チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

「スノーホワイト/氷の王国」はスノーホワイトが登場しないだけで、本国で酷評される程に悪い作品では無かった。

昨日、「スノーホワイト/氷の王国」が公開されたので、早速観てきた。前作の「スノーホワイト」から、クリス・ヘムズワースシャーリーズ・セロンが続投し、新たにエミリー・ブラントジェシカ・チャステインが出演するという、押しも押されもせぬハリウッド俳優4人が主役格という豪華なキャスティングなのだが、如何せん、米国における評価が芳しくないせいで、初日から比較的小さなシアターで上映というのが寂し過ぎた。前作の監督ルパート・サンダースと主演クリステン・スチュワートがチョメチョメしてしまい、しかも両者にとってそれが浮気だった為に世間から不評を買った事で、共に続編を降板したと実しやかに伝えられているのも影響したのだろうか。作品自体は前作の前日譚と後日譚のハイブリッド的な構成となっており、やや強引な感は否めなかったが、美麗なVFXやセットで装飾されたファンタジーな世界観と、その中で躍動するキャラクター達が魅力的で、映画館で観るには打って付けの作品だったと思う。クリヘム、セロン、ブラント、チャステインの4人はスクリーン映えするし、一挙一動が魅力的で見ていて単純に見惚れる。Rottenで駄作扱いされる程に悪い作品では無かったが、スチュワートが登場しないのは、ストーリーの構成としてやはり違和感を禁じ得なかったのも事実だ。なんとなく続編を匂わせる終わり方だったから、今後、スチュワートが復帰して新作が製作される目もあり得るのか。興行的にもう無理か、はてさて。それにしても時間帯のせいか、アドベンチャー大作の割には年配の女性が多かった。

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