程々にネタバレすると最初に断っておいて。昨日、ニール・ブロムカンプ監督作「チャッピー」を観てきた。感想としては表題通りで、ちょっと小さく纏まり過ぎてるかなって印象。これは「エリジウム」を観た後にも感じたのだが、どうしても「第9地区」と比較してしまうのであって、あの革命的で終始クリエイティビティに満ちたワクワク感を期待すると、拍子抜けする。決して面白くなかったワケじゃないのだが、期待値が高まりすぎてアラの方が目立ってしまった。人工知能をインストールした自立型警察ロボット「チャッピー」の育成ゲー的なノリから始まって、終盤には人間の意識のハードウェアへの転送を、いともお手軽にやってのけるってのがどうもなぁ。これだとシンギュラリティのハードルがダダ下がりじゃないか?しかも普通にUSBメディア?に意識のデータを記録してるし。転送にPS4のCPUを何台も繋げてスパコンみたくするのも、露骨なソニー推し過ぎて苦笑した。ヒュー・ジャックマンもシガニー・ウィーバーも、割りと凡庸な役どころだった。とまれ、同監督の次回作となるエイリアンの新作には期待せずにはいられないのだが。
今夏の大作。
いよいよ道内にも4DXが導入されるらしいが、通常料金+¥1000+(3D加算)で¥3000以上だから、それだけの価値が見い出せる作品がどれだけあるかってところかな。会員デーの¥1000で観るのがデフォな自分にとっては、IMAX料金ですら出し渋ってしまうし。ま、オープンしたら一度は体験してみたいかな。