チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

チャイルド・プレイ2

ジョン・ラフィア監督作「チャイルド・プレイ2」("Child's Play 2" : 1990)[DVD]

復活したチャッキーに、再び狙われる事になった少年の奮闘を描くホラー作品。

湖畔の絞殺魔チャールズ・リー・レイの魂が乗り移った、グッドガイ人形チャッキーが、アンディを襲った事件は、アンディを救った刑事マイクが真相を伏せた為に、大事には至らなかったが、グッドガイの製造会社プレイ・パルズ・トイの社長サリバンは、会社が某かの関与をしたと噂されている事を危惧する。部下のマットソンは、回収されたチャッキーの残骸を社内で修復させる。サリバンとマットソンが見守る中、ラボで社員がチャッキーの修復作業を行っている最中、突如、異常な電流が走り、社員は死ぬ。サリバンは、チャッキーを処分し、社外に漏らさぬ様にマットソンに命じる。

カレンがアンディの言葉通りの真実を主張し、入院を余儀なくされた為、アンディは幼児保護センターで暮らす。程なくして、アンディはカレンが回復するまでの間、フィル、ジョアン夫妻の元で養子として生活する事になる。フィルはアンディが正常かどうかを疑う。夫妻の家に入居したアンディは、同じく養子として生活するカイルと会う。アンディは、夫妻に用意された子供部屋で、グッドガイ人形のトミーを発見し、慄く。

夜、マットソンはチャッキーを社から持ち出し、帰路に就く。マットソンが車から離れた隙に、アンディの居場所をセンターから聞き出したチャッキーは、マットソンを脅迫し、夫妻の家に向かわせた後、殺す。チャッキーは家に侵入すると、夫妻が大切にしている置物でトミーを破壊して、庭に埋め、すり替わる。

翌朝、夫妻は置物が破損しているのを発見し、アンディとカイルを責める。2人とも関与を拒んだため、フィルは罰として2人を家に謹慎させる。フィルはアンディが手に負えない子だとジョアンに漏らし、アンディはそれを立ち聞きする。アンディはトミーがチャッキーでは無いかと疑い始める。一方でアンディは、問題児としていくつもの家族を転々としてきたカイルと仲良くなる。

夜、チャッキーは眠っているアンディをベッドに縛り付け、魂を移すまじないを始める。そこに偶然、カイルが入ってきて、アンディを解放すると、騒ぎを聞きつけ、夫妻もやってくる。アンディはチャッキーの仕業だと主張するが、フィルは意に介さず、チャッキーを地下の物置に放り投げる。チャッキーは、再び人形の姿のまま、人間化が進行している事を悟る。

アンディは転校先の学校に登校し、疎外感を味わう。チャッキーは学校に赴き、アンディの答案用紙に教師ケトルウェルを罵倒する細工を施す。アンディはチャッキーの仕業だと主張するが、出任せだと判断したケトルウェルは憤慨し、チャッキーを用具室に放り入れると、アンディを教室に閉じ込め、反省させる。アンディはチャッキーから逃れる為に、窓から脱出を図る。戻ってきたケトルウェルは、アンディが用具室に隠れていると察し、探し始めたところへ、チャッキーが現れ、ケトルウェルを殺す。

アンディは無断で学校から家に戻ってきた事を夫妻に叱られる。アンディはチャッキーから逃げる為だと主張するが、地下に前夜のまま放置されているトミーをフィルに見せられ、説得される。フィルは、アンディをセンターに送り返すべきだとジョアンに主張する。アンディは家から追い出されると察し、落胆する。カイルはあちこちに移されてきた自身の経験を語り、その都度強くなったとアンディを慰める。

夜、アンディは夫妻に悟られぬ様に電動ナイフを持ち出し、チャッキーを撃退すべく、地下室に向かう。アンディはチャッキーに不意を突かれ、襲われるが、ナイフで反撃する。そこへ物音を聞きつけたフィルがやってくると、チャッキーに襲われ、転落死する。ジョアンはアンディのせいだと誤解し、アンディは再びセンターに戻る事になる。家から去る際に、アンディはカイルにチャッキーに警戒する様に伝える。カイルはチャッキーをゴミ箱に捨てるが、その直後、庭に埋められたトミーを発見する。慌ててゴミ箱を確認すると、チャッキーが消えており、カイルはジョアンの身を案じて部屋に向かう。カイルは、室内でジョアンの死体を発見するや否や、チャッキーに襲われる。チャッキーはカイルをナイフで脅し、センターに連れて行く様に命じる。

カイルは車でセンターに向かう途中で、チャッキーを車外へ投げ出し、轢き殺そうとするが失敗する。センターに着くと、チャッキーは非常ベルを作動させる。子供達が避難する中、チャッキーは施設長グレースを殺し、騒動に紛れて、アンディを外へ連れ出す。新聞配送車に乗り込んだチャッキーとアンディは、プレイ・パルズ・トイの工場に侵入し、カイルもその後を追う。

チャッキーはアンディを気絶させると、まじないを始めるが、既に人間化が進み過ぎており、失敗に終わる。チャッキーは人形から抜け出せなくなった事で、激昂し、アンディを殺そうとするが、カイルが窮地を救い、アンディと共に工場からの脱出を図る。カイルは追いかけてきたチャッキーの腕を、工場の設備で締め付け、足止めする。チャッキーは自ら腕を切断し、ナイフに換装すると、尚も2人の追跡を続ける。カイルはチャッキーを製造ラインに打ち付け、固着させると、高温の加工室に送る。加工室を脱したチャッキーは上半身だけとなるも、生き延び、カイルを気絶させると、アンディに襲いかかる。アンディは、排液バルブから高温の樹脂をチャッキーに浴びせると、カイルを救出し、チャッキーの死を確認する。息を吹き返したチャッキーが再び襲い掛かると、カイルはエアホースを突っ込み、チャッキーの体を木っ端微塵に破裂させる。夜が明ける頃、カイルとアンディは工場を後にする。

 

 

前作で黒焦げのバラバラになり、心臓を打ち抜かれて死んだはずのチャッキーが、メーカーに回収され、完全に新品の体となって復活するという、まさかの展開でスタート。マイクは保身を図ったのか、事件の真相を語らなかった事になっており、一方、真実を主張したカレンは気が触れたと思われたのか、入院しているとの事で、この両者は登場しない。前作に続き、主人公の少年アンディは一時的に養子にもらわれ、そこに再びチャッキーが魂を移そうとやってくる。物語としては前作からほぼシームレスの設定だが、製作時期は1~2年離れているから、アンディが成長してしまっているのが、やや違和感があるが、相変わらず小さい体で奮闘している感がかわいい。それにしても、チャッキーは人形のくせに動く動く。人間に襲いかかるシーンは、人形である事を忘れさせるくらいに、ホラーチックな動きを見せる。終盤の製造ラインの死闘もよくできてるよなぁ。

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