チラ裏レベルの人生記(仮)

自分が自分で無くなった時に、自分を知る為の唯一の手掛かりを綴る、極めて個人的な私信。チラ裏レベルの今日という日を忘れないように。6年目。

猫カフェとか行ってみたいのだがヨゴレのおっさんを受け入れてもらえるとは思えずただただ恋々。

昨日の昼下がり、カーテン越しに動くシルエットに気付いたので窓外を見やると、少し離れた場所に黒猫がいた。私が住んでいる地域では野良猫がほとんどいないので、猫をリアルで見かける事は少ないのだが、稀にこうしてボロアパートの傍まで猫がやってくる。黒猫ともなると更に稀である、というか初めてだ。私が窓越しに見つめていると、その黒猫はこちらを一瞥した後、私の手招きなど意に介さぬ様子で歩き去ってしまった。比較的小さくて若い個体に思われたが、野良猫だったら冬は越せないだろうし、ご近所さんの飼い猫かも知れない。この辺が気に入って巡回コースにでも加えてもらえると、また見かける事があるかもしれない。動物好きでありながら、動物と触れる機会が皆無に等しい私にとって、猫は割合馴染み深い存在ではあるが、実際にこの手で触れたのはン十年前を最後に無かったと思う。街まで出向けば猫カフェがいくつかあるらしいのだが、私の様に露骨に不審者然としたアラホーのおっさんが、その様なサレオツな場に一人で乗り込むのはほぼほぼ無理である。豆腐メンタルがもたない。しかし、タヒぬ前に一度くらい、猫を抱きかかえて撫で撫でするくらいの経験はしてみたい。さぞかし至福な事だろう。