圧倒されまくったけど、こうして自室でじっくり鑑賞するのも良いですな。SFアクションでありながら、パニック、スリラー、人間ドラマの要素がバランスよく織り込まれてて、とても見応えがある。かつて米ソが競って核実験を行っていた時代、ビキニ環礁で繰り返された水爆実験は、実はモナークという秘密組織がゴジラを爆殺する為に行っていたという、現代風な設定にアレンジが施され、そこへ後にムートーと称する事になる謎の巨大生物の繭が発見される。繭は富士山に程近い架空の町ジャンジラの原発メルトダウンに追いやり、15年経って孵化。それは♂らしき事が判明し、ネバダ放射性廃棄物処分場に隔離されていた♀に呼び寄せられると。このムートー、EMPを自在に放ち、電子機器を無力化させる能力を持つ人類に取っては厄介な奴。かつてムートーに親?を殺されたゴジラは、ムートー狩りに深海から出現するワケですな。ムートーとゴジラの移動に伴い、日本→ハワイ→サンフランシスコと舞台は移るのだけど、ゴジラは50分過ぎてようやく登場。開口一番の咆哮でド肝を抜くも、俯瞰やテレビ越しの映像が続き、まずは焦らす。次の登場は90分頃で、ここもPOVで敢えて全景を見せない様な演出で、まだまだ焦らしちゃう。米軍はムートー、ゴジラに対しミサイルや銃火器で応酬するもその甲斐虚しく、核爆弾で纏めて殺す計画を立案。しかし、芹沢は被爆国の当事者として核の使用に頑なに反対。ゴジラは世界に調和を保つ為に出現した存在だと主張し、ムートーと戦わせる事を提案する。ここで"Let them fight."(戦わせましょう)と呟く渡辺謙が最高に渋い。終盤、ムートー2体とゴジラの死闘が始まると、焦らし続けて上がりまくった期待値を見事に上回る見せ方で、存分に楽しませてくれる。最後にムートーをあんな風に仕留めるとは思いもよらなかったし、そこで流れる音楽とゴジラの咆哮がこの上なく印象的で、2回目でも目頭が熱くなってしまった。ハンパない厨二演出!前半のやや珍妙な日本観は気になったけど、それを補って余りあるほど中盤以降のクオリティは素晴らしい。BD購入して何度でも観たい。しかしこれを超える続編ができるのかしら。

f:id:horohhoo:20150204193201j:plain

f:id:horohhoo:20150204193206j:plain

f:id:horohhoo:20150204193210j:plain

f:id:horohhoo:20150204193214j:plain

f:id:horohhoo:20150204193217j:plain

f:id:horohhoo:20150204193220j:plain

f:id:horohhoo:20150204193222j:plain

f:id:horohhoo:20150204193230j:plain

f:id:horohhoo:20150204193234j:plain