チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

ゾンビーバー

ジョーダン・ルビン監督作「ゾンビーバー」("Zombeavers" : 2014)[BD]

休暇を過ごす為に湖に訪れた若者グループが、ゾンビ化したビーバーに遭遇し、死闘を繰り広げる様を描くホラー・コメディ作品。

 

医療廃棄物処理施設の従業員ジョセフとルークはトラックで廃棄物の運搬中、ジョセフの不注意で鹿を跳ねてしまい、急停止する。その際の衝撃で劇物を詰めた缶の一つが転げ落ち、川を下って湖にあるビーバーの住処に流れ着く。缶に空いた穴から劇物が噴射し、ビーバー達がそれを浴びる。

大学生のメアリーは、彼氏の浮気を知って傷心する親友ジェンを慰めるべく、同じく親友のゾーイ(と愛犬ゴズリング)を誘って、湖に程近い場所にあり、いとこが所有する小屋に週末に三人だけで訪れ、女子会を開こうと考える。

三人が車で小屋に到着すると、隣家に住むグレガーソン夫人が挨拶にやって来て三人を歓迎する。小屋の付近は圏外で携帯が繋がらない事にジェンとゾーイは辟易する。三人は早速水着に着替えて湖へ泳ぎに行く。湖の中央にある浮き台で日焼けをしている内に、三人はビーバーのダムを発見し、観察に向かう。ダムとその近くの住処には奇妙な緑色の液体が飛散しており、ビーバーの姿は見当たらず、三人は訝しむ。その時、目の前にグリズリーが出現し、三人は恐れ戦く。そこに猟師のスミスが現れ、グリズリーを猟銃で追い払うと、土地柄に合わない三人の身なりを窘める。三人は挨拶もそこそに湖から立ち去る。

その夜、三人が小屋でゲームに興じていると、何者かが小屋を叩き始める。三人は外の様子を覗う為に小屋を出ると、閉め出されてしまうが、それはメアリーの恋人トミー、ジェンの恋人サム、ゾーイの恋人バックの三人によるサプライズだと分かる。その後、メアリーはトミーと、ゾーイはバックとそれぞれセックスを始めるが、ジェンはサムと険悪のムードが続く。サムは誤解を解こうとするが、ジェンはSNSで見つけたサムと女がキスをしている画像を突き付けて、浮気の事実を問い質すと、サムを張り倒す。その直後、ジェンは浴室で凶暴化したビーバーと遭遇し、皆に助けを求める。皆は揃って浴室の様子を窺いに行き、襲いかかってきたビーバーをトミーがバットで殴り殺し、ゴミ袋に詰めて小屋の前に捨てる。

翌日、一同は袋が破られて死骸が消えている事を知る。トミーは動物が食べたのだと主張するが、ジェンはその行方を心配する。皆は湖に泳ぎに行くが、ジェンだけはビーバーを恐れて岸に留まる。サムはメアリーと共に浮き台に上がると、成り行きでキスをした相手が実はメアリーであり、浮気では無い事をジェンに説明する様に請うが、メアリーはジェンに嫌われる事を恐れ、それを拒む。ジェンはゾーイ達に促されて湖に入るが、何かが泳いで足に触れるのを感じて慄く。その直後、バックがビーバーに襲われ、左足を噛み切られる。ゾーイとトミーはバックを連れて、浮き台の上に逃れる。ジェンは小屋に戻って通報を試みるが、既にビーバーにより電話線が噛み千切られており、不通となる。ジェンはビーバーに襲われ、軽傷を負うが、包丁で撃退する。一方、浮き台の周囲をビーバー達が取り囲み、底板を破って一同を襲い始めると、サムはゴズリングを湖に放り投げて犠牲にする。一同はその隙に湖から脱出し、小屋に戻る。

ゾーイはサムがゴズリングを殺した事に憤慨し、責め立てる。メアリーがそれを制止すると、ゾーイは意趣返しにキスの件をジェンに教える。メアリーは自分から話すつもりだったと弁解する。 小屋の周囲を無数のビーバーが取り囲み、一同を待ち伏せている事が分かると、バックの失血死を心配したトミーは、メアリーの車でバックを病院へ連れて行く事にし、ゾーイも同行を決める。トミー達が小屋を発つと、メアリー達はビーバーが侵入できぬ様にドアと窓に板を打ち付けて封鎖する。グレガーソン夫人は小屋の異変を察知すると、メアリー達の様子を見に行くべきだと夫に主張するが、夫は面倒臭がってそれを拒む。その頃、グレガーソン家にもビーバーが侵入する。

小屋を出発して程なく、道が倒木で塞がっている事が分かり、トミー達は足止めを食らう。トミーは近くに無人のトラックを発見し、車内から銃と斧を持ち出すと、斧をゾーイに持たせて、バックを連れて車で小屋に戻る様に命じる。トミーは助けを呼びに行こうとした矢先に、ビーバーが倒した木で圧死する。ゾーイ達にビーバーが襲いかかると、そこに現れたスミスが猟銃で撃退する。スミスはゾーイとバックをトラックに乗せて小屋に戻る。しかし、ゾーイ達は小屋が封鎖済みで中に入れない事を知り、ビーバーを退けながらグレガーソン家に逃げ込む。メアリーは悪ノリでキスをしただけだと釈明し、ジェンの誤解を解こうとする。

ゾーイ達は既にグレガーソン夫妻がビーバーに殺されており、更に電話線も噛み千切られている事を知る。ゾーイはバックの失血死を危惧し、すぐにでも病院に連れて行く事を希望するが、スミスは夜行性のビーバーがおとなしくなる朝まで留まるべきだと主張し、バックの傷口を焼く事を提案する。一方、小屋では疲れて横になったメアリーにジェンが近づき、ゾンビーバーに変化して襲いかかる。そこにサムが駆け付け、ジェンを撃退してメアリーを救出すると、ジェンを部屋に閉じ込める。

スミスが処置を始めようとした矢先に、バックがゾンビーバーに変化し、スミスに食らいつく。ゾーイは猟銃でバックを退けようとするが、誤射によりスミスが即死する。ゾーイはバックとゾンビ化した夫人から逃れ、二階から飛び降りて脱出する。一方、ビーバー達は小屋の床を破って屋内に侵入し、メアリーとサムに襲いかかり、二人は浴室に逃げ込む。メアリーはサムが咬まれていないか確認する為に、服を脱がせる。サムは同じ様にメアリーにも脱ぐ様に促し、互いに裸になった二人は気分が昂揚し、セックスを始める。その時、屋内のプラグを食い千切って感電したビーバーが炎上し、小屋に延焼する。二人が煙を感知した矢先に、ジェンが浴室に押し入り、サムは股間を食い千切られて餌食となる。メアリーは炎上する小屋の中でビーバー達に囲まれ、窮地に陥る。その時、ゾーイの運転するトラックが小屋の壁を突き破り、メアリーを救出する。

ゾーイ達は迫り来るゾンビーバー達を退け、更に追ってきたジェンを踏み潰すと、倒木の場所に逃れ着く。二人はトラックを捨てて、歩き始めるが、突然メアリーがゾーイに拳銃を向ける。ゾーイは自分が咬まれていない事を主張する。その時、メアリーがゾンビーバーに変化を始めた為、ゾーイは斧でメアリーを叩き殺す。助けを求めて路上を彷徨い歩くゾーイに、ジョセフとルークの乗ったトラックが接近する。ジョセフの不注意でゾーイは轢き殺される。

 

 

ジャケからして思いっきりB級っぽいのにBD化されていたから、過度に期待せずに見てみたのだが、これが大当たりだった。チャラい若者グループが主役で、エロありグロありで、おバカ度はかなり高めと、ある意味典型的なホラー・コメディではあるが、開き直ってチープ路線で面白いモノを作ろうとする意気込みが感じられて、大変好感が持てる。ビーバーは完全にぬいぐるみで全くリアルでは無いのに、内臓はしっかり作ってあって、モフモフとグロの好対照が実に味わい深い。ゾンビ化したビーバーに人間が咬まれると、何故か前歯と爪と尻尾が生えた上でゾンビになってしまうのが謎過ぎる。ゾンビになるのは良いとして、どうしてビーバーになるんだよっていう(笑)意外にも一番ビッチな子が最後まで生き残るのだが、このコートニー・パームという子は豊満なおっぱいも見せてくれたし、女優としてのポテンシャルを感じるなぁ。また何かの作品で是非ともお目にかかりたいです。オチも痛快だったし、早速今年のバカデミー大賞の筆頭に挙がる名作だわ。

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