チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

ドラゴンボール EVOLUTION

ジェームズ・ウォン監督作「ドラゴンボール EVOLUTION」("Dragonball Evolution" : 2009)[BD]

復活したピッコロ大魔王から人類を守る為に、孫悟空とその仲間達が、ドラゴンボール集めに奔走する様を描くアクション・アドベンチャー作品。

かつて凶悪なピッコロ大魔王が弟子の大猿を引き連れ、地球に襲来し、人類位を絶滅寸前に追いやった。7人の勇敢な戦士達は命懸けで戦い、ピッコロを魔封波で地下深く封印する事に成功した。それから2千年余りが経ち、ピッコロは封印を解き、復活を果たす。

高校生の孫悟空は育ての親で祖父の悟飯の元で暮らしていた。悟空は悟飯から気を操る影鶴の拳の体得をすべく、修行の真っ最中だった。一方で、学校の生徒達に変わり者扱いされ、誂れる事に、悟空は思い悩んでいた。18歳の誕生日の朝、悟空は悟飯からドラゴンボール四星球をもらう。ボールは世界に7つ存在し、全て集めると願いが1つだけ叶うという。その頃、ピッコロは部下のマイを従え、力任せにボールを探し集めていく。

期せずして、2週間後に皆既日食が近づく。悟空は学校で可憐なチチの手助けをした事で親しくなる。悟空はチチにパーティに招待され、会場に赴く。悟空は18歳になったら、悟飯に両親の事を教えてもらう約束である事を話す。その頃、悟空の帰りを待つ悟飯の元にピッコロとマイが現れる。悟飯の力はピッコロには及ばず、ピッコロはボールが無いと悟ると、屋敷を崩壊させ、悟飯は下敷きになる。異変を察知し、屋敷に帰った悟空は、悟飯からピッコロが蘇った事を聞く。悟空が四星球に触れた途端、ピッコロのビジョンを見る。悟飯はパオズの街で亀仙人を探し、日食前に7つのボールを集める様に言い残して息絶える。

翌日、崩れた屋敷にブルマがボールを探しに訪れる。ブルマは、カプセルコーポレーションからマイに奪われた父親のボールを探し、特製のレーダーでボールの反応を辿って来たのだった。しかし、ブルマのボールは五星球で、悟空の持つ四星球とは違っていた為、誤解が解ける。応用科学に長けるブルマは、ボールが無限の電力を生み出せると考えており、悟空とブルマは互いに協力しボールを探す事になる。

パオズの街を訪れた2人は、レーダーが反応した亀仙人こと武天老師の家に到着する。悟空は亀仙人と格闘し、亀仙人が悟飯を鍛錬した事を知る。悟飯がピッコロに殺された事を知った亀仙人は、ボールを7つ集めて神龍を呼び出すしかないと悟る。悟空は亀仙人が所持していた二星球で再びビジョンを見る。ピッコロは尚もボールを集め続ける。

3人は日食前にボールを集める旅に出る。同時に悟空は亀仙人に気の修行を施される。レーダーがシグナルを感知し、3人が現場に向かう途中、盗賊ヤムチャの仕掛けた落とし穴に嵌る。亀仙人は血に染まった月が太陽を隠し、ピッコロの弟子の大猿が現れる伝説を明かし、それを止めるには神龍でピッコロが消えるように願うしか手段が無い事を告げる。穴の内部にレーダーが反応した為、3人はヤムチャと取引し、穴を掘削して奥に入る。ピッコロは自らの血液でモンスターを作り、悟空達の元へ刺客として送る。4人は穴の内部の溶岩地帯で刺客の襲撃を受けるが、悟空がこれを撃退し、六星球を入手する。そこへマイが襲いかかるが、悟空が退け、一行は脱出する。ボールで再びビジョンを見た悟空に、亀仙人はボールが未来を見せていると告げる。

4人は亀仙人と師シフ・ノリスのいるトイサンへ向かう。トイサンに着くと、悟空は亀仙人からかめはめ波の特訓を受ける。深夜、マイがチチの姿で屋敷に侵入する。悟空はマイの罠に嵌り、致命傷を負うが、亀仙人かめはめ波で蘇生させる。亀仙人は師から魔封波の壺を受け取る。レーダーでピッコロがボールを7つ集めた事を知った4人は、ドラゴン・テンプルに向かう。

ピッコロはボールのパワーを発動するが、亀仙人が妨害し、ボールが離散する。しかし、4人を乗せた車が墜落する。ピッコロは日食と共に悟空が大猿に変化する真実を告げる。日食が始まり、悟空は大猿化しブルマ達を襲い始める。亀仙人魔封波を繰り出すが、ピッコロに壺を割られ、失敗する。亀仙人は大猿に殺されるが、その直後、悟空は大猿を克服し、我に帰る。悟空はピッコロと格闘する一方、ブルマとヤムチャでマイを倒す。悟空は渾身のかめはめ波でピッコロを倒す。悟空の決断で、神龍亀仙人を蘇らせる様に願い、亀仙人は復活する。

4人は再びボール探しの旅に出かける。ところが、ピッコロは生き延びていた。

酷評されているからどんなモノかと観てみたのだが、ある意味期待通りの出来栄えだった。設定だけ流用して、換骨奪胎するならまだ理解できるのだが、まず脚本が貧弱で練られていないし、そこへキャラの再現度の中途半端な感じが相まって、非常に残念な仕上がりとなっている。20世紀フォックスはどうしてこのクオリティでゴーサイン出しちゃったのってレベルだ。監督を始め、製作陣にドラゴンボールに親しんだ人がいたらこうはならないと思うのだが。かめはめ波が気功術みたいになってるし、気を練る仕草もイミフだし、ピッコロは巨悪に見えないし、作り出すモンスターがもうドラゴンボールと関係ないし。ツッコミどころは満載。一番萎えたのは悟空が変化する大猿で、原作の様に巨大化すると思ったら一回りほど身の丈が大きくなるだけ(笑)しかし、チチ役のジェイミー・チャンがキュートだからかなりの部分を許せてしまうよね(笑)

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