チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

マーベル最新作「アントマン」はアリさん萌えなソフトSFと量子スケールなハードSFを内包したオモシロ作品だった。

昨日、マーベル・シネマティック・ユニバースのシリーズ最新作「アントマン」を観て来た。これまでのスーパーヒーロー像とは幾分毛色が違うものの、縮小化技術を備えたスーツを纏うことで、昆虫サイズだが極めてパワフルなヒーローと化し、悪の企みを阻止するというストーリーだ。コメディ作品に出演の多いポール・ラッドが主役を演じるだけあって、シリーズの中では比較的コメディ色が強くなっているが、同時にひたむきな親子愛も描いていてほのぼのさせられる作品でもある。俺の好きなマイケル・ペーニャも脇役として良い味出している。要のアクションシーンも一風変わっていて、複数種のアリをその属性ごとに手懐け、意のままに操る事で、部隊化して自らの手足の様に利用するのだが、これが実に愉快で、虫もこんな風に演出すると可愛く思えるのだなぁと、アリ萌えして和んでしまった。スーツの特性上、あるラインより小さくなると、縮小化が止まらなくなり、量子スケールにまで突入して戻って来れなくなるという、かなりトンデモな設定になっているのだが、量子スケールを果敢にVFXで描いているシーンは、インターステラーを想起させられ、なかなか挑戦的だと感心させられた。そして最後にはやっぱり"Ant-Man will return."が表示されて胸アツ。ちなみに本作の冒頭、「エンド・クレジット後にも映像があります。どうぞ最後まで御覧ください」的なメッセージがあったが、これまでこんな風に表示してくれた事あったかしら。しかし、こうやってご丁寧に教えてくれてるのに、エンド・クレジットが始まるや否や、そそくさと帰っていく客が結構いるんだもんな。そんなにクレジットを見るのが耐えられないのかしらと、俺はマジでそこんとこ理解できないよ。ま、他人事だからどうでもいいと言えばそれまでなんだけど。

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