チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

アラホーのキモメン、服への浪費で己のアラを隠してマイルドキモメン化を目指す姑息な半生。

寒くなってきたから、もう数日前から窓を閉めきったままだ。一度くらい換気の為に開けたいのだが、気密性の高い状態でそこそこ過ごしやすい温度に保たれているのに、これを下げるのはもったいない。そうでなくとも日中、暖を取る為にコーヒーをがぶ飲みしているのである。カフェインレスなのに、カラダへの負担が変わらないような気がするのは妙だ。しかし、インスタントコーヒーほど手軽で、代用しうる適当な飲み物が他に無いのも事実だから、今日も朝からがぶ飲みしている。

寒いとどうしても服が欲しくなり、お金が無いのに暇さえあれば通販サイトを覗いてしまう。暇人が暇さえあればと言うのもおかしな話だが、暇の中でも更に暇な時、いわば暇オブ暇タイムである。つい先日もニット帽をポチリ、それが昨夜届いた。これで冬用のニット帽は3つになったから、なにかと使い回しが効くだろう。こうして服飾関係には見境なく無駄遣いしてしまうのが、僕の情けなくみっともない悪癖である。服にお金を注ぎ込む人を着道楽などと呼ぶらしいが、それはある程度資力のある人が更に魅力を高めるという話であって、僕の場合は単に「キモメンたる己の粗を隠したい」という願いに衝き動かされているに過ぎない。それはすなわち、早く人間になりたいという切望である。今更振り返るまでもなく、これまでの半生は服に魅せられっぱなしで、浪費に次ぐ浪費の日々だった。

夏場にハットタイプの帽子を3つカブり回していたので、冬にもハットタイプをカブりたいのだが、冬用のハットは高くて手が出せないから、比較的安価なニット帽しか取りうる選択肢が無い。と言っても、こちらの冬は耳を出しているとしばれて削げ落ちそうな寒さだから、冬用のハットを買ったところで実際にカブれる期間は少ない。だからこれでいいのだ。今冬は狙っているニットをセール時に一着買い足して、服への投資はもう控えよう。他に必要なモノは枚挙にいとまがない。